J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日の夕食(天まぶし@天吉屋 新宿店)

2021年09月24日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に青空が広がっているものの、東の空には薄い雲がかかっていた。今朝の日の出は5時30分である。だいぶ日の出の時刻が遅くなってきた。今朝の気温は19℃で湿度が高く、弱い西よりの風が吹いている。西の方角には澄んだ薄暗い空に白い月が浮かんでいた。
今日は通常出勤である。今日の都心は真夏日になるとの天気予報で、1日の寒暖の差が10℃を超えると服装に困ってしまう。とりあえず、半袖のワイシャツを着て出勤することにした。家の外に出てみると、湿った空気がヒンヤリと感じられるが、それほど涼しくもない。少し蒸すような陽気である。東の空に赤い朝日が昇ってきた。薄雲を透かすようにして太陽の光が街を赤く染め上げている。次第に空が赤くなってきた。

日中は晴れて上空に青空が広がった。ところどころに薄い雲がたなびいているものの、強い日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は31℃で、2日連続の真夏日となった。湿度が低く、カラッとした暑さだが、直射日光の下では特に暑く感じられる。北よりの風が吹いていて、日陰に入ると風が涼しく感じられた。
午後になって強い南よりの風が吹いてくると、次第に小さな綿雲が増えてきた。湿度も増してきて、少し風が湿っぽく思える。昼間の暑さを引きずって、蒸し暑く感じられた。

今日は夕食を食べて帰ることにした。日が沈むと、新宿野村ビルに向かった。だいぶ前にスープカレーを食べたどスープカレー屋「イエローカンパニー 新宿店」の隣に天丼・天ぷら屋「天吉屋 新宿店」がある。今日はこの店に入ることにした。


店に入る。入口左手に検温器と消毒液が置かれていて、ここで体温を検温し、手指を消毒して店内に入った。店内は右手に厨房があり、その前にカウンター席がL字形に6席配されている他、左手に4人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が6卓配されている。手前右手に4人掛けのテーブル席が2卓あったが、ここは荷物置き場に使われていた。
店員からはテーブル席を勧められたが、一人で食事をするにはカウンター席の方が都合がいい。そこで、カウンター席に座ることにした。卓上にはメニューだけが置かれている。席に座ると、空の湯呑みと冷麦茶のポット、天丼たれ、紙おしぼりが置かれた。

湯呑みにポットから冷麦茶を注いで一杯飲み干し、喉を潤した。再び冷麦茶を注ぎ、冷麦茶を飲みながらメニューを眺める。


メニューの裏側は天吉屋オリジナル「天まぶし」の食べ方が記載されている。ちなみに「天まぶし」はご飯おかわり自由となっている。


店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「天まぶし」である。ご飯を大盛で注文することにした。
しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上にはお櫃と空のご飯茶碗、味噌汁、天つゆ、各種天ぷら、お新香、2種類の薬味が所狭しと並べられている。お櫃にはしゃもじが添えられている。


まずはお櫃の蓋を取った。中にはご飯がぎっしりと盛られている。ちなみにご飯は国産米を使っているとのこと。


さっそくしゃもじでご飯を空の茶碗に盛った。


お櫃のご飯の半分で、ご飯が茶碗にすり切り一杯分といったところである。


ここで紙おしぼりがあったことに気付いて、紙おしぼりで手を拭いた。
卓上にある天吉屋オリジナル「天まぶし」の食べ方を見ながら食べることにする。まずは「天ぷら定食」として天つゆで天ぷらを食べる。

天ぷらは長方形の平皿にてんこ盛りに盛られている。ちなみにてんぷらの内容は「真ダラと大葉の包み揚げ」「イカと玉ねぎのかき揚げ」「キス天」「インゲン天」「茄子天」「海苔天」「海老2本天」が2個である。ちなみに海老は2本まとめて揚げられている。


その前に味噌汁を少し飲んだ。味噌汁はアオサの味噌汁で、刻みネギが浮かべられている。


アオサは絹のように優しい舌触りで、味噌汁のダシをたっぷりと含んでジューシーな味わいである。刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。空腹の胃袋に染み渡るような味わいで美味しい。
天ぷらに添えられた天つゆには既にダイコンおろしが入っている。これに天ぷらを浸けて食べる。


最初に「インゲン天」を天つゆに浸けてご飯の上に載せた。2つのサヤインゲンをまとめて揚げた天ぷらはご飯茶碗を横断するように、白米の上に横たわっている。たっぷりと衣にまとった天つゆが艶々としていて美味しそうだ。


