ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

はじめにお読みください

健保連大阪中央病院に勤務するラパロスコピスト(腹腔鏡術者)のブログです。婦人科腹腔鏡下手術、子宮内膜症、慢性骨盤痛等の治療を専門としています。

このブログでは腹腔鏡下手術、子宮内膜症、子宮筋腫に関する基本的な事柄については解説していません。まず、下記のウェブサイトをご覧になることをお勧めします。
日本子宮内膜症協会
子宮筋腫・内膜症体験者の会 たんぽぽ

手術を希望される方はこちらをご覧ください。

医療相談、ご質問にはお答えしませんのでご了承ください。

おすすめの本はこちら?ブックス・ラパロスコピスト

第29回篠山ABCマラソン 結果

2009-07-20 | 大阪日記
今さらという気もするが、更新し忘れていたので・・・

3月1日
2回目のフル、昨年と同じ篠山ABCマラソンにやってきた。

登録の部でスタート、今回のゲストは有森裕子さんとかつみ・さゆりの二人である。スタート前のステージはにぎやかで、エイエイオーとやるところを、さゆりさんが「うちら、これでやってますから、エイエイ・ボヨヨンでお願いします~」

「では~エイエイ・ボヨヨン~」
ん~、力ぬけた・・・

スタート直後は、若干遅めのペース。一応、予定どおりだが、今年は花粉症もあり、睡眠不足もあり、だるい。篠山のコースは細かなアップダウンで思ったより疲れる。だるいなぁ~と考えていると、気がついたら、ほぼ20キロ、有森さんにハイタッチしてもらうも、有森さん、さゆりさんと話し込んでいました。

30キロ地点でのタイムは、2時間29分59秒。のこりを1時間で走りきればサブ3.5であるが・・・ペースアップする体力は残っていない。どうにかペースダウンせずにねばっていったが、35キロ地点で背中、腰が痛くて動かなくなり、40キロ地点で左太腿がつりかけて万事休す・・・引きつった脚で走っていたが、給水後、脚が復活し、ラストスパート

しかし、記録は3時間31分36秒、約1分半届かなかった。

GPSでの計測結果は下記のとおりである。

スタートロス36秒
0-5km(5km) 25分30秒 (5分06秒/km)
5-10km(5km) 24分29秒 (4分54秒/km)
10-15km(5km) 24分11秒(4分50秒/km)
15-20km(5km) 24分38秒(4分56秒/km)
20-25km(5km) 24分47秒(4分57秒/km)
25-30km(5km) 24分52秒(4分58秒/km)
30-35km(5km) 24分57秒(4分59秒/km)
35-40km(5km) 24分52秒(4分58秒/km)
40km-(2.43km) 12分36秒(5分13秒/km)

うーん、残念。3時間30分にわずか1分たらず・・・でも、30キロ以降も潰れることなくほぼイーブンペースで走りきった。まあ、練習量を考えれば脚も痛めなかったし上出来である。昨年の記録をほぼ20分近く短縮した。

いい感じで走れてきたので、次回はサブ3.5はいけるだろう。あわよくば、3時間20分切りを狙おうか
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失敗から学ぶということ

2009-07-14 | 腹腔鏡
『優勝した試合からは何も得るものはないが、負けた試合から多くのことを学んだ』とボビー・ジョーンズは言った。

これを手術に置き換えるとするならば、
『上手くいった手術からは何も得るものはないが、合併症症例から多くのことを学ぶことができる』となる。

しかし・・・

ゴルフトーナメントは、優勝する試合よりは負ける試合のほうがはるかに多い。常に勝つことを目指していれば、ゴルファーは多くのことを学ぶだろう。しかし、手術は上手くいくのが普通で、合併症やトラブルははるかに少なくなければならない。

負けた試合(合併症やトラブル)から学ぶだけであれば、学ぶ機会は極めて少ない。

実は、一見上手くいった手術ですら、完璧な手術であることはあり得ない。どのようなエキスパートの手術であれ、一つの手術操作を分析すれば、ほとんど、無駄な操作や失敗と修正、修復の連続である。我々には、神の手は宿らないので、あとで手術操作を振り返れば反省することは山ほどある。

