Eddiy's Cafe ---Original Roasting Style---

エディの珈琲自家焙煎日記
珈琲のおいしさの追求の日々。
自分なりに焙煎を通して感じた事を綴っています。

サイクロン その3

2016-11-26 23:36:37 | 焙煎機
こんばんわ。

今日はサイクロンの小改造の話。

この前の焙煎で豆の出来が悪く、とてもノッペラとした香味になってしまい、結果としてこんな改造をしました。



フカガワ製のダンパー(50パイ)をサイクロンの手前に付けて排気の調節をしようと思います。
これでモーターコントロールによる排気量の変更とダンパーでより細かな調節が出来そうです。

いつも生豆を買っている店の店主に焙煎機の相談をしたら、

「排気は生豆の投入量で最初に設定を変える以外焙煎中に変える事は無い。」

と言っていたので !! と来て、次回はダンパーを50%、モーターコントロールを25で、焙煎機本体のダンパーだけを使って焙煎をしてみようと思います。

ちなみに、この前のサイクロンを着けた2回の焙煎で、1回目より2回目の焙煎のほうが香味に深みが出てきました。
豆の種類は違いますが、水分の多い豆に関してはこの焙煎機で焙煎すると甘みとコクが豊かな様に感じます。
その特徴を最大限に生かせるようになればと思います。

今日は短いですがこの辺で。

サイクロン その2

2016-11-21 15:39:30 | 焙煎機
こんにちは。

今日はサイクロンの前に冬支度でストーブを入れました。


実は中古品ですが4,000円で買ってきました。
焙煎している後ろで使っているとほんわか暖かいです。
でも松本の真冬はこれでも寒いんだろーなー。

それとサイクロンに目盛を付けました。

こんな感じですが、CADで作った目盛をシール用紙に印刷して貼ってみました。

それで、今回の本題で、

試験運転中のサイクロンですが、テスト焙煎を2度してみて、今のままでは使えそうにないと思い改造をする事になりました。
と、言うのも珈琲の香味が飛んでしまって、この焙煎機の持ち味の甘みとコクが出ません。
まだ2回しか焙煎をしていないので早まった考えかもしれませんが、サイクロンの吸引力を最低まで落としてもサイクロン無しで焙煎した時の香味の半分も出ない気がします。

サイクロンの吸気口の前にダンパーを付けて空気の流入量を調整する必要が有りそうです。

またフカガワ製のダンパーのご厄介になりそうです。

結構焙煎機の風量調整って難しいですね。
焙煎機本体は何も考えずに部品をチョイスして組み上げたんですが、ある意味奇跡なのかもしれませんね。

さぁて。また年末にかけて忙しくなりそうだ。
そんな訳で冷却機はお預け状態ですね。

それではまた。

ホンジュラス with サイクロン

2016-11-12 09:56:02 | 珈琲焙煎
こんにちは。

今日はこの前紹介したサイクロンを使った焙煎のレポートです。

で、結果としては撃沈!
サイクロンの排気が強すぎて香味が抜けてしまいました。

まずは焙煎データです。


そしてグラフ


サイクロンが強くてドラム内温度が140度まで下がっています。(通常は150度程度)
蒸らしでは熱が抜けすぎる感じだったのでダンパーを1/8まで閉じました。

11分でダンパーを1/4まで開けると途端にドラム内温度が下がりました。

香味はフルシティで焙煎を止めて
苦み : 3
酸味 : 0
甘み : 2
コク : 3
香り : 3

サイクロンのない場合は、甘みとコクが1~2ポイント上がるはずなんですけどねぇ。
雑味が無く、抽出した時の珈琲の色も薄く中煎り以下の色で、平坦な当たり障りの無い香味になってしまいました。

次の焙煎ではサイクロンの排気をもう少し下げてみようと思います。

それで、肝心のサイクロンの性能ですが、この通り。

シルバースキンは良く取り除いてくれています。

ですが、気が付いたんですが、いくら排気のゴミを取り除いても豆の排出時に大量に冷却機にこぼれ出して結局ゴミ掃除をしなければならんのですね。

なんせ掃除が嫌いな性分でして(^_^;)

そんなわけでまた。

サイクロン

2016-11-05 21:56:37 | 焙煎機
こんばんわ。

やっとサイクロンが出来ました。
今まで焙煎をした後は決まって掃除をしていましたが、これで理論上はごみの心配はしなくても良くなりそうです。

全景はこんな感じです。


焙煎機本体のみを持ち運ぶのに便利な様にダクトは取り外しが可能です。

続いて上から。

サイクロン部とシロッコファン(黒い部分)です。ファンは日本電産サーボ製のDB55B4を使っています。


コントロール部です。電圧制御でシロッコファンのスピードをコントロールしています。


集塵部です。キャンプ用のステンレス鍋が余っていたのでそれを加工しました。下のつまみを回転させてステンレス鍋を取り外します。

これからサイクロンを付けた時と付けない時の温度上昇のデータ取りをして最適な回転数を出し、制御部に目盛りを作ろうと考えています。

まだまだ本格的に運用するには時間が掛かりそうですが・・・

自分の性格上「えいやぁ!」で使っちゃうかもしれませんが。

次はシロッコファンを使ったレポートが出来そうです。

それではまた。

ブラジル ピーベリーと1ヶ月間の雲隠れ(^^;)

2016-11-02 09:34:29 | 珈琲焙煎
こんにちわ。

大変ご無沙汰してました。
実はサイクロンの制作に熱が入ってブログを忘れていました。(^^;)
サイクロンは佳境に入って来てそろそろ仕上がる段階です。
報告はもう少し待って下さい。

ところで、この2週間ほど前に静岡の珈琲問屋で珍しい豆を購入しました。
ブラジルのピーベリーです。

でもびっくりしたのが大きさ!
小豆ほどしかないんですよ。

自分の焙煎機は安普請で隙間だらけなので、そこからこぼれ落ちるんじゃないかとヒヤヒヤしながら焙煎をしてみました。


こんな感じに焼きあがりました。
焙煎は順調に隙間からこぼれ落ちる事も無く終了しましたが、とても難しい豆でした。


一応、同じブラジルとの比較です。


結果としてこんな問題と課題が出ました。
1.ハゼの音が殆ど無い。
2.小さいので焙煎が早く進まないようガス圧管理が難しい。
3.焙煎ムラが出てしまう。


ハゼの音は工程の目安にしているのでハゼが聞こえないと不安でした。
サンプルとスプーンの豆のにらめっこが今回は激しかったです。
それと、焙煎途中の香りが他のブラジルとは違い若干酸っぱめの香りがずーっとしていて結構悩みました。
で、焙煎ムラはドラムフィンの問題なので手直しすれば何とかなりそうです。


焙煎ムラがあって香味もぼやけた感じだろうし失敗だったかなと思いつつ抽出してみましたが、

何とびっくり!!

とても甘くコクがありフルーティな香味まで出ています。
さすがピーベリー!

ちょっと立ち直れました。(^^)v

次回はサイクロンのレポートが出来ればと思っています。

それではまた。