まずはインゲンの天ぷらにかぶりついた。インゲンは弾力がある歯応えで美味しい。インゲンそのもののシャキシャキとした歯応えにサクサクとした衣のハーモニーを味わいながらご飯をかき込む。艶々としたご飯は甘く、これに天ぷらの天つゆが染みこんで、箸が止まらない。インゲンの素材の甘さを楽しみながら天ぷらを食べてしまった。
続いて「海苔天」を天つゆに浸す。


天つゆに浸しても、海苔がしならないくらいに厚みがある海苔をご飯の上に載せ、海苔天にかぶりつきながらご飯をかき込んだ。パリパリと歯応えがあって、鼻腔に磯の香りが広がる。衣のサクサクとした歯応えがたまらない。
次は「茄子天」である。たっぷりと天つゆに浸してかぶりついた。


隠し包丁を入れた茄子天はジューシーで美味しい。茄子の甘みに天つゆの旨味が絡んで、食べ応えのある一品である。
海老天も天つゆに浸ける。小ぶりながらも2尾の海老を一緒にして揚げることで、ボリューム感が感じられる。


身はプリプリとしていて甘く、尾までサクサクとして香ばしい。もちろん尾まで食べてしまった。
ここでご飯茶碗が空になったので、お櫃に残っているご飯を全てご飯茶碗によそった。


続いて、天吉屋オリジナル「天まぶし」の食べ方に従い、天ぷらを載せて天丼として食べることにする。ご飯の上に「キス天」と「真ダラと大葉の包み揚げ」を載せた。この2つの天ぷらでご飯茶碗の上はいっぱいになってしまった。


ここに天丼たれをかけて食べる。


天丼たれの蓋を開けると、中には艶のあるタレがたっぷりと入っていた。


天ぷらに天丼たれをたっぷりとかける。トロッとした天丼たれは天ぷらの衣の上に広がり、そして衣に染みこんでいく。甘い香りが鼻腔に広がって、食欲をそそる。


まずは「キス天」にかぶりついた。ホクホクとした白身の魚の甘さに濃厚なたれが合わさって、なんとも美味しい。表現しがたい旨さである。「キス天」を満喫しながらご飯をかき込んだ。「キス天」だけでご飯が半減してしまった。
「真ダラと大葉の包み揚げ」にかぶりつくと大葉の爽やかな香りが鼻腔に広がる。身厚な魚の歯応えに白身の魚の甘さがたれと調和して口の中に広がった。大葉が全てを包み込むようにして、全体をうまくまとめ上げている。あっという間にご飯が無くなってしまった。

ここで、ご飯をおかわりする。もちろん、お櫃でのおかわりである。ご飯は大盛にしてもらった。


運ばれてきたお櫃から、空になった茶碗にご飯を盛る。


この上に今度は「海老天」を載せた。


この「海老天」の上にたっぷりと天丼たれをかける。


天丼たれをたっぷりとかけた「海老天」は天つゆで食べる「海老天」とはまた異なった味わいだ。サクサクとした衣に海老の身の甘さが天丼たれで引き立てられるようにして美味しい。夢中になって海老天を頬張ると、衣まで食べてしまった。あっという間に「海老天」が無くなってしまった。
ここで、先ほど天ぷらを食べる時に使った天つゆが目に入る。この天つゆをご飯にかけたら美味そうだ。ここには自分しかいない。独りメシの特権である。天つゆを残ったご飯の上にかける。それからご飯と天つゆをかるくかき混ぜて、サラサラと雑炊のようにして食べた。

もちろん、美味い。天つゆの旨味に天ぷらの衣の油が染み出していて、更に生姜の清涼な香りにダイコンおろしのジューシーな味わいが米粒1粒1粒に絡んで喉の奥に消えていく。サラサラとした喉越しと旨味のハーモニーがたまらない。
箸休めにお新香を食べる。お新香はタクアンで、糸昆布が絡められている。


パリパリとした食感が新鮮に感じられる。歯応えがあって美味しい。あっという間にご飯茶碗が空になってしまった。
次は「天茶漬け」である。店員を呼んで特製出汁をもらった。特製出汁は土瓶に入れられて運ばれてきた。


