オフロードファンライドとセルフツーリングで企画者である私の考え方を表現してみたのですが、ここではオフロードファンライドの魅力とその楽しみ方について皆さんにお伝えできればと考えています。
オフロードファンライドのコースやガイドの構成について常に私が気を配っている要素はクロスカントリー・ライディングという要素です。最近のオフロードバイク雑誌などを見ていると、走ることを楽しみたいならモトクロスコース、林道ではゆっくり景色を楽しみながら走って温泉と名物料理的なワンパターンな発想の記事ばかりが目を引いて、林道ツーリングの先にあるクロスカントリー・ライディングというスポーツがすっかり忘れ去られた存在に思えてきます。
私自身もオフロード・ライダーの端くれで、もちろんモトクロスコースを走ったりもします。モトクロスコースの管理されたコース内でピンポイントなテクニックで遊ぶのももちろん楽しいし、同じ箇所を何度も通過できるので少しずつ早く走れるようになったりするのが確認できるメリットもあります。
クロスカントリーライディングにおいては同じところを通過する事がないため、常に自分の目で見て判断して走破していく事になります。
コースを記憶して一つのセクションに対して準備してから侵入できるモトクロスコースと絶対的に違う部分がここにあります。次々と現れ、変化していく目の前の状況に注意を払い、判断して、それにあわせたライディングをする能力が問われるわけです。
次々と現れる”新しい”状況を判断し、それに適応するライディングを楽しむ事こそ、モトクロスコースなどのクローズドコースでは味わえないクロスカントリーライディングならではの楽しみなのです。
”自然”は人間ほど優しくはありません。ブラインドコーナーを曲がったその先に避け切れない深い沼が待ち受けている事もありますし、直線を140km/hで走行中に突然フロントタイヤが入り込むほどの深い穴が現れる事もあります。私は添乗員として同行する際、皆さんの後方を走行している事が多いのですが、皆さんのバイクの挙動が乱れるのを見て初めて障害物に気がつく事も多いのです。
”先行車がいなかったらどうなっていただろう?”
と思うときも結構ありますよ。
私が現地でガイドをお願いしているライダーは皆、それなりの実力のあるライダーです。リーダーガイドは後続車にホコリを浴びせるようなゆっくりしたペースでは走行しません。走りだしてしまえば後は皆さんそれぞれの経験とテクニックで判断し、走行する事を楽しんでください。
ちなみにリーダーガイドに食い下がって走る必要はありません。自分の判断が間に合う速度、それが自分のペースです。
多くのツアーで使用しているDRZ400のダートでの最高速度はおそらく160km/h前後。最近、DRZ400になってさすがに全開にする事は少なくなりましたが以前のDR350SEは速い人たちは全開走行(130km/h弱)する事も多かったのが私どもが扱っているオフロードファンライド。皆さんの今までの全経験、全能力を発揮してへとへとになるまで走ってもらいますよ!
もちろん、そこまでスピードを出せない人も問題なく参加できます。そのために1日の走行ペースを抑えたり、難易度を抑えるのではなく、走行距離を抑えています。
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オフロードファンライドに参加するにあたって添乗員である私からの皆さんへの4つのアドバイス。
その1
日本では味わえないようなハイスピードな場面が多々あります。たいていの場合路面状況も良く、見通しも聞く区間ですが、ここから減速する際に高速道路から降りた直後の一般道のような幻惑された状態に陥りやすいのが日本人ライダーの特徴。障害物を発見して減速しているのは判るのですが、不十分な減速で突入するケースを多く見かけます。
私が提案しているのは、ツアー前半では、減速を行う際、スピードメーターを見ながら減速することです。2~3日も走ると、このハイスピードからの減速にも慣れてきます。
その2
先行車、後続車に惑わされずに自分のペースを守ること。自分のペースとは、自分が目で見てから行動するまでに間に合うペースの事です。先行車が自分のペースより遅い場合は安全な箇所で抜いてください。後続車が自分のペースより速い場合は道を譲ってください。自分の”位置”を走る事により、ホコリを浴びたりする事もなくなります。
その3
止まりたいと思ったときは止まって大丈夫。例えば写真を撮りたいときなどは自由に停車してください。
その4
無理は禁物。自分が通過できないセクションは無理する必要はありません。バックアップガイドはそのために存在しています。
