■セレナード第11番
モーツァルトの管楽合奏のためのセレナードは3曲が存在し、いずれもハルモニー(Harmonie)または
ハルモニームジーク(Harmoniemusik)と呼ばれる管楽合奏のために書かれている。
ハルモニームジークは当時ウィーンで流行しており、室内や屋外でのさまざまな機会に演奏され、親し
まれていた。1782年に神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世がウィーンの宮廷に管楽八重奏団を常設すると、
貴族たちもこぞって管楽八重奏団を抱えるようになり、いっそう盛んになった。モーツァルトが3曲の
セレナードを作曲したのもウィーン時代のことである。
この曲は1781年10月に作曲された。初稿はクラリネット、ホルン、ファゴット各2の六重奏であったが、
翌1782年7月にモーツァルト自身によってオーボエ2本が追加された。この他、さらにイングリッシュ・
ホルン2本を加えた稿も存在する。(ウィキペディアより)
●11番の第2楽章が,このメヌエットだ。管楽器のまろやかな音がとけ合って心地いい。
なお,セレナード「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は,弦楽合奏あるいは弦楽四重奏にコントラバスを
加えた弦楽五重奏で演奏される。
●川で遊ぶ2人の男の子のそばで,2羽のカモが人を怖がらずにくつろいでいた。のどかな風景だ。