蓋を取ってみると、中には琥珀色の鰹出汁が入っている。鰹の美味そうな風味が鼻腔に広がった。


空になった茶碗にご飯を盛る。これで4杯目か。天ぷらを載せて、特製の鰹出汁をかけるので少なめに盛った。お櫃の中にはまだご飯が残っているが仕方ない。


最後に残った天ぷらは「イカと玉ねぎのかき揚げ」である。


これを半分に切ることが出来れば、「天茶漬け」を2回楽しめると思ったのだが、うまく半分に切ることが出来ない。諦めて、天ぷらをご飯の上に載せた。


この上に薬味を載せる。まずは刻み海苔である。半分くらいの量の刻み海苔を天ぷらの上に載せた。


もう1つの薬味はおろしワサビである。


おろしワサビを天ぷらの上に載せる。おろしワサビも半分くらい載せた。


この上からたっぷりの特製鰹出汁を注ぐ。鰹出汁でワサビが溶けてしまうくらいにヒタヒタに出汁を注いだ。


レンゲを取り、かき揚げを崩しながら、茶漬けを食べる。タマネギのジューシーな味わいにイカの淡泊な旨味が出汁の旨味でうまくまとめ上げられている。イカの弾力のある歯応えが食感のアクセントになっていて、最後の出汁の一滴まで美味しかった。
空になった茶碗にご飯を盛る。これでラストである。


天ぷらはもう無いので、薬味だけを載せた。


これに特製鰹出汁を注ぐ。土瓶の中に入っている出汁は残り少なくなっていたので、出汁をお替わりした。お替わりの土瓶が運ばれてくると、空の土瓶は下げられてしまった。


お替わりの土瓶からご飯に出汁を注いだ。できあがった茶漬けは刻み海苔とおろしワサビだけのシンプルなお茶漬けだが、琥珀色の出汁が食欲をそそる。これだけでも十分美味しそうだ。


木の匙を使ってサラサラとお茶漬けをかき込む。やはり美味い。出汁の旨みをたっぷりと吸い込んだご飯におろしワサビのツンとした辛味がアクセントになっている。刻み海苔の磯の風味が出汁の旨みを引き立てている。あっという間に茶碗が空になってしまった。
お碗に残った味噌汁を飲み干す。味噌汁のお替わりができたと思ったが、しかし、土瓶の中にはたっぷりの出汁が残っている。これを最後に味わうことにした。

土瓶の出汁を空の茶碗に注ぐ。茶碗に1杯分の出汁が残っていた。琥珀色の出汁を見ていると、もう一杯くらいご飯が欲しくなる。


熱々の出汁を飲み干して完食。美味かった。満腹かつ大満足である。よく食べた。
湯呑みに残っていた冷麦茶も飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って席を立った。店の入口脇のレジに進んで会計を済ませる。レジ前には楊枝立てが置かれていた。

店を出て帰宅の途につく。帰りの電車は少しダイヤが乱れていた。快速電車も通勤快速電車も混み合っていたので、仕方なくホームに停まっていた通勤快速電車に乗り込んだ。網棚に荷物を載せて、吊革に掴まりながら読み物を読む。結局、日野駅まで座れなかった。
電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて外に出た。暗い空には雲が広がっていて、東の空の一隅が月の明かりなのか、ぼうっとぼんぼりに火をともしたように明るくなっている。月が厚い雲に遮られて、その存在を声高に主張しているようだ。

北よりの湿った風が吹いていて、空気がヒンヤリと感じられる。昼間の気温が嘘だったかのように、風が涼しく感じられた。

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今日のランチ(サーモンいくら親子丼@まぐろ人 立川店)

2021年09月03日 | 食べ歩き


今日は雨ときどき止む。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、弱い雨がしとしとと降っている。今朝の気温は18℃で、弱い北よりの風が吹いていた。ベランダの外に出ると、湿った風がヒンヤリと感じられる。少々肌寒い陽気である。
今日は夏休消化で1日休みである。といっても特に予定は無く、外は雨が降っているということもあって、出かける予定も無い。昨夜は寝るのが遅かったこともあって、一旦は平日と同じ時間に起きてはみたが、眠気が襲ってきて、つい、二度寝をしてしまった。

再び、目が覚めたのは8時過ぎである。空は少し明るくなってきていたが、外は霧雨のような雨が風に舞って、まるで雨粒が踊っているかのように降っている。風に木々の枝が揺れているのが見えた。
日中も霧雨のような弱い雨が降っていて、湿っぽい陽気となった。昼間の最高気温は20℃と朝からあまり上がらず、涼しい陽気である。北よりの風が吹いていて、空気がシメシメと感じられた。しかし、湿度が高いこともあって、外を歩いていると、結構汗をかく。汗拭き用のタオルが手放せない陽気となった。

日中は自宅で写真の整理をしたり、読み物を読んだりして過ごしていたものの、お腹も減ってきたので、昼過ぎになって遅いお昼を食べに出かけることにした。自宅を出ると、日野駅から電車に乗って立川駅に向かう。
立川駅に到着すると、コンコースからグランデュオ口を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着すると、先日夕食を食べた定食屋「大戸屋 グランデュオ立川店」の隣にある回転寿司屋「まぐろ人 立川店」に入店することにした。


