emmantata の ゆるゆる生活

ゆるゆるの生活を続けています。
専門学校で講師をしながら、日々のゆるゆるをのんびりアップしています。

冥途の土産

2015-06-29 17:54:22 | ゆるゆる日記
タイトルが不謹慎…

かもしれませんが、先日従姪の結婚式に出席した時

もうずいぶん前に他界した従姪の祖父母(私の伯父、伯母)や従姪の母方の祖父(従兄弟の奥さんの父)

そして、母同様、孫のようにかわいがっていた私の父に、この結婚式を見せてあげたかった

そんなことを考えながら、幸せそうな2人を見ていた私。

従姪姉妹と一緒に中座する、嬉しそうなで尚且つ、緊張した母の顔を見て

いつか、いつか母が天国で、私が天国で父達と再会できた時

こうだったよ、ああだったよ

と逝ってしまってからの事を話して聞かせてあげるんだ

こういうのを冥途の土産というのだなと、しみじみ感じたりして…

産まれてくるときも死ぬ時も、人は裸で、なんにも持たずに生まれてきて

なんにも持たずに逝くんだよと教えてくれた人がいたけれど

産まれた時からかわいがっていた従姪が結婚し、ご主人となった彼と親戚になれて

彼女が生まれた時の、嬉しかった私の気持ちを思い出し、

みんなが笑顔で、家族として迎えるのが赤ちゃん

今までありがとうといって送り出されるのが人生の終わり

幸せをはこんできて、先に逝った人に、思い出話を土産にあの世にいくんだなあ…

と、やっと50歳を過ぎてわかったような気がする。

先週の金曜日は、私たち夫婦の結婚記念日だったのだけど、

従姪の幸せを、心から心から願った私と同じように、私が幸せで暮らせますようにと

願ってくれた人がたくさんいたんだとしみじみ思ったりした週末でした…