先の衆議院の選挙で議席を増やし、地方の選挙でも勝ち、勢いに乗る国民民主党。
そんな時に党首が交代する羽目になり、チョッとまとまりが怪しくなってきた。
ところで、、、党首って何ていう人だったか? そんな感じです。
流行語のように「103万円の壁」が注目を浴びました。
103万円は税金のかからない限度額なのですが、それを国民民主党は178万円まで引き上げる案を主張しています。
178万円の根拠が少し弱い感じはするのですが、それを掲げ選挙で多くの支持を得たのですから、国民の意思と捉えても良いでしょうね。
国民民主党が強気なのは、言うまでも無く与党の自民党・公明党で過半数に届かないからです。
これでは民主主義の基本原則である多数決で予算や法案を通す事が出来ません。
自民(196)と公明(24)の合計で220議席。過半数に13議席足りません。
その不足分を補うのには維新の38か国民の28が必要なんです。
しかし、これはどちらか一方が与党案に賛成すれば、もう一方の必要価値は下がってしい、もう一方が賛成しなくても与党案は成立します。
2月25日の時点で、与党が維新の要求をほぼ呑んだ。
それと引き換えに大事な予算案に賛成する方向になった。
これは維新の教育費の無料化に向けての予算です。
参議院は自公で過半数有るので、衆議院を通れば成立する事になります。
そこで、、、国民民主党の取る道が注目です。
何処までも自分たちの意見を押し通して決裂するか・・・
自分たちの案を修正した与党案で妥協するか・・・
維新が予算で与党案に賛成する方向が決まったので、与党に取り国民民主の価値は下がっています。
ですから国民民主は自分たちの案の数字に近づけるために強い態度に出たい気持ちと、余り強気だと決裂してしまうかもと、悩ましい所です。
決裂してしまったら「103万円の壁」は与党が打ち砕き、与党の示した額まで引き上げたとなる。
幾ら選挙で議席を増やしたと言っても少数の28議席で、野党の中でも立憲の148とは比較にならないほど少ない。
国民民主党だけでは何も出来ません。
さて国民民主党の皆さんはどう判断するのか・・・楽しみです。