人間の脳というのは、案外騙され易いそうです。
例えば悲しいことがあったり落ち込んでいるときでも、鏡に向かってにっこり笑ったり、ヤッター! とバンザイをしたりするだけでも気持ちが上向きになるらしい。
という以前読んだコラムを思い出したんです。
いや昨夜までは正直、も~これからどうすりゃいいのよ(オロオロ)、もしや私の人生詰みかけているのか(ドヨーン)、と後ろ向きのネガティブ思考でした。
でもね、朝起きて会社に行って笑顔で仕事しているうちに不思議となんとなく、なんとかなるんでねぇの? という気になってきたんです。
辛い時こそ笑おう、というのはこういうことなのかもしれません。
別に首から「介護人ふたりをかかえていっぱいいっぱいです」という札を下げて歩いている訳でなし、24時間絶え間なく疲れ続けている訳でなし(お風呂と寝ている間はしゃーわせ)、ご飯を食べれば美味しいし、面白いことがあれば笑えるし。
また、顔で笑って心で泣いていたとしてもいいと思うんです。
笑おうと思っても、どうにも笑えない時もあるわけで。
そんな時は、無理に笑わなくてもいいから声に出してある言葉を言えばいいのだ。
『にっこり』
これは夜廻り猫の遠藤平蔵さんに教えてもらいました。
にっこり。