徳島市は昨日から雨が降ったりやんだりを繰り返しています。
久しぶりの長時間の雨ですね。
この雨が一番欲しいのは山火事で酷い状態になっている大船渡市でしょう。
長時間大量に降って、山火事の消火の手助けになれば良いのだけど。
多くの家も消失し、避難生活になっている人たちは大変な思いをしている。
日本の山火事の原因はの殆どは人間です。
ロサンゼルスやオーストラリアのように自然発火する事は少ない。
基本的に「焚火」や「ゴミ焼き」は禁止されていますが、農村地帯とか山に近い地方では黙認されています。
実は私も「野焼き」をして、かなり危険な状態になった事が有ります。
宅地開発した土地と隣接して、元々は土手だったと思われる場所が有りました。家や土地を売るのに、すぐ横に枯草が有るのは見た目に良くないと思い火を付けたのです。
その大きさは縦が5mほどで横に30mほどでした。
最初はくすぶる感じで、なかなか焼けませんでした。
ところが・・・少し目を離したら予想以上に燃え上がり、慌ててホースを使って消火作業をしたのですが、簡単には消えなかった。
新しく建てた家からホースを伸ばして消火の用意はしていたので大丈夫と思っていましたが、火の勢いは家庭用の水道ではなかなか消えません。
消火の最大の敵は「風」です。
くすぶっている状態になり、もう一度水をかければ消えそうな時に風が吹けば、また燃え上がります。
結局、3m✕10mほどは燃えました。
モデルハウスとして建てた新築の家を焼かずに済んだが、一時の火の勢いは恐怖でした。熱くて近寄れないし、枯れていない草も燃えるし。。。
特別乾燥していた訳でもないし、強い風が吹いていた訳でもない。
それでも一旦燃え始めた火の勢いは強く、消火は簡単ではない事を痛感しました。
焚火やゴミ焼きで大火事になる可能性は
住宅街➡農村地域➡山のふもと地域と大きくなります。
そして焚火やゴミ焼きを黙認されるのが、その逆となります。
住宅街で焚火なんかをやる人は殆どいなくなったし、もし居てても注意は出来ます。
農村地域では稲刈りの後に小さく切られた藁が田んぼで山のようになり、土に埋め込むだけでは処理できないし、焼く事で土の酸化も防げます。
いまだに多くの人達がやっています。
秋には細い煙が立ち上っている風景はのんびりしてていい感じもしますが、大きな危険を含んでいます。
山の中や隣接した地域では枯葉も多いし、町中程ゴミの収集が頻繁ではありません。枯葉はキリが無いので放置しても、ごみを焼く人は存在します。
現実には毎年全国で何万件も焚火やゴミ焼きをしている。
その中でたまたま延焼してしまったのでしょう。
しかし、、、、その代償は大き過ぎる。。。
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