江戸の粋 小物細工、指物師の技法を受継ぐ細工物の小粋な世界をご覧下さい。

江戸には沢山の職人が技を競っていました。その人達が技を磨くため、細工の極致を極めたのが小物細工です。

作品 「造り酒屋」

2012年03月09日 | 江戸小物細工 Selections

N子さんの「造り酒屋さん」が完成しました。

最も伝統的な作り方で丁寧に作ったので時間がかかりましたね。

造り酒屋の象徴である「杉玉」は麻の繊維を少しずつ刺していく大変根気のいる作業です。

苦労したかいがあってこれが伝統の「江戸小物細工」という作品が出来上がりました。

 拍手!!

 

このような材料から作品作りが始まります。

完成作品をご覧になった皆様はプラモデルのように部品があって

それを組み合わせて作ったものだと思われています。

製図を見ながら頭と手先を使って少しずつ作り上げていきます。

大変な分だけ完成した時の喜びはひとしおの感があります。

 

右側から見たところです。

 

後ろもきちんと仕上がっています。

 

井戸にはちゃんと滑車もついていて動きます。

 

中の見えないところまできちんと作ってあるのが〚江戸小物細工〛の特徴です。