子供の登校拒否じゃないけれど、中年を過ぎたころから体力の落ちたのを実感した以後は病院に行きたくなくなりましたね。
行けば、、、何か異常を見つけられて病人になってしまう。
若い時の定期的な健康診断で病院に行くのはは良いんだけど・・・
年齢を重ねて、何か原因が有り「大きな病院」での検査はロクなことない。
まず1回では終わらない
詳しい検査をする日を決められて、その日まではモンモンとした日々を過ごさなくちゃなりません。それが結構長い。
やっと検査の日に病院に行くと、その科の待合室は同じ様な原因の人達の集会場となり、皆さん表情が暗い。
長い時間待たされて、やっと検査を受けると・・・
「詳しい検査結果が出るのが、〇〇日だから✕✕日に予約しておくから来るように」と言われる。
色んな検査を受けて、これは手術が必要となったりする。
ガンの場合だと、後に細胞がガンなのかのを検査する。その詳しい結果が出るまで、再び何とも言えない嫌な気分の日々を暮らす事になる。
こんな時に医師にどうしても聞きたいのが
「先生の見立てではガンですかね?それともポリープ?」
この返答次第で、その後は地獄の日々か、期待する前向きな日々に分かれます。
大腸内視鏡検査・・・これを受ける方向に進んでしまった。
医師と話をして、検査の途中でポリープなり、癌かもと思うものが有ればその時点でとる事になった。
ただ、取る事が出来ないほど大きい場合は後日に手術すると。
まぁ病気の具合は考えても仕方ないし、その対処も医師に任せるしかないんだけど・・・異物を肛門から入れられるのは辛い。
長い人生、その経験はない。 だいたいは出す所なのにねぇ~😢
ネットで調べると、大腸の曲がり角付近で内視鏡をスムーズに通すために体位を変えたりすると有った。
俺はホモじゃない、肛門に異物を突っ込まれて体位を変えるなんて、ありえない。その姿を想像するだけで、落ち込んでしまう😢
血液検査で異常な貧血が確認されて
かかり付け医に「男でこの数値は無い。少し動いたら疲れたりしなかった
か?」と言われたけど
たまたまその時期はバタバタしている時で、確かに「あ~あ、しんど」と言うのは度々あったが。。。 例の・・年のせいと思ってた。
そこから➡検便➡血便の確認となり、大きな総合病院送りになってしまった。
そのスタートから色々あり、二か月後に大腸内視鏡検査(治療)です。
この検査を受けるにあたっての「指導書」を見ると、検査の2日前から下剤です。
下剤は人生初でどの程度の効果が有るのか解らなかったが・・それほど効果は感じられなかった。
検査前日も下剤を飲んだが、あまり効果を感じなかった。
下剤を飲むと・・・我慢できないくらいの下痢に襲われるのかと思っていたのが間違いだったみたいです。
検査の当日に飲まされる「腸の洗浄液2ℓ」・・これは効くや言うもんでない。
全てを飲むことにはならなかったが、何度トイレに行った事か。
看護師さんの言うには胃に吸収されない水らしいけど、確かに出るのは水ばかり。当日の患者は7人でトイレは大型の物が10か所以上あり問題ないけど、とにかく忙しい(笑)
私の番は6番目、検査の内容は解らないけど、検査後に次々と待合室に帰って来る。
その中で1人、帰ってこない男の人が居た。
看護師さんが来て「長くなってすみません・・」と
確かに長く待つことになったが、そんな事より自分がその人の様になったら・・と、そっちの方が心配だった。
その男の人は最後まで待合室に帰ることは無く、そのまま入院する事になったのかなと・・・
午後3時半過ぎにやっと順番が来た。
検査室で横になり待機。
「鎮静剤を入れます」と看護師さんの声。
検査だけでなく治療もする可能性が有るので、痛みを和らげるのだろう。
壁の時計を見ると3時45分。
だいたい30分以内と聞いていたので4時過ぎには終わるか・・と思ったのが最後で、そこから記憶が無い。どうも寝てしまったようだ。
腹に鈍い痛みを感じて目が覚めた。
直ぐに壁の時計を見ると・・・4時40分
「あれぇ~55分も経っている」不安になりながら、目の前のモニターを見ると、テレビで見た様な腸内の映像がハッキリと見える。
そして小さなコブの様なものを取った。
これで終わりなのか?と期待したが、まだ次が有った。
それがチト問題で、先ほど見たのとは色も形も大きさも違う。。。
なんか、、、嫌ぁ~な感じになったし、鈍痛が何度も感じられ、その度に身体が勝手に動く。鎮痛剤のおかげもあり、痛いとは感じないけどお腹の中を何かでグイと押されている様な・・。これ、鎮痛剤を使って無ければ、どんな感じなのだろうか。
ポリペクトミー/EMR(大腸腫瘍の内視鏡切除術)
大腸に出来た腫瘍を金属のワイヤーで根元を締め付け高周波電流を流して切ります。場合によっては腫瘍の根元に生食を注入して盛り上げてから、同じ様に切り取ります。
リスク・・粘膜に神経は無いので痛みはないがヤケドが残ります。
たまに腫瘍の中の血管から大量に出血する事もある。
電気メスが深くなり腸に穴が開く場合もある。
もちろんそのような事態に対応する方法は確立しています。
結局、意識が戻ってからは3個の腫瘍を切り取り、それをモニターで見学する事になった。
内視鏡の操作は担当の医師でなく、技師がやっていたのか「もう少し・・」とか「そう!!」とか言う医師の声が聞こえました。
全てが終わり、誰もいない待合室で医師の説明を聞いたのは午後5時半ごろでした。
医師の話では、全部で12個の腫瘍が見つかり、その内の2個が怪しいので検査に出したと。結局10個ほどは寝ている間に取った訳で、鎮痛剤を使ってよかったと感じました。腫瘍をとるのを10回以上もは見たくないですね。
もし癌で有った場合で根が深く取り切れていない事が有ると。
人生2度も癌にはかかりたくないけど、どうなろうと受け入れるより他はないが、今は何であれ取り切れていると信じている。
まぁ、心配してもどうにもならんし。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます