ラパロスコピストの夢

大阪梅田で子宮内膜症と闘うラパロスコピストのblog
子宮内膜症、子宮筋腫に対する腹腔鏡下手術はどこまで進歩できるか?

はじめにお読みください

健保連大阪中央病院に勤務するラパロスコピスト(腹腔鏡術者)のブログです。婦人科腹腔鏡下手術、子宮内膜症、慢性骨盤痛等の治療を専門としています。

このブログでは腹腔鏡下手術、子宮内膜症、子宮筋腫に関する基本的な事柄については解説していません。まず、下記のウェブサイトをご覧になることをお勧めします。
日本子宮内膜症協会
子宮筋腫・内膜症体験者の会 たんぽぽ

手術を希望される方はこちらをご覧ください。

医療相談、ご質問にはお答えしませんのでご了承ください。

おすすめの本はこちら?ブックス・ラパロスコピスト

あなたを守る子宮内膜症の本

2007-01-28 | 子宮内膜症
子宮内膜症はたいへん複雑で理解しにくい疾患である。「子宮内膜症です。」と言われても多くの女性は迷うばかりだ。ネットで検索しようとしても、あふれる情報から自分に合致するものを見つけるのは難しいだろう。

子宮内膜症と言われたときに、まず手にとってほしい本である。2000年に発刊されたので最近の知見は載っていない(卵巣チョコレート嚢胞の悪性化や腹腔鏡下での他臓器内膜症手術や深部病変切除など)が、子宮内膜症について知っておいてほしいことは今でも十分に網羅されている。

診察についてコメントすると、
p191に「望ましい子宮内膜症の診断とは、十分な問診から始まり、内診(必要なら直腸診が加わる)と超音波(エコー)検査へ続きます。」と解説してあり、p196には、触診(外診、内診、直腸診)について述べてある。私は排便痛や性交痛を訴える例や骨盤痛の強い例では必ず直腸診(とくに腟直腸診)をするべきだと思うし、それをしない医師は(この本の言うところの)”Dr.梅”(p193参照)じゃないかと思っている。その他、最近では、MRIゼリー法も有用だ(残念ながら、ここ数年行われてきた検査法なので、この本には記載されていない)。

最近は「治らない」ことが強調されてかえって不安になる人が多いようだが、この本によって「わからない」ことがなくなってくれば、不安も解消されるだろう。

子宮内膜症を指摘された人は、もとより、パートナーや家族にも読んでほしい。


あなたを守る子宮内膜症の本
日本子宮内膜症協会著
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1月19日は休診です。

2007-01-06 | 大阪日記
皆様へ
1月19日(金)は第28回エンドメトリオーシス研究会のため休診させていただきます。ご了承ください。
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タケモトピアノの歌

2007-01-06 | 大阪日記
オペとオペの間の休憩中・・・

テレビから「ピアノ売ってちょぉ~だい!」「もっともぉ~っとタケモット!電話してちょーだい!」という歌が。見ると財津一郎さんがマジな顔をして踊ってる。

なんじゃ、こりゃぁ?
タケモトピアノのCMである。YOUTUBEの映像はこちら
今まで見たことがなかった。(関西でしかしていないのだから当たり前だ。)
へんなCMだ・・・

ある日、I先生が、「先生!タケモトピアノのCMソングがタワーレコードで売ってましたよ!思わず買っちゃいました!」

検索してみると、アマゾンでも売っている。


タケモトピアノCMソング

なんで?CMソングが売れるほどの人気??
実は赤ちゃんや子供に聞かせてると泣きやむそうだ。(探偵ナイトスクープでやっていたらしい。それから関西では人気沸騰?)ジャケットにも書いてある、”泣く子も笑う?!踊る?!"、"赤ちゃん雑誌人気No.1"などなど

この会社、ピアノ買ってどうするのか?と思っていたら、修理して海外(とくに中国など)に輸出しているらしい。よく売れるそうだ。(ふーん)

話はCMソングに戻るが、この手のノリ、なんか他にあったなぁ・・・そうだ!引越のサカイのCMだ。(どちらの会社も本社は堺市にある。)

なんとなく聞いていると「もっともぉっとマツモット!手術してちょーだい!」と言われてるような気がして・・・(これ以上働けというのか?)

もちろん、空耳です。
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仕事初め

2007-01-04 | 大阪日記
新年早々、オペ。今日は多発筋腫とチョコの核出&深部病巣切除であった。1例なのに3例分オペしたような気分だった。(一粒で三度美味しい?)

2007年もはじまってしまった。
今年の目標は、まずは(私個人の執刀例として)400例オペをすることだ。(目標というよりノルマか?)
もちろん、数ではなく、質が問題である。

できることならば易しいのは他のDr.にまかせて、(私自身としては)深部病変や他臓器子宮内膜症などの手術に集中したい。
そのためには、手術室を増築して手術枠を増やさなければならないし、術者も育たなければならない。

婦人科全体で年間1000例くらいできればいいのだが、しばらく先のことだろう。(えー、私は1000例全部はやりませんよ。身体がもちませんから。)

そろそろ英語のレッスンも受けたいものだ。
そのほか、いろいろやりたいことはあるのだが、私は7時間以上眠らないといけない体質なので、ちょっと難しいかも?

まぁ、今年もひたすら眠っては突っ走るだけである。
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あけましておめでとうございます

2007-01-01 | 大阪日記
昨年、皆様に大変お世話になりました。
私の技術を信頼して来院してただいた方々にお礼を申し上げます。
また、今年もよりよい手術、治療ができるよう努力して参りますのでよろしくお願いいたします。

ところで、大晦日より当直でした・・・
めっちゃ働いたのに、大晦日まで当直させるとは、ほんまに人使いの荒い病院や!ったく~!
さぁ、帰ろ・・・
コメント (4)
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