広田さくら vs つぼ原人
【GAEA JAPAN】広田さくら vs つぼ原人 2003年2月11日 東京・後楽園ホール
大津市で平成23年10月に市立中2年の男子生徒=当時(13)=が自殺したのはいじめが原因だったとして、男子生徒の遺族が元同級生や市などに損害賠償を求めた訴訟で、大津地裁が遺族と市に和解を勧告したことが28日、市への取材で分かった。市側は勧告を受け入れる方針で、遺族側が合意すれば和解が成立する見通し。
大津市によると、勧告された和解内容は、いじめと自殺との因果関係や、市側に過失と賠償責任があることを認め、市側が遺族に対し自殺を防げなかったことを謝罪。市側は和解金を支払い、いじめ再発防止の取り組みを続けていくとした内容。早ければ開会中の議会最終日に和解内容を議案として提出、議会承認を得て勧告を受け入れる考え。
訴訟は24年2月、男子生徒の遺族がいじめたとされる元同級生と保護者、市に7720万円の損害賠償を求めて提起した。市側は当初、全面的に争う姿勢を示したが、同年7月に自殺の原因究明を目指して第三者調査委員会を設置。「いじめが自殺の直接的な要因となった」とする第三者委の調査報告を受け、25年2月の口頭弁論で正式に和解を申し入れた。
遺族と市側の和解が成立しても、元同級生側を相手取った部分の訴訟は続くとみられる。