謹んで自民党石原幹事長に御助言させていただきます。

もうマスメディア報道で、石原幹事長が言ったイタリア原発反対国民投票活動での「集団ヒステリー」発言はあっという間に波紋を呼んでいますね。

石原都知事が言えば「またか！」となるかもしれませんが、野党比較第一党の現職の幹事長の発言として結果的に有権者に反発を買うようであるなら、菅内閣を追い込むこの時期の発言としては正直、失言だったと言わざるを得ないでしょう。

いま大きく反原発に世論を創ろうとマスメディアを通じて躍起になっている民主党執行部は顔には出しませんが、「オウンゴール」と喜んでいるかもしれません。

言葉を武器にして戦う政治家ですから、ある程度は仕方ありません。

誠に僭越ながら、少なくとも私でしたら、

「イスラエルの科学者によれば、現在世界には反原発の集団ヒステリーがあるとの見識もありますが、たしかにそう見える側面もあるかもしれません・・・」という形で紹介して、あえて踏み込んだ自分の感想は控えるべきであったかもしれません。

さらに、返す刀で「現在日本国民は、原発の放射能汚染の恐怖に集団ショック症状になっているとも言えますが、ぜひマスメディアの皆様にはそれを煽るような原因となる報道は控えていただきたい。冷静な事実報道に努めていただきたい。」と言うべきでしたね。そう思います。

（現時点で私は石原幹事長のツイッターのフォロワーではございませんので・・・）

残念ですが、現在の日本には「マスメディア総がかりの言葉狩りに勝てる国会議員」はほとんどいません。

野党比較第一党の幹事長という立場上、パンチの効いた発言は常に求められますが、「いったい誰を敵に回して発言するのか」は慎重にお考えの上ご指摘ください。

誠に僭越ながら慎んで御助言申し上げます。