一目惚れしてしまったものの、その立派な価格におののいて買うことを躊躇していましたが、セールで再び運命的な出会いをして家にやって来た土鍋ちゃん。

愛情をかけて育てていこうと思います。
いよいよご活躍いただく季節となったので、恭しく取り出しました。
しかし土鍋の愛しくも手間のかかるところは、フライパンや金属の鍋のように取り出して洗ってすぐに使うことができないことです。
「調理に使う前に」と題された準備手順を大まかに説明すると、①使う前にお粥をのり状になるまで炊いて、②焦げつかないように木べらでかき混ぜながらさらに1時間炊いたらそのままフタをして24時間から48時間そのままにし、③どろどろになったお粥を捨ててから洗剤を使わずにスポンジでやさしく洗って水滴を拭って風通しのよいところに裏返しにして1日ほど置いて完全に乾燥させる、とあります。
そしていよいよ調理に使えるようになっても、①使用後は鍋が冷めたらすぐにお手入れをし、②焦げなどの汚れはぬるま湯を入れてふやかした後にタワシ等で軽くこすって取り、③鍋底はあまり洗わず、④洗った後は完全に乾燥させてから保管する、とあります。
こうして手間をかけた分、愛着が湧いてきて今後は一層愛しくなるのだろう(多分)と思われる土鍋ちゃん。
これはもう単に調理器具として使うというよりも、育てるという言い方の方が合っているのではないでしょうか。

愛情をかけて育てていこうと思います。