旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

一粒で三度美味しい旅

2004年11月30日 | 旅行一般
最近、新しいバイクツアーを開始するためにいろいろ打ち合わせをしているイタリアのビジネスパートナーが管理しているWEBサイトに非常に気が利いた文章があったのでご紹介。

■原文■
My Grandmother always used to say that you will do your journeys at least three times. The first time with your fantasy: dreaming, reading, researching, planning. The second time you actually do it: in some cases it is a magnificent improvement on your dreams and sometimes less so. The third time and all the times after that when you re-live it with the person you travelled with or with your friends and family looking at your pictures and looking at the maps

 大体の意味は・・・・。
 私のおばあちゃんがいつも私に言っていた事。それは、人は少なくとも3回旅をする事になるという事だ。まず、第一の旅は空想して、夢見て、読んで、調べて、計画をたてる旅。第二の旅は現実にそれを実行する旅。それは時には最初に夢見たことを大きく上回る事もあれば時にはそれほどでもないこともある。そして第三の旅。旅を終えた後は一緒に旅した友人や、あなたの旅の写真や地図を見ている友人、家族などと共にもう一度その旅を思い起こすことである。
 という雰囲気でしょうか。

 経過を楽しむでも少し書かせていただいたのですが、旅の楽しみというのは旅に出ようと思い立った瞬間から始まっているものです。

 自分の行き先について、どうやって交通機関を利用し、どこに泊まり、どこで食事をするかといった“How to”だけではなく、歴史や文化を調べたり、そこへいった事のある人の話を聞いたり、そこへ行った人の書いた書物を見るといった準備もしておけば、同じ期間、同じ場所に行ってもきっとより多くの事を感じる事ができると思いますし、旅を振り返ってみたときにもより多くのものが自分の心に残っていると思うのです。ガイドブックだけがあなたの旅をガイドしてくれるわけではないのです。せっかく高いお金を払って旅に出るわけですからより心に残る旅をしたいではありませんか。

そういう事なので、年末年始に旅行をご予定の方はいまから頑張って読書です?

まだ申し込んでない人は急いで申し込みましょう。

 今回はおばあちゃんのお言葉をじっくり味わっていただきたいので短文にて失礼。

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