八(はち)に拘るエコグリーン石井光暢のブログ

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緊迫の北朝鮮情勢について考える

2017年09月11日 | monolog

北朝鮮の瀬戸際外交が止まらない。

もはや、瀬戸際外交ではなく、とうにレッド

ラインは超えているのかもしれない。

会社の従業員の安全を守るのが私の最も重要な仕

事なので、そのような観点から私なりに現状を分

析して、将来予測をしてみる。

  最終目的 ワーストシナリオ
北朝鮮 核保有国としてアメリカから承認されること。現体制維持の保証(アメリカから)。 アメリカからの武装攻撃による国家消滅
アメリカ 北朝鮮の完全非核化 武装攻撃による在韓在日米軍への被害
韓国 北朝鮮の完全非核化。現体制の崩壊。 戦争状態になること
日本 北朝鮮の完全非核化 在日米軍基地などへの攻撃
中国 北朝鮮の完全非核化。西側諸国との緩衝地帯としての北朝鮮の存続。 北朝鮮の消滅
ロシア 北朝鮮の完全非核化。西側諸国との緩衝地帯としての北朝鮮の存続。 北朝鮮の消滅

日中韓のワーストシナリオには続きがあり、北朝

鮮からの大量難民の受け入れによって経済と治

安が悪化することが予想される。

これらのことから考えるに戦争したい国はどこも

ない
 ということになり、外交交渉による平和的

解決(核の放棄と体制維持保証)が落としどころ

なのは間違いがないのだが、キムさんを怯えさせ

ているのはリビアのガダフィ大佐が大量破壊兵器

の放棄と引き換えに体制維持の保証を得ていたに

もかかわらず、アメリカによる空爆を受け斬首さ

れた事例があるために「アメリカは信用ならん」

ということになっているようだ。

そこで、中国、ロシアがアメリカとの仲介役に

なって六カ国協議を復活させることが最も現実的

で短期的ではあるが解決策の一つだと考える。

しかしながら、六カ国協議を再開したところで北

朝鮮は核は放棄しないので時間の経過とともに完

全なる核保有国となってしまうだろう。 

あわせて一番心配なのは、現在国連で議論されて

いる石油輸出の禁止が決議されたとすると、それ

が戦争のトリガーになることは間違いがない。 

今まで唯一の後ろ盾であった中国も最近の北朝鮮の

暴虐ぶりには辟易としているので、本音としてはキム

さんに変わり中国の意のままに操れる国家元首に変わ

ってもらいたいと願っているに違いない。 

ということで、北朝鮮を除く当事者たちの意見で唯一

一致している点は「キムさんの退場」である。

これ以上の憶測は陰謀論的になってしまうのでやめて

おくが、

「短期的には外交的解決で戦争を回避する」

「石油の輸出制裁は行わない」

「習近平がキムさんに会って説得する」

ということが関係六カ国の国益にかなうと思うので

すが、短絡的でしょうか。

習近平は会いたくないでしょうけど。。。

 

直近は国連の制裁決議に注目です。