例えば海外旅行の荷物について。私の初めての海外旅行は過去にも書いたようにヨーロッパへのパッケージツアーでの短期語学研修だったわけですが、その際には旅行会社の添乗員の方や学校の先生方から"持っていった方が良い"と言われた物を、わけもわらず揃えて持っていったものです。
機内への持ち込み手荷物の中には航空機内で過ごすためのスリッパや初日に荷物が着かなかった時の為の1日分程度の着替えなど、それなりに"なるほど"と思わせられた品々。受託手荷物は姉から借りた70リットルのバックパックに着替え類の他、薦められた小袋に入った洗濯洗剤、一通りの常備薬などなど様々な物資が入っていました。
そして、その荷物、全てを使ったわけではありません。実際に使ったものは荷物の1/4にも満たないでしょう。
その後、自分自身が旅を続けるうちに、機内ではスリッパを取り出すよりも靴を脱いで裸足で過ごす事にしてスリッパは削除、洗濯は体を洗う石鹸で代用するので洗剤も削除、常備は外傷用の品物が増えた代わりに経った物もあってどんどんコンパクトに、着替えも実際に使う物だけとなり、最後は、例え2~3ヶ月の期間に及ぶ旅であっても24リットルのショルダーバッグが私の荷物の全てとなっていきました。
知識や情報と実体験との関係は、時には、こういう関係にあると思います。
初めての海外旅行に向かう私に機内で履くスリッパを薦めてくれた方々は、それらの品物が非常に便利と感じたのでしょうし、実際、あれば便利な場面というのはあると思います。一方、自分の生活習慣では普段からスリッパなど履かないですから、その方の経験が必ずしも自分に生きるとは限らないわけです。
旅して仕入れる新しい知識もあるでしょうが、事前に知識として仕入れた物を自分にあてはめて実体験の中で必要な物と必要でない物を取捨選択していくという側面もあるという事です。
私が初めて海外に出かけた頃とは違って、今はインターネット等、情報源は多岐にわたって存在します。それらの情報から"便利なもの""持っていくべきもの"を揃えていくと、膨大な荷物を背負い込む事になるのは間違いないでしょう。旅する度に、そんな事を繰り返していたら荷物も自分の感性もどんどん肥満の一途を辿ってしまいます。情報が多く存在する今の時代には、むしろ実体験に基いて知識を削除していくという事の方が重要であるかもしれませんね。
皆さんの持っている知識や情報は多分、だから、知識や情報として一度自分の一部となったものの中の自分にとっての贅肉を実体験という砥石で削ぎ落とし、研ぎ澄まされてより切れ味を増した自分を得ようではありませんか。
機内への持ち込み手荷物の中には航空機内で過ごすためのスリッパや初日に荷物が着かなかった時の為の1日分程度の着替えなど、それなりに"なるほど"と思わせられた品々。受託手荷物は姉から借りた70リットルのバックパックに着替え類の他、薦められた小袋に入った洗濯洗剤、一通りの常備薬などなど様々な物資が入っていました。
そして、その荷物、全てを使ったわけではありません。実際に使ったものは荷物の1/4にも満たないでしょう。
その後、自分自身が旅を続けるうちに、機内ではスリッパを取り出すよりも靴を脱いで裸足で過ごす事にしてスリッパは削除、洗濯は体を洗う石鹸で代用するので洗剤も削除、常備は外傷用の品物が増えた代わりに経った物もあってどんどんコンパクトに、着替えも実際に使う物だけとなり、最後は、例え2~3ヶ月の期間に及ぶ旅であっても24リットルのショルダーバッグが私の荷物の全てとなっていきました。
知識や情報と実体験との関係は、時には、こういう関係にあると思います。
初めての海外旅行に向かう私に機内で履くスリッパを薦めてくれた方々は、それらの品物が非常に便利と感じたのでしょうし、実際、あれば便利な場面というのはあると思います。一方、自分の生活習慣では普段からスリッパなど履かないですから、その方の経験が必ずしも自分に生きるとは限らないわけです。
旅して仕入れる新しい知識もあるでしょうが、事前に知識として仕入れた物を自分にあてはめて実体験の中で必要な物と必要でない物を取捨選択していくという側面もあるという事です。
私が初めて海外に出かけた頃とは違って、今はインターネット等、情報源は多岐にわたって存在します。それらの情報から"便利なもの""持っていくべきもの"を揃えていくと、膨大な荷物を背負い込む事になるのは間違いないでしょう。旅する度に、そんな事を繰り返していたら荷物も自分の感性もどんどん肥満の一途を辿ってしまいます。情報が多く存在する今の時代には、むしろ実体験に基いて知識を削除していくという事の方が重要であるかもしれませんね。
皆さんの持っている知識や情報は多分、だから、知識や情報として一度自分の一部となったものの中の自分にとっての贅肉を実体験という砥石で削ぎ落とし、研ぎ澄まされてより切れ味を増した自分を得ようではありませんか。
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