「世直し太郎」の政局斜め読み

偏向マスメディア報道の本質を直観力で読み解き、内外の話題を大胆に斬っていきます。とりわけ大中華帝国主義許すまじ!です。

自民党は政権奪取のために本気で民意を読んでいるのか?

2012年09月10日 | 衆参ねじれ国会問題
案の定、予想した通り自民党谷垣総裁は次期総裁選をあきらめました。私は賢明な判断だっと思います。

それにしても、正直申しましてこの谷垣総裁の勝負勘の無さは致命的で、民主党政権下で、よくここまで引っ張ったなと、谷垣氏を総裁の座に置き続けた自民党の限界も感じていました。

野党の立場で徹底に与党を追い込む

これができなければならないなはずなのに、あろうことか2009年の民意が求めてもいなかった消費税の増税法案を与党と一緒になって三党合意で成案させるという政権を延命させるに等しい暴挙に出ました。

最後は他の与党から出された消費税増税に反対する参院の問責決議に可決票を投じるという自己矛盾もはなはだしい判断を下し、結果的に延長国会で野田政権を解散に追い込めなった手腕では、今後中国共産党政府を相手にした外交場面では話になりません。

また今回の14日公示前の自民党総裁選も、候補者選びの段階で、すでに党利党略、旧態依然とした派閥力学が前面に出ていて、日本国民としては興ざめ、ドン引き状態ですね。

このままでは、野田政権が任期満了まで続いて、来年の衆参同時選挙という最悪のシナリオも現実味を帯びてきました。

やはり、政権奪取のために本気で民意を読んでいるとは思えませんし、職業政治家同士が集まって、国会の場で自己都合をぶつけ合っているようにしか思えないのです。

日本政治の限界を創っているのは、とりもなおさず自民党の実力の限界でもあるという自覚はあるのでしょうか?

「次の選挙のための顔選び」という短期的な発想は卒業して、主権国家としての「国難を乗り越える国家の顔選び」であるという堂々とした認識を持っていただきたいと思います。

僭越ながら、改めて指摘させていただきます。


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