演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

10/01/17 第2回 新春市民寄席(東村山・中央公民館ホール)

2010-01-17 | 芸協見ブんログ
春風亭昇々…『雑俳』

日向ひまわり…『赤穂義士銘々伝 中山安兵衛 -道場破り-』

三遊亭遊雀…『熊の皮』

《お仲入り》

鏡味正二郎…「太神楽曲芸」

春風亭昇太…『長命』


あまり市民寄席といった類のものには行かないのですが、今回は『出演者』『場所』『時間』と三拍子揃った好企画
東村山音頭」を口ずさみながらひがしむらやーまー、庭先ゃ、多摩湖~
駅から近くの中央公民館へ。
今夜のこの「市民寄席」を市民の方が本当に楽しみにしていたようで、3階にあるホールへ行くのに1台しかないエレベーターを待ちきれないのか、階段で3階まで上がる“オバサン”が大勢いました

昇々さん
定員482人の大きな会場に臆することなく堂々の高座姿。
ひと頃、このブログで「メリハリがない」とか「人物のテンションが高すぎる」と書いたことがありますが、今夜の高座を見るとご隠居と八っつぁんの演じ分けや上下の切り方もキッチリとしていました!

ひまわり先生
袴姿で颯爽と登場。
講談の色々な説明から「道場破り」へ。
安兵衛が相手をした訪問先の門下生の名前が「馬場」「田無」。
『馬場~田無と来て、次は東村山か?』
と、ご当地を入れての“サービス高座”でした

遊雀師匠
「三陸海岸」「主婦の会話」というマクラから“怖いおかみさん”ということで『熊の皮』
甚兵衛さんが先生の所にお礼を言いに行く場面では、会場も爆笑の連続!!!
こちらもスゴイ高座でした

お仲入りを挟んで正二郎さん。
「祇園鞠」の後の「五階茶碗」では、定席より持ち時間があるため普段は披露しない“ヒジ”や“肩”に立てるという芸も見せてくれました!
今回は後方から見ていたので「傘回し」も傘の上の様子がよく分かり、『曲芸は後ろで見る方が面白い』ということに気付きました

昇太師匠
“デイビー・クロケット”の出囃子に乗り、盛大な拍手で迎えられた昇太師匠。
「紅白歌合戦~ゆく年くる年」で沸かせ、「初詣」で既に会場は酸欠状態
さらに『長命』では“コトの真相”がなかなか理解できない度に、大きな笑い声が会場を包み込みました

昇々さん~ひまわり先生~遊雀師匠~正二郎さん~昇太師匠と、どの演者さんもたっぷりの時間で楽しませてくれて、お客さんも満足そうに家路に就いたようです