板東長官(消費者庁)が八名の中堅・若手を引き連れて、一部移転のお試し期間のスタートを切りました。
長官は5日ほど居てて、八名の中堅・若手は夏まで居残りです。
長官の動きが地元・徳島の新聞・テレビで毎日のように知らされますが、その内容は通信システムの使い心地ばかりで、消費者庁の業務以前の話です。
まぁ長官ですからセレモニーで良いと言えば言い訳で、その長官が東京に帰ってからが残された人達の仕事です。
何の仕事って・・・・?????
それはハッキリしています。移転すれば発生する
不具合の確認です。
何の為の確認・・・?????
不具合をどのように修正して業務に差し支えの無い方法を考える為・・・・違いますよね。
・・・移転する事は不適切と判断する為の粗探しですよね。
この山間部の田舎・神山で20名あまりのスタッフと共に仕事をスタートした人が・・・
都会と違って問題は色々あるが「エィッ
」と始めないと・・・・と、言っていました。
スタートを切って、問題が発生するたびに解決の努力をしていく覚悟が必要だと言ってるんでしょう。
徳島の県庁・市役所などがある中心地から山(剣山)に向かって車で30分~1時間半の所に有るのが神山町です。
けっこう広い町で、中心地に近い所は
ゴルフ場が3ヶ所あります。
この町は田舎なのですがWi-Fiの普及が全域で、山の中を流れる川の横でもパソコン作業が大丈夫なんです。
通信が良いのと町などの運動で、東京の企業がサテライトオフィスを設けたり、IT系の企業も十数社進出しています。
また町興しなんかでよくある芸術家を招き入れたり、、、、頑張ってる田舎ではあります。
日本の田舎・・・四国・・そのまた田舎の徳島では日亜化学のLEDと共に
光っている町です。
しかし、地元の人達にとっては問題も有ります。。。。
地域の外から人が集まり、その恩恵を受ける人とそうで無い人とではかなりの温度差があります。
行政や誘致運動をしている人達はこの点に注視して配慮しなければ、「移民」と「先住民」の間に大きな溝ができます。
例えば・・・生活に欠かせない水
山奥の水源から水を引いているので、その水源の管理をしなくちゃなりません。
また台風が毎年来るので、その度に山肌を流れる雨水が倒木や枯葉でせき止められていないかを
暴風雨の最中に確認し、もしせき止められていたら、それらを除去しなくちゃならないのです。
その作業を地元の男達は普通に実行し、女たちは食事の用意などを徹夜でやったりするのです。
新しくこの街に入ってきた人達は一切関知していません。
誘致している人達が教えないのか、知って知らない振りをしているのか・・・・。
これが関係するのは一番近隣の住民です。
新しく入ってきた人達は「お隣さん」とは付き合わず、町内でも少し離れた人達と付き合う様になって行きます。
そりゃあ~そうですよね、、隣同士の雑用をしない新しい人達は、雑用をしているお隣さんを見ている訳ですから・・・
その共通の雑用が家の前を掃除する程度じゃないのが、山間部の田舎なんです。
雨の中の獣道を登って水源地を見に行くなんて、、、、、消費者庁の職員に出来るでしょうか。。。。
きっと出来る出来ないの問題じゃない、そんな事は関係ないって感じでしょう。
神山で働き、生活は徳島市の中心地でするもぉ~んて話しになるのでしょうネ