いつも基本的に役に立たない事ばかりを書いているのでたまには役に立ちそうな、私のあまり好きでない”How To”的話題。
航空券がeチケットになっていつの間にか何年も経ちました。最初の頃は私が送ったeチケットレシートのプリントアウトを”こんなので本当に乗れるのか”と不安になって、出発前日、成田に前泊している事を利用して航空会社のカウンターへ確認に行ったという事を後で告白したお客様もおられた位、不審がられたものですが、今はすっかり定着した感があります。
航空保険料追加料金や燃料サーチャージなど、イカガワシイとしか言いようのないシステムがどんどん導入されていく航空業界に合ってeチケットだけは本当に革命的に旅行者の利便を向上させたとも言えますし、旅行会社の利便も向上させてくれました。以前は航空券を紛失したら大変な損害でしたし、私も長旅の際は復路の航空券の保管に頭を悩ませたものです、今はeチケットレシートを紛失しても航空機に搭乗できないということはありませんし、心配ならコピーを何部でも作成する事ができます。
今はeチケットレシートをプリントしてご郵送という事もほとんどなくなり、eメールでお送りすることが一般的ですが、時々ご質問を受けるのは、何を持っていけばよいのかという事です。
実のところ、原則としてeチケットレシートは無くても飛行機に搭乗することはできます。本来は最低限、予約番号とeチケット番号は必要と言われていますが、ほぼ全ての航空会社の予約システムは皆さんが利用する(かもしれない)Web予約とは少しシステムが違って予約番号が無くてもお名前で予約記録を呼び出すことができます。そして、予約記録には予約番号、eチケット番号両方が入っているわけですから、それを使って搭乗券を発行できます。
つまり、たとえばあなたの友人がハワイに行く航空券を予約していて、その便名、出発時間、そして友人のフルネームがわかっていたら、友人より先に空港へ行って、カウンターで友人に成りすまして搭乗券をゲット!という事も構造的には可能です。とはいえ、こんな簡単な不正はもちろん防ぐ方法が講じられています。
お名前だけで予約記録は呼び出せるわけですから、カウンターに来た人が間違いなく本人であることを厳密にチェックする必要があります。その手がかりがパスポートです。パスポートには例外なく顔写真が添付されていますので本人確認も行えるわけです。旅行会社に航空券を予約した際にしつこいほど”お名前の確認を”を言われたとしたら、それはこういう理由なので、パスポート記載のローマ字と航空便の予約のお名前の綴りが完全一致しているかどうかだけはくれぐれも慎重に確認しましょう。
特に最近は日本のパスポートはヘボン式以外での取得が可能となったので、サトウさんがSATOではなくSATOHでパスポートを取得されていたりする場合、とても注意が必要です。こういう場合は旅行会社や航空会社に予約するときには毎回"H"を付けているという事を必ず強調してください。日本から出国する際は航空会社の職員もほぼ全員日本人なので、SATOとSATOHが同じサトウである事を理解して搭乗させてくれるかもしれません(たいていはさせてくれません)が、乗継便や帰国便の手続きを海外で行う際は、SATOとSATOHを同じとはまず理解してくれません。こういう面倒を避けるために、これからパスポートを新規で申請される方は、パスポートの申請はやはりヘボン式で行っておいた方が無難だとも思います。
次回はもう少しeチケットについて掘り下げます。
航空券がeチケットになっていつの間にか何年も経ちました。最初の頃は私が送ったeチケットレシートのプリントアウトを”こんなので本当に乗れるのか”と不安になって、出発前日、成田に前泊している事を利用して航空会社のカウンターへ確認に行ったという事を後で告白したお客様もおられた位、不審がられたものですが、今はすっかり定着した感があります。
航空保険料追加料金や燃料サーチャージなど、イカガワシイとしか言いようのないシステムがどんどん導入されていく航空業界に合ってeチケットだけは本当に革命的に旅行者の利便を向上させたとも言えますし、旅行会社の利便も向上させてくれました。以前は航空券を紛失したら大変な損害でしたし、私も長旅の際は復路の航空券の保管に頭を悩ませたものです、今はeチケットレシートを紛失しても航空機に搭乗できないということはありませんし、心配ならコピーを何部でも作成する事ができます。
今はeチケットレシートをプリントしてご郵送という事もほとんどなくなり、eメールでお送りすることが一般的ですが、時々ご質問を受けるのは、何を持っていけばよいのかという事です。
実のところ、原則としてeチケットレシートは無くても飛行機に搭乗することはできます。本来は最低限、予約番号とeチケット番号は必要と言われていますが、ほぼ全ての航空会社の予約システムは皆さんが利用する(かもしれない)Web予約とは少しシステムが違って予約番号が無くてもお名前で予約記録を呼び出すことができます。そして、予約記録には予約番号、eチケット番号両方が入っているわけですから、それを使って搭乗券を発行できます。
つまり、たとえばあなたの友人がハワイに行く航空券を予約していて、その便名、出発時間、そして友人のフルネームがわかっていたら、友人より先に空港へ行って、カウンターで友人に成りすまして搭乗券をゲット!という事も構造的には可能です。とはいえ、こんな簡単な不正はもちろん防ぐ方法が講じられています。
お名前だけで予約記録は呼び出せるわけですから、カウンターに来た人が間違いなく本人であることを厳密にチェックする必要があります。その手がかりがパスポートです。パスポートには例外なく顔写真が添付されていますので本人確認も行えるわけです。旅行会社に航空券を予約した際にしつこいほど”お名前の確認を”を言われたとしたら、それはこういう理由なので、パスポート記載のローマ字と航空便の予約のお名前の綴りが完全一致しているかどうかだけはくれぐれも慎重に確認しましょう。
特に最近は日本のパスポートはヘボン式以外での取得が可能となったので、サトウさんがSATOではなくSATOHでパスポートを取得されていたりする場合、とても注意が必要です。こういう場合は旅行会社や航空会社に予約するときには毎回"H"を付けているという事を必ず強調してください。日本から出国する際は航空会社の職員もほぼ全員日本人なので、SATOとSATOHが同じサトウである事を理解して搭乗させてくれるかもしれません(たいていはさせてくれません)が、乗継便や帰国便の手続きを海外で行う際は、SATOとSATOHを同じとはまず理解してくれません。こういう面倒を避けるために、これからパスポートを新規で申請される方は、パスポートの申請はやはりヘボン式で行っておいた方が無難だとも思います。
次回はもう少しeチケットについて掘り下げます。
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