07/02/25 浅草演芸ホール・夜の部

春雨や雷太…『八問答』

春風亭鯉枝…『アパート探し』
(三遊亭遊喜or神田ひまわり休演)

ぴろき…「ギタレレ漫談」
(都家歌六休演)

桂歌若…『たらちね』(葱の値踏みまで)
(春風亭昇乃進休演)

三遊亭遊之介…『狸の札』
(三遊亭遊史郎休演)

鏡味正二郎…「曲芸」
(新山真理交代)

神田松鯉…『太田道灌　山吹の逸話』

春雨や雷蔵…『粗忽長屋』

春風亭美由紀…『梅は咲いたか～さのさ節(うそづくし・水づくし)～お嬢吉三(吉三節分)』

橘ノ圓…『落語家の生き様』

《お仲入り》

桂平治…『牛ほめ』(家ほめまで)

晴乃ピーチク…「似顔絵漫談」
(鏡味正二郎交代)

三遊亭右京…『紙と紙幣の話』
(古今亭壽輔交代)

三遊亭小圓右…『初天神』(飴屋値踏みまで)
(三笑亭夢太朗休演)

新山ひでや・やすこ…「夫婦漫才」

桂歌春…『九官鳥』

北見マキ…「マジック」

三遊亭栄馬…『紺屋高尾』



夜の部に入り何とか１階に座ることができました
前座は花伝舎寄席以来の雷太さん。
何が驚いたって、落ち着いてました！
噺もしっかりしていたし、これからが楽しみです。

『お待ちかねＰａｒｔ１』の鯉枝さん。
いつものように黒の着物に黒の羽織。
もしかしたら「おのぼりさん」？と思ったら、やってくれました！
本人自称名作「アパート探し」
「浦島太郎」「自動車教習所」「おのぼりさん」に次いで
ついに聴けました
来月は池袋上席・浅草中席・末広亭下席に追っかけます

『お待ちかねＰａｒｔ２』はぴろきさん
先日の末広亭でのショックがやっと振り払われました。
会場も大ウケ
「イヒヒヒ」は会場内でも大流行でした！

歌若師匠の噺はスムーズに運んでただけに途中までなのは残念。
わかりやすいし面白いし、期待の星ですね。
ただ、「恐惶謹言」「酔ってくだんの如し」は若い人に通じるのかしら？

遊之介師匠はキツネの襟巻きから本題に。
これは花伝舎寄席で右團治師匠も使ってましたが、こちらも果たして今に通じるのか？
キツネの襟巻きって最近見ないよなぁ…？

正二郎(せいじろう)さんは鏡味のホープ。
ボンボンの繁二郎さんのお弟子さんのようで、これからが楽しみです。
しかし派手なマスを回しますね。

松鯉先生は落語でもお馴染みの道灌の一節。
落語では「角が暗い」で下げますが、こちらはしっかり道灌の反省まで。
合間合間にギャグを入れて、飽きさせませんでした。

雷蔵師匠。
歯切れといい、テンポといい、素晴らしい！の一言。
これからもたくさん聴きたい方です。

美由紀さん。三味線がいいです。声がいいです。
でも「ハート」ではなく「音符」なのは何故？？？

圓師匠
一昨日は途中からでしたが、今日は最初から楽しませていただきました。
本当に楽しそうにお話しをする師匠で、ニコニコ笑顔がたまりません

平治師匠は、牛ほめかと思ったら家ほめまででした。
やっぱり連日の高座＆その他のお仕事でお疲れなのでしょうか？
ちなみに平治師匠のＨＰでオススメの「上野松坂屋地下２階の親子丼」
来週あたり食べに行こうと思っています

晴乃ピーチク師匠は御歳８１歳！お元気ですねぇ。
私が子供の頃は「ピーチク・パーチク」の漫才で楽しませていただき、
それから今もなお現役で頑張ってらっしゃる。敬服です。

右京師匠、小圓右師匠と「エメロンの圓右」師のお弟子さんが代演で続きましたが、
右京師匠は金持ちをひけらかしているようでちょっと食傷気味。
小圓右師匠の初天神も飴屋の値踏みで終わるとは思いませんでした。

ひでや・やすこの漫才の後は歌春師匠。
慣れというのは恐ろしいもので、一昨日は耳に障った喋り方が今日は何ともないのです。(２日で慣れるのか？？？)
ただ「花粉症」のマクラが小圓右師匠と重なってしまい客席は失笑
この時期はマクラにも十分注意しないといけませんね。
マクラが重なるので多いのは、そそっかしい男が自分の父親を思い出せない話。
さすがにネタ帳にマクラまでは書かないか・・・。
九官鳥の噺は最後の３分位でしたが、会場でドッカンドッカン笑いが起きました

北見マキ師匠に続き、
トリの栄馬師匠は一昨日と同じく「紺屋高尾」
でも、この噺、何度聴いても聴き入ってしまいます。
特に久蔵が高尾に涙ながらに本当の事を話す場面は、いつもホロリと
してしまいますな


今日は演芸ホール隣の「ＲＯＸ“まつり湯”」に、キッチンマジックの
小室千明さんが出演(17:30～17:50)でした。
『お待ちかね』のお２人が出演しなければ、ひとっ風呂浴びがてらと
思ってましたが・・・千明さんごめんなさい