オフロードファンライドのコースやガイドの構成について常に私が気を配っている要素はクロスカントリー・ライディングという要素です。最近のオフロードバイク雑誌などを見ていると、走ることを楽しみたいならモトクロスコース、林道ではゆっくり景色を楽しみながら走って温泉と名物料理的なワンパターンな発想の記事ばかりが目を引いて、林道ツーリングの先にあるクロスカントリー・ライディングというスポーツがすっかり忘れ去られた存在に思えてきます。
私自身もオフロード・ライダーの端くれで、もちろんモトクロスコースを走ったりもします。モトクロスコースの管理されたコース内でピンポイントなテクニックで遊ぶのももちろん楽しいし、同じ箇所を何度も通過できるので少しずつ早く走れるようになったりするのが確認できるメリットもあります。
クロスカントリーライディングにおいては同じところを通過する事がないため、常に自分の目で見て判断して走破していく事になります。
コースを記憶して一つのセクションに対して準備してから侵入できるモトクロスコースと絶対的に違う部分がここにあります。次々と現れ、変化していく目の前の状況に注意を払い、判断して、それにあわせたライディングをする能力が問われるわけです。
次々と現れる”新しい”状況を判断し、それに適応するライディングを楽しむ事こそ、モトクロスコースなどのクローズドコースでは味わえないクロスカントリーライディングならではの楽しみなのです。
”自然”は人間ほど優しくはありません。ブラインドコーナーを曲がったその先に避け切れない深い沼が待ち受けている事もありますし、直線を140km/hで走行中に突然フロントタイヤが入り込むほどの深い穴が現れる事もあります。私は添乗員として同行する際、皆さんの後方を走行している事が多いのですが、皆さんのバイクの挙動が乱れるのを見て初めて障害物に気がつく事も多いのです。
”先行車がいなかったらどうなっていただろう?”
と思うときも結構ありますよ。
私が現地でガイドをお願いしているライダーは皆、それなりの実力のあるライダーです。リーダーガイドは後続車にホコリを浴びせるようなゆっくりしたペースでは走行しません。走りだしてしまえば後は皆さんそれぞれの経験とテクニックで判断し、走行する事を楽しんでください。
ちなみにリーダーガイドに食い下がって走る必要はありません。自分の判断が間に合う速度、それが自分のペースです。
多くのツアーで使用しているDRZ400のダートでの最高速度はおそらく160km/h前後。最近、DRZ400になってさすがに全開にする事は少なくなりましたが以前のDR350SEは速い人たちは全開走行(130km/h弱)する事も多かったのが私どもが扱っているオフロードファンライド。皆さんの今までの全経験、全能力を発揮してへとへとになるまで走ってもらいますよ!
もちろん、そこまでスピードを出せない人も問題なく参加できます。そのために1日の走行ペースを抑えたり、難易度を抑えるのではなく、走行距離を抑えています。
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オフロードファンライドに参加するにあたって添乗員である私からの皆さんへの4つのアドバイス。
その1
日本では味わえないようなハイスピードな場面が多々あります。たいていの場合路面状況も良く、見通しも聞く区間ですが、ここから減速する際に高速道路から降りた直後の一般道のような幻惑された状態に陥りやすいのが日本人ライダーの特徴。障害物を発見して減速しているのは判るのですが、不十分な減速で突入するケースを多く見かけます。
私が提案しているのは、ツアー前半では、減速を行う際、スピードメーターを見ながら減速することです。2~3日も走ると、このハイスピードからの減速にも慣れてきます。
その2
先行車、後続車に惑わされずに自分のペースを守ること。自分のペースとは、自分が目で見てから行動するまでに間に合うペースの事です。先行車が自分のペースより遅い場合は安全な箇所で抜いてください。後続車が自分のペースより速い場合は道を譲ってください。自分の”位置”を走る事により、ホコリを浴びたりする事もなくなります。
その3
止まりたいと思ったときは止まって大丈夫。例えば写真を撮りたいときなどは自由に停車してください。
その4
無理は禁物。自分が通過できないセクションは無理する必要はありません。バックアップガイドはそのために存在しています。
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