Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

サイクロン実測

2017-04-15 00:03:18 | 焙煎機
こんばんわ。

焙煎が思うように行かず悩んでいましたが、何となく「熱量不足=サイクロンの排気が強すぎる」と言うことは感じていました。

色々と勘だけでテストを繰り返しても時間が掛かるだけだと思い「えいやぁ!」でこれを買ってしまいました。







この風量計を使って実際の風量を測定してみるとこんな感じです。


1.サイクロンを外した状態で、本体のシロッコファンを稼働させ、本体ダンパーを開閉した時の各風量を測定します。
2.本体ダンパーを閉じた状態の風量を基準にして、ダンパーを開けた時の各風量を差し引いてドラムから実際に排出されている風量を算出します。
3.サイクロンを接続し、本体ダンパーを全開、本体シロッコファンを閉じた状態で2の実際に排出されている風量に見合う回転数を出します。

このデータからすると、今までのサイクロンの回転数が若干高め=風量が多い状態で蒸らしをしていて、焼く段階では更に風量が多い事からサイクロンの風量オーバーで熱が逃げてしまい、結果として熱量不足が起きていた様ですね。

最近の焙煎機の傾向として、ダンパーでは無くサイクロンの回転数を変動させて風量調整をしているメーカーも有る様なので早速明日にでも上の回転数で焙煎してみようと思います。

これでたぶんあの甘みとコクが戻って来そうです。

なんかワクワクしますね。

それではまた。

金属板曲げ機

2017-04-13 21:32:10 | 焙煎機
こんばんわ。

今日は焙煎機のドラム等の円柱を制作する治具を作りました。

とは言っても、新しい焙煎機を作る訳では無いんですが。

まぁ。こんな物です。



手前の木の台座に黒いパイプを通した物がそれです。

後ろに有るのがパンチングのステンレス板を巻いた物です。


実は、今まで金属の平板を巻くのに手曲げでやってまして・・・(^^ゞ
当然凸凹な訳で。

実際に直近で使うのは、冷却機の円柱部分をと思っています。

そろそろ重い腰を上げて冷却機を仕上げないと。

香味も何となく問題点がわかって来たし、そろそろ美味い珈琲が飲みたいものです。

さぁて、やるかー。

考察 香味評価と温度の相関関係

2017-04-07 10:42:43 | 珈琲焙煎
こんにちわ。

松本は桜の開花はまだ先の様ですが、モクレンや梅の花が良い香りを運んでくれる様になりました。

桜と言えば累積温度が600度を超えると開花するとニュースで言ってましたが、それでピーン!と来た訳です。
と、言うのは、珈琲の香味と焙煎温度には何か相関関係が有って、標準的にこの値を出していれば問題の無い安定した香味になるのではないかと模索していたんですが・・・

焙煎の累積温度を時間で割って平均を出し、評価を分布させた所こんな分布図が出来ました。

X軸が平均温度でY軸が香味評価です。

このグラフから考えられるのは
1.185度から205度までの評価は比較的高く4から5
2.185度以下の温度では温度が下がる毎に評価も下がっている

まだデータ数が少なく断定はできませんが、桜と同じで見頃飲み頃は累積温度が関係している様です。

この結果を実際の焙煎にどの様に結びつけて行くかはまだ具体的にこれと言ったものは有りませんが、なるべく

「焼き始めから焼き終わりまで長時間かけて尚且つドラム内温度も上げる事」

の様に見えます。

しかし、このやり方だと温度と時間は拮抗するものなので成り立たない・・・

ここに係わってくる来るのが本体ダンパーの操作なので、その辺で解決の糸口が有りそうな気がしています。


今日の夜にタンザニアを焙煎する予定なので、この辺を考えながらやってみたいと思います。


それではまた。