Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

タンザニア キゴマ 焙煎結果

2018-01-18 10:11:50 | 珈琲焙煎
こんにちは。

以前から変えていたプロファイルでとうとうタンザニアに挑戦してみました。
昔のプロファイルで渋みが出てしまい、途方に暮れて悩んでいた事が有ったので慎重に焙煎してみました。

で、結果から言いますと『合格』です。

これが焙煎表です。



今回はフルシティで仕上げてみました。


もうひとつ。焙煎後の選別では貝殻豆がとても多く出ました。

不良の選別では地域毎の特色が良く出ると思います。

香味
苦味:4
酸味:0
甘み:4
コク:3
香り:3

渋みは有りません。
焙煎二日目で「うん!?」と言った若干の気配は感じましたが、それ以降は順調に香味が来ています。

ただし、以前にも書きましたが、今回のプロファイルは時間経過で香味に問題が出ます。

1.6~7日目で苦味が増し、甘みとコクが減少する。
   消費が早ければ良いのですが、最近は一回の焙煎で10日ほど持ってしまうのでちょっと困ります。
2.香味で「強烈に旨い」と言った焙煎が出来ない。
   短時間で焙煎する分、熱による化学変化が行き渡らないのでしょうね。きっと。

この問題は悩みます。
珈琲によってはこの様な問題が出ないのかもしれませんが・・・

少し休憩して考えます。

それではまた。

新プロファイルのテスト

2018-01-04 20:18:57 | 珈琲焙煎
開けましておめでとうございます。
今年も、前年同様細々と更新をして行きますので、宜しくお願いします。

さて、去年から数回新しいプロファイルを試していて、香味もしっかりとして来たので、そのレポートなんぞを書いてみようと思います。

まず、以前のプロファイルですが、ガス圧を極力下げてダンパーも閉じ気味で、長時間焙煎を心掛けて来ました。
値としては、

180度で投入
ガス圧 : 0.4~0.5
ダンパー : 0.2~0.25
ミディアム以降
ガス圧 : 0.6~0.7
ダンパー : 0.3~0.8で変動

このプロファイルはフルシティで焼き上げるまでに30分程度かかります。


新しいプロファイルですが、
180度で投入
ガス圧 : 0.8~0.9
ダンパー : 0.3
ミディアム以降
ガス圧 : 0.5~0.6
ダンパー : 0.4~0.8

このプロファイルはフルシティで焼き上げるのに20分程度です。
旧プロファイルとの違いは、
「水抜きで火力と風を大量に送り急激に乾燥させ、焙煎に入ってからは火力を下げゆっくりと焼き上げる。」
と言った感じです。

このプロファイルのグラフです。

No198
ブラジルNo2 #17-18
フルシティ
香味は、軽い苦みとあっさり目の甘みとコクが出ています。


No201
ブラジルNo2 #17-18
フルシティ
香味はNo198と同様ですが、若干軽い感じがします。香ばしい香りが出ています。


No199
コロンビア スプレモ
フルシティ
香味は、酸味が無く苦みもさほど無く甘みとコクが特に際立って出ています。


No200
コロンビア スプレモ
シティ
香味は、さわやかな酸味と軽い苦み、甘みとコクがあまり感じられず、雑味が出ています。


No200はシティで焙煎を止めた所雑味が出てしまったので、2日後にダブル焙煎で

ガス圧0.8
ダンパー0.5
7分10秒間
フルシティとフレンチの中間程度で焼き止め

この後香味は劇的に改善し、甘みとコクが出て雑味が一切消えました。


以前のプロファイルと比べ
1.焙煎後の香味変化が早く、7日目で苦みが増して甘みとコクが減衰する。
   (旧プロファイルは9日目で変化した。)
2.ミディアム以降の焙煎度の変化が早く、焼き止めの少しの差で香味が変わってしまう。
3.焙煎時の温度上昇等が安定している。(前回の改造に起因している面が大きい)

今回はブラジルとコロンビアでテストしてみましたが、昔タンザニアで苦労しているので、このプロファイルでタンザニアに通用する様なら標準のプロファイルにしようと思います。

と言う訳で、次回はタンザニアにトライしたいと思います。
前の様に渋みが出なければ良いが・・・

それではまた。