徳島市の内藤佐和子市長にたいしてリコールの署名活動が始まりました。
リコール運動する人たちの意見として、行政の進め方が独善的だと。
・西新町再開発
・文化センターの建設
・給与半額の公約
・阿波踊りの対処
・新聞記者との関係
・保育所の建設中止
・都市開発に無理な融資
リコール運動をする人たちの示す問題点は確かに多い。
個人的には女性の市長で期待を込めて支持し、選挙では内藤候補に投票しました。
示された行政の問題点ですが、前の市長やその前の市長が長期間にわたり解決できなかった事の後始末ばかりです。それをたった一年で新人市長がほぼ決着したのですから、それによって不利益を被る人たちから批判が上がるのは当然と言えば当然です。
・市長の給料半額と言う選挙の時の公約を、私は市長を含め議員の給料が多すぎると内藤候補は思っていて、それを改革しなければならないと理解していた。 しかし、それは私の独りよがりで、市長や議員の報酬について踏み込まなかったのは残念としか言いようがない。
・文化センター、、、これは西新町の再開発とも絡んで長期間にわたり問題となっていた。もめていた期間が長いだけに、その原因も多くあり(個人・団体・県など)、一つ一つを解決するのはほぼ不可能な状態になっていました。
それを県にゆだねると言う形で一気に解決した。それはある意味において、市の財産を県に渡してしまう事になるのですが、市民にとっては市の所有であろうが県の所有であろうが、それほど意味はないし予算も大きくなり立派な「県民」ホールが出来る事を期待したい。
・保育園などの建設中止は、、、これは全国的な待機児童の問題が注目されて、国から大きな資金が出るので貧しい地方都市としてはやりたい工事なのかもしれないが、、、。徳島市の待機児童は12人で、隣接する市はすべてゼロです。
少子化で直ぐに余る様になりのは簡単に予測できます。確かに待機児童はゼロがベストなのですが、今待機している12人は新設しても間に合いませんね。そして1・2年後には自然に待機児童ゼロになります。
内藤市長は施設を増やすより保育士を増やすことで問題は解決できると判断しました。
計画は16億円の補助金を元に8か所の保育園を建て、500名弱の収容数を増やすと。。。
最大で数10名の待機児童数ですから、少子化の時代にどう考えればそんな計画が立ったのか不思議です。
国から補助金が出る事業は、何でもやるのが地方行政の基本みたいな昭和の手法は、ソロソロ卒業すると時期だと感じています。この件は市長の判断の方が、どの角度から見ても正しい。
・徳島市にとり大事な阿波踊り、、、これは前市長が無策だったので問題をこじらせてしまった後始末です。
その内容は理解できるのですが、リコール運動する人たちも言う様に、一度は助けて欲しいとお願いした民間会社を無慈悲に切ってしまった。法的には問題が無くても、事前の話し合いが無いのは人としてどうかと思います。
ここは政治家として経験不足なのは理解するが、だからと言って相手の会社は許せることではない。
・都市開発に対しての融資は議会で議論するべきでした。時間が無かったの点を考慮しても愚策だった可能性が大きい。
・男関係はプライベートな事なので内藤市長を批判する気にはなれません。批判するとしたらシングルマザーの内藤市長ではなくて、相手の男と言われている既婚者の徳島新聞の記者の方でしょう。また、政治を監視する立場のマスコミとして、その相手と特別な関係になるのはいかがなものかと新聞社の姿勢が問われます。
総合的に考えて・・・
たった一年で、新人市長がこれだけ問題になると言う事は、見方を変えればそれだけ積極的に仕事をしていると言う事です。平々凡々として「若い女性市長」として過ごす事も出来るだろうが、それをやるなら経験豊かなのか、くたびれたジジイなのか解らない市長でも良いんです。
失敗しても、元々徳島市は全国的に見て、県庁所在地の市としては最下位レベル。これ以上悪くなることはない、何でもかんでも失敗を恐れず実行してみて欲しい。
私的に公金にさえ手を出さなければ、男に手を出すのは、、まぁ、好きにせぇ~って感じですかね。
行動する市長として判断するのは1年では短い。せめて任期の4年は見てみたい。
それでダメなら選挙で落とせばいいだけのことです。
尚、リコール運動する側の意見と、それに対する市側の反論は徳島市のホームページで見る事が出来ます。