同時多発テロ発生以来、ニュース番組を見る機会が多くなったのは私だけではないでしょう。それともそろそろ皆さん飽きてきた頃でしょうか。・・私もちょっと飽きてきましたが。
マスコミの力は偉大なもので、影響力は強大。日本からの海外への渡航者は激減、沖縄への旅行者も激減しています。そんな力を持ったマスコミの方々は自分が凶器を手にして仕事をしていることを充分に理解して正確な情報を伝えて欲しいものです。
最近気が付いたのは、いつのまにか”タリバン政権”がテロを働いた事になっていませんか?確か、一番最初は”ビン・ラディン氏率いるアルカイーダが”だったはずですが・・・・。
客観的事実としてアルカイーダ=タリバンではありません。もしかするとアルカイーダ≒タリバンかもしれませんが。
そういえば、9月11日以降、事あるごとに”アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう”と呼びかけるビン・ラディン氏の映像がテレビに登場しますが、私はいまだ、あのインタビュー全部を放映したテレビ番組を見た事がありません。あの日本語訳が正しいかどうか、私にはわかりませんが、そうだとしても、全部が放映されない限りいろんな想像が可能です。たとえば・・・。
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。ナ~ンチャッテ」
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。なんて考える過激な連中も出てくるかもしれないので、我々は注意しなければならない。」
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。なんて言っている連中もいるけど、私はそうは思わない。あくまで相手は兵士である。」
要は、前後を省略されているから、何の判断材料にもなりません。ちなみにマスコミの方々で、全部見た事ある人はいるんですかね。
タリバンの人権を無視した政権ぶりも、最近取りざたされていますが、これも???です。報道されている内容は事実かもしれませんが、現在アメリカ軍にバックアップされて右往左往している”北部同盟”はタリバン前の政権時代にもっと激しい人権無視を行っただけでなく、内ゲバで何人もの民衆を殺害し、多くの地雷を設置し、その悪政はタリバンを完全に上回るという意見があるのも一方での事実。そのあたりは全然報道されていないので、悪の敵=善という非常に危険な単純図式でいつのまにか正義の味方の軍隊になっているように感じます。これはかなりヤバイ報道ですね。片方の事実だけを報道するのは大きな誤解を生み、更なる混乱を招くだけだと思いますが。やるなら、両方の事実を報道して欲しい。
まったくもって不思議なのは、日本からはNGOやなんかでアフガニスタンに関っている人たちが沢山いるはずです。つまりタリバン政権と現地でいろんなやり取りした人や、オマル氏と会ったことがある人、ジャーナリストでもビン・ラディン氏と会ったことがある人、結構いるはずです。その人たち、出てきた事ないですよね。いっぱい言いたい事があると思いますよ。
でも、なぜかマスコミ報道に出てくる人はなーんにも知らない政府の方々や、タレント上がりの国会議員だったり、日本でアフガニスタン問題を考えている学者だったり、軍事評論家だったりなんですね。アフガニスタン側の声はアルジャジーラテレビからしか聞こえてこないし、それも日本のマスコミが放映する段階では上に書いたみたいにどうとでも解釈できる”ブツ切り”になったものだけ。
結局報道機関の社会的役割なんか二の次で、とりあえず戦争エンターテイメントで視聴率を稼ぎたいだけなんですね。
****************************************************************
P.S.
・炭そ菌
米国での炭そ菌事件の死者は9月11日から約2ヶ月で4名だったと思いますが、同じ時期、同じ期間での米国内での”感冒”での死者数を知りたい。・・・と思いませんか?そのあたり、報道されれば炭そ菌がどのくらい危険でどのくらい安全か良くわかりそうな気がします。
マスコミの力は偉大なもので、影響力は強大。日本からの海外への渡航者は激減、沖縄への旅行者も激減しています。そんな力を持ったマスコミの方々は自分が凶器を手にして仕事をしていることを充分に理解して正確な情報を伝えて欲しいものです。
最近気が付いたのは、いつのまにか”タリバン政権”がテロを働いた事になっていませんか?確か、一番最初は”ビン・ラディン氏率いるアルカイーダが”だったはずですが・・・・。
客観的事実としてアルカイーダ=タリバンではありません。もしかするとアルカイーダ≒タリバンかもしれませんが。
そういえば、9月11日以降、事あるごとに”アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう”と呼びかけるビン・ラディン氏の映像がテレビに登場しますが、私はいまだ、あのインタビュー全部を放映したテレビ番組を見た事がありません。あの日本語訳が正しいかどうか、私にはわかりませんが、そうだとしても、全部が放映されない限りいろんな想像が可能です。たとえば・・・。
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。ナ~ンチャッテ」
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。なんて考える過激な連中も出てくるかもしれないので、我々は注意しなければならない。」
「アメリカ政府に税金を払っているだけであるか、兵士としてアメリカ政府のために戦っているかに関らずアメリカ人を見かけたらテロを働こう。なんて言っている連中もいるけど、私はそうは思わない。あくまで相手は兵士である。」
要は、前後を省略されているから、何の判断材料にもなりません。ちなみにマスコミの方々で、全部見た事ある人はいるんですかね。
タリバンの人権を無視した政権ぶりも、最近取りざたされていますが、これも???です。報道されている内容は事実かもしれませんが、現在アメリカ軍にバックアップされて右往左往している”北部同盟”はタリバン前の政権時代にもっと激しい人権無視を行っただけでなく、内ゲバで何人もの民衆を殺害し、多くの地雷を設置し、その悪政はタリバンを完全に上回るという意見があるのも一方での事実。そのあたりは全然報道されていないので、悪の敵=善という非常に危険な単純図式でいつのまにか正義の味方の軍隊になっているように感じます。これはかなりヤバイ報道ですね。片方の事実だけを報道するのは大きな誤解を生み、更なる混乱を招くだけだと思いますが。やるなら、両方の事実を報道して欲しい。
まったくもって不思議なのは、日本からはNGOやなんかでアフガニスタンに関っている人たちが沢山いるはずです。つまりタリバン政権と現地でいろんなやり取りした人や、オマル氏と会ったことがある人、ジャーナリストでもビン・ラディン氏と会ったことがある人、結構いるはずです。その人たち、出てきた事ないですよね。いっぱい言いたい事があると思いますよ。
でも、なぜかマスコミ報道に出てくる人はなーんにも知らない政府の方々や、タレント上がりの国会議員だったり、日本でアフガニスタン問題を考えている学者だったり、軍事評論家だったりなんですね。アフガニスタン側の声はアルジャジーラテレビからしか聞こえてこないし、それも日本のマスコミが放映する段階では上に書いたみたいにどうとでも解釈できる”ブツ切り”になったものだけ。
結局報道機関の社会的役割なんか二の次で、とりあえず戦争エンターテイメントで視聴率を稼ぎたいだけなんですね。
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P.S.
・炭そ菌
米国での炭そ菌事件の死者は9月11日から約2ヶ月で4名だったと思いますが、同じ時期、同じ期間での米国内での”感冒”での死者数を知りたい。・・・と思いませんか?そのあたり、報道されれば炭そ菌がどのくらい危険でどのくらい安全か良くわかりそうな気がします。
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