星新一さんのショートショートに時々、”レッテル”というテーマのものがあるのですが(題名失念)、どうも人間を洗脳するうえでは”レッテル”とか"キーワード”は便利なもののようです。
前にも書きましたが、”個性"なんていうキーワードはその際たるもので、私は”個性のない人間"なんて存在しないと思うのでなんでこの言葉が若者の心を捉えて離さないのかよく判りませんが、どうやら個性を手に入れるために躍起になった結果、"少し道徳観念から外れているけれど、重大犯罪として取り締まられたりしない程度の服装や行動”が"個性”と混同されているのを見るにつけ、そろそろこの個性という事に対する信仰をやめた方が良いのではないかと思わざるを得ません。
”個性”とか、そんなくだらない宣伝文句に踊らされているヒマがあるなら、旅に飛び出せ・・・・お申し込みはE&Gで”と声を大にして言いたいのですが、まあ、それだとこの文章が終わってしまうのでもう少し続けましょう。
こういった不思議極まりないキーワードは、沢山の人の心を大きく動かすためにちりばめられたもので、なんとなくわかる気がするだけに実態がないのに多くの人の感心を呼び起こします。これも前にも触れた事がありますが、”生きる意味を考える”などというキーワードも同じですね。そんなもの必要なのかどうかはなはだ疑問であり、且つ考えてわかったからといってどうなるものでもないのですが、なんとなく高尚に聞こえるから危険です。
もう少し身近な話題では"年金未納議員”なんてどうでしょう?”年金未納議員”というキーワードが用いられた事により、"未納議員”は問題視されましたが、”集金不足職員”つまり、年金の入金管理をちゃんとやっていなかった社会保険庁の職員はまったく問題にされませんでした。本来の問題はこちらにあるでしょう。実際、例えば民間企業の従業員であれだけ長年にわたって、アレだけ多くの取引先から売掛金の回収ができていなかったら大きな問題になりませんか?実は年金未納議員は年金需給の段階では”被害者”となる(需給資格の問題で受給額が減少する)のであって、彼らにとっても”ちゃんと集金してよ”という話のような気がします。
”イラクの大量破壊兵器”これはどうでしょう?そんなもの結局存在しなかったのですが、このキーワードに則って沢山の人命が失われました。そして、不思議な事にこのキーワードが存在するために”イラクには大量破壊兵器はなかった”という厳然たる事実が明るみに出た今になっても”まだどこかに隠しているのではないか”などと感じてしまうのは私だけでしょうか?
今、うろ覚えなのですが、こういった”キーワード”を使って人身をコントロールする方法論というのが実際に存在していたように思います。そういう意味で言えば今の世の中はテレビ、ラジオ、インターネットなど、キーワードを頭に叩き込むには誠に多くの道具が存在していて、”コレでもか”と我々の頭の中に浸透してきます。当たり前のように頭の中に染み込んでいるキーワードをもう一度本当にそれが必要なものなのかどうか、あるいは正しいものなのかどうかを考えるのが”個性について”考えたり”生きる意味”について考えたりすることよりも大切なことだと思います。
・・・・・さて、私はこれから、旅行の申し込みはどうしてもE&Gでやらないとならなくなるようなキーワードを捜し求めてみることにします。・・・・
前にも書きましたが、”個性"なんていうキーワードはその際たるもので、私は”個性のない人間"なんて存在しないと思うのでなんでこの言葉が若者の心を捉えて離さないのかよく判りませんが、どうやら個性を手に入れるために躍起になった結果、"少し道徳観念から外れているけれど、重大犯罪として取り締まられたりしない程度の服装や行動”が"個性”と混同されているのを見るにつけ、そろそろこの個性という事に対する信仰をやめた方が良いのではないかと思わざるを得ません。
”個性”とか、そんなくだらない宣伝文句に踊らされているヒマがあるなら、旅に飛び出せ・・・・お申し込みはE&Gで”と声を大にして言いたいのですが、まあ、それだとこの文章が終わってしまうのでもう少し続けましょう。
こういった不思議極まりないキーワードは、沢山の人の心を大きく動かすためにちりばめられたもので、なんとなくわかる気がするだけに実態がないのに多くの人の感心を呼び起こします。これも前にも触れた事がありますが、”生きる意味を考える”などというキーワードも同じですね。そんなもの必要なのかどうかはなはだ疑問であり、且つ考えてわかったからといってどうなるものでもないのですが、なんとなく高尚に聞こえるから危険です。
もう少し身近な話題では"年金未納議員”なんてどうでしょう?”年金未納議員”というキーワードが用いられた事により、"未納議員”は問題視されましたが、”集金不足職員”つまり、年金の入金管理をちゃんとやっていなかった社会保険庁の職員はまったく問題にされませんでした。本来の問題はこちらにあるでしょう。実際、例えば民間企業の従業員であれだけ長年にわたって、アレだけ多くの取引先から売掛金の回収ができていなかったら大きな問題になりませんか?実は年金未納議員は年金需給の段階では”被害者”となる(需給資格の問題で受給額が減少する)のであって、彼らにとっても”ちゃんと集金してよ”という話のような気がします。
”イラクの大量破壊兵器”これはどうでしょう?そんなもの結局存在しなかったのですが、このキーワードに則って沢山の人命が失われました。そして、不思議な事にこのキーワードが存在するために”イラクには大量破壊兵器はなかった”という厳然たる事実が明るみに出た今になっても”まだどこかに隠しているのではないか”などと感じてしまうのは私だけでしょうか?
今、うろ覚えなのですが、こういった”キーワード”を使って人身をコントロールする方法論というのが実際に存在していたように思います。そういう意味で言えば今の世の中はテレビ、ラジオ、インターネットなど、キーワードを頭に叩き込むには誠に多くの道具が存在していて、”コレでもか”と我々の頭の中に浸透してきます。当たり前のように頭の中に染み込んでいるキーワードをもう一度本当にそれが必要なものなのかどうか、あるいは正しいものなのかどうかを考えるのが”個性について”考えたり”生きる意味”について考えたりすることよりも大切なことだと思います。
・・・・・さて、私はこれから、旅行の申し込みはどうしてもE&Gでやらないとならなくなるようなキーワードを捜し求めてみることにします。・・・・
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