こんばんわ。
最近条件を違えてコロンビアを焙煎した時の香味の違いについて考えてみました。
まずはデータから。
こちらはガス圧を0.6Hpaから始めたもの
No.146
こちらはガス圧を0.8Hpaから始めたもの
No.150
違いとしては
1.ガス圧の変化
146は蒸らしの段階で豆が着色しだしたらガス圧を上げている。
150は着色が進んで1ハゼの途中でガス圧を上げている。
2.しわ伸び
146はしわ伸びが1ハゼと2ハゼの間
150はしわ伸びが1ハゼの前
3.焙煎時間
146は22分49秒
150は25分40秒
4.ダンパーの開閉
146は50%に開けたのが着色が始まって直ぐに。
150は50%がかなり着色が進んで1ハゼの少し前。
同等な点は
1.1ハゼは両方とも221度で始まる。
2.仕上がりの焙煎度はどちらもフルシティ。
3.外気温はどちらも27度、湿度は65%前後。
グラフ
No.146

No.150
グラフではダンパーの開閉の違いが見て取れる。
結果として
1.香味
146は甘みとコクがとても良く出ている 評価:☆☆☆☆☆
150は変な渋みが出ていて後味が悪い 評価:☆☆☆
考察
1.おいしさの違いは火力とダンパーの開閉時期にあると思われる。
おいしいお米をたくコツは始めチョロチョロ中パッパと言うが、今回のNo.150は中パッパが遅すぎたと思う。
2.No.150は一ハゼの途中で火力アップをしているが、蒸らし後に豆の内部で化学変化が急激に進むと思われるその時に、全体的に熱量が不足し旨みが十分に出ない豆も有ったと思われる。
3.No.150はダンパーの開閉具合も遅いので、ドラム内部の燃焼ガスが外に排出されず、燻り臭が豆に着いてしまった為渋みが発生しているのではないかと思われる。
課題としては、蒸らしの時間を見極めて火力、ダンパーを早めに開けて行く事がおいしいコーヒーを焙煎するコツの様に思われるので今後の焙煎に生かしていきたい。
てな感じで、今回はお堅いレポートの様な表現でまとめてみました。
それではまた。