日曜日、一週間遅れの父の三回忌法要にお寺へ行ったのですが、そこは周りにも大小いくつもの寺院が密集している地域で、いわゆる寺町。
お仏壇や仏具のお店も多く、またお客様の年齢層に対応してなのか、自然食品や漢方薬のお店も多い。
舗道もアスファルトよりも石畳が多い、コンビニやスーパーは見当たらない、ちょっとタイムスリップしたような町並みなのです。
法事を終えて食事に行ったお店もまた古く、祖父の代から三代に亘って通うお蕎麦屋さん。
創業は1902年だそうですが、お値段もお店の佇まいも決してお高くとまっていなくて、いつ行っても満員なのです。
けれどもそこは下町。
お店の人が言う前に客の方から相席を促して、見ず知らずの者同士が「こちらへどうぞ」「ありがとうございます」なんて会話が聞こえてきます。
そんなやりとりも味になっているお店。
こんな町やお店がこれからも長く続いて欲しい、と切に思ったのでありました。