店に入る。店内は中央に寿司カウンターがあって、入口を入って右手に厨房がある。寿司カウンターの周囲にカウンター席が18席設けられている他、奥に4人掛けのテーブル席が2卓あって、更にその奥に掘り炬燵形式の半個室の座敷席が4室ほどあるようである。


店員に案内されてカウンター席の一つに腰を下ろす。卓上には料理を注文するためのタブレットが置かれていて、その脇に重ねた湯呑みの山が並べられていた。更にその横に塗り箸を入れた箸入れがあって、その上に醤油と醤油小皿、国産煎茶深蒸し仕立と書かれた粉末緑茶、楊枝が置かれている。席に座ると、冷たいおしぼりが出された。
まずはおしぼりで手と腕、顔を拭く。それから湯呑みを1つ取り、その中に粉末緑茶を適量入れる。湯呑みの山の脇に湯栓があるので、ここで湯を入れてお茶を作ると、お茶を飲んで喉を潤した。お茶を飲みながらタブレット端末を操作する。


「画面をタップしてください。」とあるので、画面にタッチすると8つのカテゴリの各種メニューが表示された。


この中からセットメニューをタッチする。セットメニューは3ページあり、最初は各種海鮮丼とにぎりのセットが表示された。


次のページは9種類の海鮮丼が表示された。


3ページ目はノンアルコール飲料が表示された。


2ページ目に戻り、「【平日ランチ限定】日替わり丼(サーモンいくら親子丼)みそ汁付」を注文することにした。注文数を選択して、「次へ」のボタンを押す。


すると、「わさび 有/無」と「ご飯の量」を選ぶことが出来るので、ここで「わさび有り」「ご飯大盛り」を選んで注文をする。


ちなみにタブレット端末の背後には日替わりおすすめがクリアファイルに入ってカウンターに貼られていた。


しばらくして、日替わり丼(サーモンいくら親子丼)がカウンターの中から出された。味噌汁は入口脇の厨房から運ばれてくる。


伝票代わりに青い皿を2枚渡された。この皿は脇に置いておく。


卓上の箸の入った箱から箸を一膳分取出し、更に醤油小皿を1枚取った。


最初に、醤油小皿に醤油を垂らす。


続いて、味噌汁から飲むことにした。味噌汁は魚のあら汁で、刻みネギがたっぷりと入っている。
味噌汁を飲む。味噌汁にはいろいろな魚のあらが入っていて、良いダシが出ていて美味しい。空腹の胃袋に染み渡るような味わいで、刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。


いよいよ日替わり丼(サーモンいくら親子丼)を食べることにした。日替わり丼(サーモンいくら親子丼)は丼に盛られた酢飯の上にニンジンとダイコンのツマと刻みタクアン、ワカメ、新生姜の甘酢漬けを載せた上に大葉を1枚敷き、炙りサーモンと生サーモンを3枚ずつと玉子焼きを2切れ並べ、更にサーモンの切り落としとイクラを載せている。丼の一隅にはキュウリのスライスが2枚載せられ、おろしワサビがトッピングされている。


おろしワサビを先ほど醤油を垂らした醤油小皿に載せ、ワサビ醤油を作ると、さっそく日替わり丼(サーモンいくら親子丼)の上の生サーモンをワサビ醤油にたっぷりと浸けて、口に運んだ。サーモンはトロリとした食感で、身が甘くて美味しい。サーモン1枚でご飯が進む。一方、炙りサーモンは皮が香ばしく、炙られて余計な脂が取れて、その分身の旨味が濃いように感じられる。生サーモンとはまた異なった味わいで美味しい。
玉子焼きはほどよく甘くて、ジューシーな味わいである。ダイコンのツマとニンジンのツマはシャキシャキとした食感で、これに刻みタクアンのパリパリとした食感が加わって、変化に富んでいる。

箸休めにキュウリを片付けると、ワカメをワサビ醤油にたっぷりと浸けて酢飯と一緒にかき込んだ。醤油の旨味がワカメにたっぷりと絡んで口の中に入ってくる。新生姜の甘酢漬けは酢の甘みと酸味に生姜の辛味が加わって、食べ応えがあった。
最後にサーモンの切り落としとイクラの上からワサビ醤油を垂らし、適当に酢飯とかき混ぜると、酢飯をかき込んだ。サーモンの旨味とイクラの濃い磯のジュースが酢飯に絡んで口の中に入ってくる。もうどうしようも無いくらいに美味しい。ひたすらご飯をかき込んでいると、あっという間に丼が空になってしまった。

