中野笑理子のブログ

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赤い羽根

2017年10月02日 | 日記
朝、駅前でバスを降りて改札口までの間の道で共同募金を募る声が聞こえ、見ると雨の中、傘を差して箱を抱えた人がひとり、ふたりと、あちこちまばらに立っていらっしゃいました。
ボランティアなのか或いは地域の役員さんなのか、見たところ皆さんお年を召された方が多く、申し訳ないような気の毒なような気がして、歩きながら財布を出して僅かですが募金箱に入れました。
もらった赤い羽根をポケットに入れ、改札へ急ぎましたが、雨の中でもあり足を止めて募金する人はあまりいないようでした。

赤い羽根の裏側はシールになっていて、ペタリと貼るようになっています。
昔は羽根の根元が針になっていましたが、かなり前からかシールタイプに変わりました。
針だと危ないということでシールになったらしいのですが、シールだとすぐに剥がれてしまい、落としてしまいそうです。

こんなことを言うと、PTAのお母さん方から叱られるかもしれないけれど、赤い羽根だけでなく、何でもかんでも危険だ不衛生だと、先回りの安全安心を用意する昨今の風潮が窮屈というか、誤解を恐れずに言うと気持ち悪く思います。
子供は国の宝であるけれど、お子様と奉るのはおかしい。
電車の中でよく見る光景ですが、なぜ親が立って子供を座らせるのか、わかりません。
また反対に介護施設や病院で、高齢者に対してまるで年少の子供に話しかけるような物言いをすることもわからない。
無礼者ッ! と怒る方もいるそうですが、そりゃそうだ、と思います。

そんなことを家で話すと、まぁまぁそないに口をとんがらがしなさんな、といなされてしまいました。

赤い羽根ええやんか、可愛いらしいわ。
ーそ、そぉ?
ーいやぁ、それほどでも~。
アンタとちゃうデ、羽根が、やがな。