第1週を終えたNFLだが、順当に勝ったチームもあればアップセットを
くらったチームもあり、また期待に応えた選手、期待を裏切った選手、期待以上の
活躍をした選手・チームなどまだ1週が終わっただけだが、本当にNFLはエキサイティング
である。
week1の中でも私が注目していたのが、バッカニアーズ対タイタンズであった。
理由は前回のドラフト1巡1位のジェイミスウィンストン(バッカニアーズ)と1巡2位
のマーカスマリオタ(タイタンズ)の対戦だったからである。
NFLのドラフト1巡1位指名は何ヶ月も前から、スカウトが色んな角度で選手を評価し
決定されるのだが、その決定要素にはパーソナリティも含まれることは以前、ブログ内
で紹介した通りである。
バッカニアーズは素行に少々に難があっても、NFL向きとされていたウィンストンの指名に
踏み切った。
そして、タイタンズは1巡2位指名権を保有していたが、QB(マリオタ)ではなく他のポジション
の補強を図るのではないかとの予想に反し、マリオタを1巡2位で指名した。
それは、彼の勤勉性(work ethicという表現が使われます)が高く評価されてのものだったようだ。
そして、注目の直接対決の結果は42対14でタイタンズの圧勝。
マリオタは16回投げ13回成功、4TDパスに対しウィンストンは33回投16回成功に留まり、かつ
NFLで初めて投げたパスをPIC6(インターセプトリターンTD)されるというオマケまでつけてしまった。
タイタンズはマリオタにあわせたオフェンスシステム、ハイテンポなスプレッドオフェンスを展開し、
マリオタもミスは多少あったものの全体的にはグレートな出来だった。
(実況が何度も「accurately」とマリオタを表していた)
たった1戦が終わっただけでウィンストンが良いとか悪いの話は気が早い。しかも、RGⅢのようにルーキオブザイヤー
に輝いても今はカット寸前になるほど、我々の想像を絶する競争原理が働いている世界がNFLという世界なのである。
シングルエンティティとレベニューシェアを徹底し、リーグとしてのマーケティングポリシーを確立しているNFL。
NFLには企業経営にも様々なヒントが隠れているようだ。
話は逸れたが、私はマリオタが好きです。 それでも逸れてるか。。