1つの合併症が起こる前に10のマイナートラブルがあり、1つのマイナートラブルの前に10の不用意な手術操作がある。いくら不用意な手術操作、マイナートラブルを減らしても、合併症は決してゼロになることはないが、手術操作を洗練させていくことで、マイナートラブルや合併症は少しずつゼロに近づいていく。

だから、一見上手くいった手術から、不用意な手術操作、無駄な操作、失敗などを見つけ出して分析していかなくてはならない。それができる者だけが、真のエキスパートへの階段を上っていく。

これは、本当に退屈で単調な作業である。そして、何がいけないのか理解することは容易なことではない。残念なことに、多くの術者は大きな失敗からしか学ばない。
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貴婦人科?

2009-07-13 | 大阪日記
先日、スポニチのコラム“こちら健保連大阪中央病院”に記事を書いた。ランニングと手術という一見全く関係ないことについて書いたのだが(いや、よく考えてもあまり関係はないが)、どちらも身体操作である以上、私の身体の中ではどちらも似たようなものだ。

さて、最後に(松本 貴婦人科部長)となっているが、ん?

『貴婦人科』部長?と読んでしまう。

うちって、貴婦人科になったのだ・・・それじゃ、これからは“貴婦人”だけを診ることにしたい。

ところで、大辞林で調べると、貴婦人:きふじん 身分の高い女性。上流の婦人 となっているが、私のいう貴婦人はそういうのじゃなくってー、“心の貴婦人”である。(誰でもなれます)
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学会賞?

2009-07-12 | 大阪日記
医局の机を整理していたら、昨年の世界内視鏡外科学会のときに送られてきた紙切れがあった。捨てていいかなと思って、よく読んでみたら下記のように書いてある。

11th World Congress of Endoscopic Surgery Is honored to present Dr. Takashi Matsumoto "Laparoscopic approach for urinary tract endometriosis" with the Best Poster of the Session Prize awarded for his/her outstanding contribution to the 11th World Congress of Endoscopic Surgery held in Yokohama, Japan from September 5, 2008.

ん?the Best Poster of the Session Prize?

ということは、いわゆる学会賞のようである。何度か読み返してみたが(ついでに皆にも読んでもらったが)間違いない?何百も演題があったのに、ペストポスターだったようだ。

とはいうものの、学会のときに表彰もしてもらえず、副賞もなく、こんな紙切れ一枚送られてきてもピンとこない。プリンターで印刷したような表彰状ってあるかぁずっと放置したままだったぞ・・・もう少しで捨てるところだったよ
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The Three Degrees

2009-07-11 | 大阪日記
先日、岡山のY先生と数名でThe Three Degreesのライブに行った。

The Three Degreesといえば、私が中学生のころ東京音楽祭で来日、”天使のささやき”や”荒野のならず者”などの大ヒットで知られる女性ヴォーカル・トリオである。メンバーは多少変更したものの30年以上続いていて(すごい)、私の好きだったValerie Holidayは残っていてメンバーの中心的存在になっている。

さて、ビルボードライブ大阪へ・・・大阪中央病院から歩いて、ほぼ3分(近い!)。初めて来ました。ステージまで5mほどのテーブルに着いてビールを注文、次第に気分も高まってくる。まわりを見回してみると、かなり年配の人が目立つ(そりゃ、そうだ)。でも、カジュアル席のほうは30代の女性も多い。

いざ始まると、メンバーがさっそうと登場、Valerie Holidayは大阪のおばちゃんのようになっていたが、"Year of Decision", "Take good care of yourself", "Dirty old man", "When will I see you again?" などなど、往年のヒット曲をノリノリで歌ってくれた

特筆すべきは、年齢を感じさせない彼女の体幹の柔らかさだ。首や胸、腰がくねくねしていて、日本人にはあり得ない動き&リズム感におどろいた。声のツヤも全然違う。あの艶やかな声も、おそらく、身体の柔らかさから来るのだろう。何をするにも身体の柔らかさは必要なのだと再認識した。

んー、楽しいライブだった。すぐ近くだから、機会があったら来たいものだ。
コメント (1)
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