日本の株式市場はよく「行き過ぎた投資家保護」と言われるが、それには背景があると個人的には感じています。
ガキの頃、親から言われたことで記憶に残っている言葉があります。
「子供がお金の話なんかするんじゃない!」
お金の話は禁忌とされてきた日本。特に古い人間ほど見栄っ張りの意地っ張りなので、投資よりも貯蓄どころか、「宵越しの金は持たない」のが美徳とされてきた(特にウチの父親)ように感じています。
そんな日本人とは違い、欧米の方は家庭によっては小さいときからお金の勉強をしっかりとしているし、そのような環境が社会に備わっているのではないでしょうか。
何が言いたいかというと日本版SPAC導入は個人的には賛成なのですが、ファイナンス教育をしっかりと子供たちにやらないと海外から揶揄される「行き過ぎた投資家保護」からの脱却はできないし、全ての施策は付け焼き刃的になるのではないでしょうか。
全てにおいてガラパゴス化してしまった日本社会を少しずつでも、動かすためにやるべきことは山積ですね。(グローバル化が必ずしも全ての解ではないですが)
「日本版SPAC」検討進むか 識者に聞く:日本経済新聞