Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

サイクロン大改造

2017-02-26 19:13:13 | 焙煎機
こんばんわ。

昨日に引き続きサイクロンの改造を書いてみようと思います。
ただし、まだ仮復旧ですので電気系はむき出しのままです。

変更点は
1.シロッコファンのモーターをインバーターで90回転から1600回転まで制御出来るようにした。
2.サイクロンへの吸い込みがスムーズになる様にダンパーを改造した。
3.(制御盤を作り直す予定)

ではまず全景から。

アッ。ノーラが入ってしまいました。

これが全景です。
右側の背の高いのがサイクロンです。


サイクロンのみです。
制御盤は以前の電圧制御からインバーター制御に換えた関係でこの大きさには収まらず、現在図面作成中です。


サイクロンダンパーとシロッコファンです。


シロッコファンです。
ヤフオクで購入したナショナル製のシロッコファンのモーターを取り外し、オリエンタルモーターの「M206-401」を取り付けてあります。
また、モーターの台座は凸凹が有ったのでアルミの切り出しに交換しました。


モーターの制御ユニットです。
最初のテスト焙煎はスピードを80%から始めた所、180度のドラム温度が1分で130度まで一気に下がってしまったので慌てて50%まで下げました。
今まで2回の焙煎では、もう少しスピードを下げた方が良さそうだと思っています。


そして改造後の初テストで使った豆です。
クロップが新旧入り混じっているんでしょうか、全体的に白っぽいのから深緑まで混在した豆で、テスト用に使うにはポイントが掴みづらい豆でした。


こんな感じで焙煎できました。
見た目でも煎りムラが有るのが分ります。


計算上では、以前のCB55B3のシロッコファンの風量は最低のレベルでも0.5m3/min程度であったのが、このシロッコファンに換えたら単純計算で0.2m3/min程度まで調整が出来る様になり余裕をもって制御できます。

後は何回かテスト焙煎をして適正値を出せば自分好みの珈琲が出来るのかなー。

オッと。外でノーラが「飯はまだかー!」と言っていますので今日はこの辺で。

香味とサイクロンの考察

2017-02-25 19:11:56 | 焙煎機
こんばんわ。

やっとサイクロンの改造が一段落しました。

今日はサイクロンが香味に及ぼす影響を考えてみたいと思います。

まず今までのデータを自分なりに分析するに当たりデータを数値化することが大事と考え焙煎度と排気の香りと形状を下の様にしました。

<<焙煎度>>
みどり  = 1
白    = 2
ライト  = 3
シナモン = 4
ミディアム = 5
ハイ   = 6
シティ  = 7
フルシティ = 8
フレンチ = 9
イタリアン = 10

<<香り>>
青臭   = 1
やや青臭 = 2
香ばしい = 3
香り変化 = 4
強い香り = 5
焦げ臭い = 6

<<形状>>
緩む  = 1
湯気  = 2
縮む  = 3
膨らむ = 4
シワ伸び = 5
更に伸び = 6

この数値化を元にサイクロンの無い状態とサイクロンの有る状態のグラフを作成しました。
まずはサイクロンの無い焙煎グラフ





次にサイクロン有りでシロッコファンがDB55B4の焙煎グラフ





もう一つサイクロン有りでシロッコファンがCB55B3の焙煎グラフ






<<グラフから読み取れるポイント>>
ABのサイクロン無しの焙煎はグラフの焙煎度、香り、形状が(若干時間経過に対し同じ状態がみられつつも)共に階段状に上がっている。

CDはサイクロン(シロッコファンはDB55B4)をつけた状態の焙煎だが、特に香りの変化が時間軸に対し「香ばしい」の状態から変わらず横ばいが続いている。

EFのグラフもサイクロンをつけた状態の焙煎だがシロッコファンが弱いもの(CB55B3)に変更されている。この場合は時間軸に対し「形状」の変化が縮むの状態から変わらずに横ばいの状態が長く続いている。

<<考察>>
1.CDEF共に変化が無く横ばいの状態を焙煎過程で見ると、蒸らしが終わって焼きに移行する状態である。
2.豆自体の表面的に見える焙煎度(焼き色)は進んでいても中身の化学変化が進まない状態と考えられる。
3.化学変化が進まないとは、外から加えられる熱エネルギーが弱く化学反応が進まないと解釈できる。
4.この事からサイクロンの能力が強い場合には、蒸らしが終わった状態でガス圧を上げ、より高カロリーの熱を与えるか、サイクロンの能力を更に下げるかする事で適正な化学反応の促進が可能になると思われる。

<<課題>>
1.現状はシロッコファンのモーターをインバーターで90回転から1600回転まで制御出来るものに換えて2回の焙煎を行ったが、回転数の適正値を求めるのに後数回のテストが必要だろう。
2.その場合、シロッコファンの直下に付けたダンパーは出来るだけ開放にして適正値を出さないと、チャフの分離が進まない事も考慮する必要がある。



長々と書いてしまいましたが、やっと通常の焙煎が出来そうでホッとしています。
後は冷却機を作りかけでほったらかしにしてあるので、そちらの仕上げですかね。

まだまだ冬の夜長は続きそうですが、草花の芽も膨らんできているし春までには何とかなるかな。

それではまた。

只今改造中に付き

2017-02-22 11:22:07 | 焙煎機
こんにちは。
只今サイクロンを大改造中に付きブログは小休止中でございます。
読者の方々には多大なるご迷惑
ご心配をおかけしている事をココおからお詫び申し上げます。

文章硬いな〜。
とにかく改造の事で頭が一杯で・・・

なんとかあと数日で組み立てが出来そうです。
またレポートしますね。

焙煎機 排出口改造

2017-02-01 08:45:05 | 焙煎機
こんにちは。

今日は冷却機の制作に伴い、本体側の仕様変更で排出口の改造をしました。

理由としては
1.冷却機の高さが排出口の高さに依存している。
2.その為冷却機の撹拌槽が浅く、珈琲がこぼれ落ちてしまう。
こんな訳です。

今回取り付けた排出口です。


そして今までのもの。


あまり変わり映えしませんが、排出口自体の出っ張りを短くして有ります。
実際には数ミリですが上がっています。

これ以上の改造は難しいので、高さを稼ぐために本体に下駄を履かせようかと考えています。
15ミリ程度のものを底面に取り付ければ何とかなりそうです。

後は冷却機の制作ですが6割程度の進捗状況です。
まだまだ先は長そうですね。

それから、この前焙煎したコロンビアスプレモですが、甘みとコクが出てサイクロンの無い時のの香味にほぼ戻りました。
もう少しデータ取りは必要ですが。

これでやっと一安心です。

今週末は違う珈琲でも焙煎してみようかな。

それではまた。