大阪では橋本新知事による歳出削減案で、連日新聞、テレビがにぎわっています。
1100億円を削減するとのことで、私も何度か利用した施設や、子どもや青少年が関わる施設でも閉鎖や補助金削減・打ち切り案があがり、署名運動などがおこっています。
実は大阪だけでなく、滋賀県も400億円の財源不足が予想され(滋賀プラスワン11月号より)、財政も厳しくなり、様々な予算が削られています。
環境や教育に関わる予算も例外でなく、環境学習支援センターの移転に始まり、昨年まで実施していた環境学習の事業もことごとく事業廃止となっています。
嘉田知事がその立ち上げに関わった琵琶湖博物館でも、4月から展示交流員(インタープリター)がいるコーナーが3箇所休止となりました。(子ども達に人気のディスカバリールームは大丈夫でした)
琵琶湖博物館のひとつの売りが展示交流員で、来館者と展示をつなぐ大切な人たちだったのですが、来館者が体験をしながら、博物館の思いを伝えていく場が少なくなり残念です。
琵琶湖博物館は、来館者が展示と展示交流員を通して琵琶湖のことを楽しみながら知ったり、学習したり、はしかけさんなどのボランティア活動の場、そして琵琶湖の研究の中心として、滋賀の誇れる博物館であると思います。
予算は少なくなり、難しい点もあるのでしょうが、誇れる博物館であって欲しいのです。
私の仕事でも厳しい状況でもあります。
しかし、厳しいからといって、黙ってじっとしている分けにはいきません。
・お金がなければ、違う所から引っ張ってくる。
・少ないお金をうまく回す方法を考える。工夫する。
・価値をあげる。社会へ訴える。
お金がないことを新たな価値の創造やチャンスへと変える良い機会としていかなければと思います。
ちなみに、琵琶博では4月29日から企画展「ファーブルにまなぶ」が開催されます。
面白そうです。こちらも期待しています。
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