旅のウンチク

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煮たまご

2016年01月03日 | ライフスタイル
 私のいくつもの”趣味”の中の一つに料理があります。以前、”パンを焼く”を書いたことがありますが、そういう日常的な食事の準備とは全く別に、突然、なぜか作りたくなるものがあります。

 食べたくなるわけではなくて作りたくなるのですから、やっぱり”食べるのが趣味”ではなくて”料理が趣味”と言ってしまってよいのだと思います。

 新年第一弾の”突然作りたくなった料理”は”煮たまご”。

 煮たまごは私にとって特に好きな料理ではありませんもちろん、嫌いではありませんが。多分、今までの人生で数回しか食べたことがない料理。ラーメン屋さんで口にしたことがきっかけで何度か作ってみたことがある程度。初めてラーメン屋さんで口にしたときはしっかり味が染みているのに黄身が半熟である事に驚かされました。”どうやって煮込んだんだ?”ととても不思議に思って調べてみたら、ゆでタマゴを漬け込むだけである事を知って”煮たまごと呼ぶのに煮ないんだ!”と驚いたものです。

 昨年末に冷凍庫に残っていた豚ロースブロックを大根と合わせて煮ものにしたときに、その煮汁が煮たまごのタレと似ているなと思ったことがずっと頭に残っていたようで、本日突然”そうだ、煮たまご作ろう”となったわけです。

 料理としてはとてもシンプルですが、多分、煮たまごの一番難しいところはタマゴの殻をむく事。半熟よりもっと弱めの茹で具合で、白身も一部まだ固まっていない位のタマゴが煮たまごには一番おいしい茹で具合。その茹で具合だと乱暴に殻をむくとタマゴが崩れてしまいます。それに油断していると余熱で火が通り過ぎてしまうので時間を見てすぐに冷やすのもポイントです。
 
 殻がむけやすい茹で方をする必要があるので、今回はタマゴに画鋲で小さな穴をあけてからゆでることにしました。ゆで時間は6分。すぐに冷やせるように氷水を用意して料理開始です。

 タマゴを茹でている間にタレを用意します。200ccの水に昆布で出汁をとって、酒、しょうゆ、みりんを大匙4ずつ投入、一度煮立てて冷ましておきます。冷ますには先ほどの氷水も使えます。

 タマゴが茹ったら氷水で冷やしてから、殻を人差し指の爪で”でこピン”の要領で弾いてヒビを入れていきます。まな板やシンクの角など、固いもので叩くとタマゴの身にまでヒビが入ってしまうので注意が必要です。まんべんなくヒビを入れたら一度氷水に戻してヒビから水を侵入させます。これで殻は随分むけやすくなります。

 殻をむいたらタレにつけて冷蔵庫へ。食べ終わったジャムの瓶が活躍します。明日辺りから味が染みて食べごろになります。今日のところは眺めるだけで我慢。


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