すっかりキレイになっちゃって

3連休の最終日、土日は終日介護でしたが、今日からまたデイサービスが始まったので夕方4時までの自由時間、3ヶ月ぶりにカットへ行くことができました。
梅田へ出たついでに紀伊国屋書店へ足を伸ばし、ついでに阪急古書のまちへも行ってみたのですが。

アラまぁ、すっかりキレイな白木造りのお洒落な店構えになってしまっているではないの！
こんなことになってしまって、賃料もお高くなっちゃうんじゃない？
それとも改装費すべて阪急持ちなんて、この世知辛いご時世にそんな甘い話があるのでしょうか？
イヤそのつまり、このキレイな外観のツケは古書の価格に上乗せされてですね、我々の支払う末端価格に反映する可能性を危惧している訳なのでございます。
パンがなければお菓子を食べればいいのよ、ではないけれど、店が払えないなら客に払わせればいいのよ、とデベロッパーが言ったかもしれない。

そんなことを思いながら歩いた古書のまちでしたが、明るいライトの下の白木が輝いて目が眩みそうです。
なんか幼なじみの友達が高慢ちきなおセレブになっちゃったような、彼は昔の彼ならずじゃないけれど、心の通い合っていた友達が急によそよそしく他人行儀になってしまったような気がして、今日は夏のように暑い日だったけれど、心の中を冷たい風が吹いて行ったのでした。
そして名前も今は阪急古書のまちではなく、うめ茶小路という名前になっておりまして。
確かに今の佇まいによくお似合いの名前ではあるな、とキレイで眩しいだけの何の風情もない通りを後にしたのでありました。