中野笑理子のブログ

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読んだ本の行方

2017年07月13日 | 日記

本を買って読んで、読み終わったらその本はどこへ行くのだろう。
私の場合、どこへも行かずに家に置いております。
理由は、一度読んでもまたすぐに読みたくなってしまうから。
こんな時はあれを読もう、と常備薬のようになっている本も多数ある。
杉浦日向子さんの『百日紅』だったり、山口瞳さんのエッセイだったり、佐藤愛子さんの『私の遺言』だったり。他にもたくさんある。
一番古い常備薬本は『いやいやえん』。

最近入社してきた女子社員は、好きな作家の本は置いておくけれど、そうでない場合は人にあげるか捨ててしまうと言う。
一度売りに行ったけれど、あまりの安さにその手間が釣り合わなかったらしい。
買う時も好きな作家は新刊を本屋で買うけれど、読みたいが面白いかどうかわからない本はAmazonで古本を買うと言う。

そういう読み方もあるのだな、と思った。
若い独り暮らしの彼女は「それだと本も増えないので」と笑った。

そんな彼女がある作家の本を貸してくれ、読んだことのない作家の本だったので、素直に借りて読んだら面白かった。
お礼に読みたい本を尋ねたら、岩井志麻子さんの本が読みたいと言ったので、ちょうど読み終えた『現代百物語 不実』を貸してあげた。

マンガの話になり、明日は彼女の『臨死!!江古田ちゃん』と私の『ダーリンは無職、でも猫が好き』を交換することになりました。

こんな本の行き来も面白いものです。