手術の前に外来で医師に謝礼を渡している人がいるようです。
もちろん、私も謝礼をいただいたことはあります。現在、私は公務員(公務の執行に対しては、金品を受け取ってはならない)ではありませんので、それ自体は違法ではありません。
しかし、基本的には、お断りしております。別に聖人君子ぶっているわけではありません。
私は、医療行為というものには、そもそも値段をつけられるものではないと考えています。一応、保険診療には診療報酬という形での対価が与えられますが、その程度の価値のものではないと思います。ブラック・ジャックが高額の手術料金を要求するのはご存知だと思います。私のことを“なにわのブラック・ジャック”と呼んでくださる患者さんもいらっしゃいますので、私の手術にも値段をつけるとしたら、ブラック・ジャックに倣いまして、
まあ、一億円、くらいでいかがでしょうか?
ということで、もし、よろしければ、今後、謝礼は喜んでいただきます。ただし、一口、一億円からでお願いします。
ちなみに3口分ほどいただけましたら、手術室を拡張して手術件数を増やすことができます。もし、100口分ほど集まれば、私が大阪中央病院を買い上げて、健保連大阪中央病院が、松本記念大阪中央病院になるかもしれません。
そんなに払えないとおっしゃるのであれば、お気持ちだけいただきます。(気持ちさえいただけなくて、逆に、なんかあったら、ただじゃあ、すまんぞ!みたいな方も稀にいらっしゃいますが・・・)
「そんなには払えないけれど、何か謝礼を受け取っていただけないと気が済まない」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、それで気が済んでしまっては困ります。曲がりなりにも私が魂を込めた仕事です。
一生感謝してください。
皆さん、これを読んで、唖然としていませんか?
ここは、大笑いするところだよ(笑えないか・・・)