白梅

お金のやりくりも難しいけれど、時間のやりくりもまた難しい。
そして心のやりくりも。

急いで急いで走ってばかりいたら、「ちょっと止まってみなさいよ」と聞こえたわけではないけれど、香りに呼び止められた気がして立ち止まったら、白梅が満開だったのでした。



平常心を取り戻すことが出来ました。
白梅さん、ありがとう。

猫好きにはつらかった

誰が言ったか、2月22日は猫の日。
そんな今日、朝から悲しいニュースを見てしまいました。

猫を助けようとした男性が、倒れて意識不明の重体。
その後、男性も猫も死んでしまったと知り、なんともやるせない気持ちに。
猫もアッと思った時には体が動けなくなっていて、男性もまさか死んでしまうなんて思いもせずに助けようとしたんだろうなぁ。

俳優の大杉漣さんが亡くなられたニュースでも、最後のブログが飼い猫の写真とともに出ておられていて。
その猫ちゃんは出演された映画で共演し、情が移って引き取った猫ちゃんで。

猫好きにとっては、辛くてショックな一日でした。

買っちゃった！

信州での「囲炉裏端怪談」で怪異を起こしたという、そして塾生東野氏のブログにも取り上げられている、おしゃべりケロちゃん目覚まし時計、ポチってしまいました。

現在リハビリ入院中の母が実家へ帰ってきたら夜は実家に泊まることになるので、目覚まし時計は必須。
昨夜からどうしようかと迷っていましたが、買うならピンと来たものが良い。

普通にしゃべって起こしてくれるだけでも実用性がありますし、実家で怪談を書いている時にしゃべりだしてくれたら、実話怪談の勉強も出て来て一石二鳥！
新たな挑戦が出来る、かもしれない。

本当に何もないときにしゃべりだしたらどうしようというドキドキがないことはないですが、ちょっとワクワクしている自分もいます。

昔ながらの喫茶店

昼休み、いつもの喫茶店へ行き、いつもの席に座って煙草に火を点け新聞を取り出す。
サンドイッチとカフェオレのセットが来たら煙草を消して、新聞を読みながら食べる。
食べ終わると食後の一服をしながら文庫本を取り出して、朝の電車の中の続きを読む。
去年も今年もこの席で、てのひら怪談の投稿作を書いた。
塾の課題もここで書いていた。
この先も今の会社に勤めていて、この店がある限り、ここで作品を書くだろう。

隣の席では年配のサラリーマンがふたりサンドイッチを頬張りながら、お互いの病気話をしている。
ひとりが尿管結石の痛さを語ると、もうひとりは右腕が上がらなくなって先週病院で注射を打ってもらった時の痛さを話し、食後はふたり仲良く紫煙をくゆらせながら、健康の大切さについて語っている。

その間にも席はどんどん客で埋まり、客が座ったしりからフワリフワリと煙が立ち上る。
みんな紙煙草を吸っていて、電子タバコを吸っている客はいない。
テレビはオリンピックではなく他の番組で、画面は見えないけれど歌謡曲のブルーシャトーが流れていた。

マスターは一年中、白のワイシャツに黒いベストとズボン、蝶ネクタイというスタイルで、出前はマスターのお手製の木箱を下げて、自転車に乗って行っている。
辛子多めなどのリクエストにも応じてくれ、夏のカキ氷は美味しいけれど、量が多過ぎていつも完食することが出来ない。

店の入り口には沈丁花が植わっていて、もうじき甘い香りを漂わせることだろう。
昔ながらの喫茶店、入社して以来四半世紀、平日の休業を見たことがない。
そんな昔はどこにでもあったような店が今、とても貴重に思えて、マスターを少し尊敬している。

猫の草ではナイ

土日頑張り過ぎたせいか、月曜日から疲れ気味。
平日はなんとか12時までには寝ようと思っているけれど、土日はしたいことや、やらねばならぬことが多く、ついつい睡眠時間を削ることになってしまうのです。

夜は手間隙かけず体にやさしく温かいものが食べたいと思うと、やはり鍋になってしまうのですが、ちょっといつもと変えてみました。
湯豆腐に重曹を入れると、豆腐が溶けてトロリとした鍋になるのです。
骨付き鶏肉と薄揚げと豆苗を入れ、豆腐の溶けた出汁と一緒に食べると口の中に広がる滋味。

これに熱燗がつけば言うことナシなんですが、疲れもあって今夜は我慢。
ちょっとくらいは良いかとも思いましたが、月曜日ということで自重いたしました。

豆苗の根っこは水栽培でまた伸びてきて食べられるのだそうです。
猫草を思い出すなァ。