旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

究極の旅

2007年07月20日 | 旅行一般
昨日は"旅の座談会"でした。ご参加いただいた皆さんありがとうございました。私がもくろんでいた形とは少し違うものになりましたが。それなりに楽しんでいただけたのであれば幸いです。またそのうち機会を作りますので、ご参加ください。

今回、座談会で話題としてとりあげようと考えていて、結局やめた話題をここで。

"究極の旅"という事について。皆さんはどんな旅を思い浮かべるでしょうか。豪華客船世界一周などを思い浮かべる人はまだまだ"旅のウンチク"の読み込みが足りませんね。それは"究極の旅行"の一つかもしれませんが、究極の旅とは呼べないと思います。

私が若い頃から"これこそ究極"と考えている架空の旅。多分実現不可能ですが、それは....。

ある、日常生活のヒトコマ。例えばこうやってブログの記事を書いている瞬間に突然、何人かの人間がなだれ込んできて、身の回りの品だけを持たされて拘束されます。そして、目隠しをされてそのまま輸送機へ。12時間後、パラシュートを着けてドアから放り出されるというのが究極の旅。

パスポートも持たずにどこかに到着した自分は入国審査を通っていないので"不法入国"、身分を証明するパスポートもなく、そういったツールが何もない状態、ただ一人の人間であるという事だけでスタートして、どこまで旅をできるのかというのが私の思い描く"究極の旅"なのです。

自分が日本人である事や、日本での立場、あるいはライダーとしての自分、そういった自分をある程度規定しているカラをある日突然全て失ってみる事を考えると想像するだけで恍惚としてしまうのですが、そんな旅はできないものでしょうかね。

明日どころか今日も見えない位の旅。それこそが究極の旅。


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1 コメント

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Unknown (ハヤ)
2007-07-21 17:38:41
どうも。
面白いアイデアですが、ピョンヤンだけは避けたいな。
そういえば以前、鴨緑江の船から水に飛び込んで北朝鮮に渡り、日本に帰ってきて芸能界入りを表明した女性が居ましたが、彼女こそ本物の旅をした人かも....

先が全く見えない旅....インドなんてそんな感じでしょうか? だから根強いファンが多いのかもしれません。
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