最後に味噌汁を飲む。味噌汁の中の魚のあらから注意深く骨を取出ながら、アラの身を食べ、最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
もう一度湯呑みに粉末緑茶を適量入れ、湯呑みの山の脇の湯栓からお湯を注いだ。適度に湯呑みの中をかき回すと、熱い緑茶を飲む。お茶を飲み干すと、店員を呼んで会計をすることを伝えた。

すると、何かの機械を持ってきて、先ほどの伝票代わりの皿に近づけて、小さな電卓のような機械に料金を表示させた。これがいわゆる伝票とのこと。先ほどの皿には電子タグが埋め込まれているとのことだった。なんだか時代の進化に圧倒された気分で店の入口脇のレジに進んだ。
代金を精算して店を出ると、エレベーターでグランデュオ立川の1階に下りた。グランデュオ口改札を抜けて立川駅構内に入る。中央線下りホームに降りると、ホームに停まっていた電車に乗り込んだ。

帰りは電車に乗って豊田駅に行くと、駅北口にあるイオンモール多摩平の森で買い物をして帰宅の途につく。日野駅からは傘を差して帰宅した。
深夜になって雨は止んだようである。

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今日のランチ(九州麦みそとろろ定食@九州熱中屋 新宿野村ビルLIVE)

2021年09月02日 | 食べ歩き


今日は雨時々止む。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、弱い雨が降っている。今朝の気温は18℃で、9月に入ってめっきりと涼しくなった。風は無く、ベランダの外に出てみると、湿った空気がヒンヤリと感じられて、肌寒いほどである。涼しくなってくると、だんだんと布団から出るのも億劫になる。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。いつもと同じ時間に起床すると、髭を剃って顔を洗った。それから湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出し、新聞を読みながら簡単に朝食を済ませた。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて、業務を開始した。

午前中はずっと雨が降り続いていた。仕事を始めてから2時間が経過し、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付する。今日はあまり気温が上がらないとの天気予報に、長袖のワイシャツを着て出勤した。
外に出ると湿った風が冷たく、季節を先取りしたような涼しさである。路面には大きな水たまりがあちらこちらにできていた。足元に気を付けながら、駅に向かう。

日野駅から乗った中央線特別快速電車は少し混んでいた。それでも何とか日野駅で座ることができたので、少し瞼を閉じてみる。気が付くと、電車は新宿駅に停まっていた。慌ててホームに降りて、改札に向かう。
外に出ると、弱い雨が降っていた。お昼を食べてから職場に向かうことにして、雨を避けて地下道に入る。新宿野村ビル地下のレストランに行くことにして、4号街路地下道から新宿センタービルを抜けて新宿野村ビルに入った。以前、ランチを食べた和風スパゲッティ専門店「ハシヤ」の隣に居酒屋「九州 熱中屋 新宿野村ビル LIVE」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店に入ると、手を消毒するように店員に言われて、入口を入ってすぐ左手に置かれた消毒液を手に吹きかけて、手指を消毒した。店内は入口正面に生け簀があって、その周囲にカウンター席が5席L字形に配されている他、右手奥には6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が1卓配されている。左手奥には厨房が有り、その前に6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が1卓配されている。
店員に「テーブル席でもカウンター席でもお好きな方にどうぞ」と言われて、カウンター席に座った。卓上には濃口醤油と七味唐辛子、箸、楊枝、紙おしぼり、冷水のポット、メニューが置かれ、空のコップを重ねたものが並べられている。

空のコップを1つ手に取ると、冷水のポットから冷水を注いで、まずは1杯飲んだ。再び、コップに冷水を注ぐと、お冷やを飲みながらメニューを眺める。


卓上には本日のおススメと書かれたメニューが置かれた。


注文したのは卓上のメニューの一番上に書かれた「九州麦みそとろろ定食」である。ご飯と味噌汁はお替わり自由となっているので、ご飯を大盛りでもらうことにした。
料理を注文すると、お冷やを飲みながら料理が出来るのを待つ。料理はすぐに運ばれてきた。トレーの上にはサバ味噌とろろと出汁巻き玉子、ご飯、味噌汁、香の物が並べられている。


さっそく卓上から箸と紙おしぼりを1つずつ取ると、あらためてお冷やで喉を潤した。
紙おしぼりで手を拭くと、箸を取って味噌汁を飲む。味噌汁はワカメの味噌汁である。


お椀を持ち上げて味噌汁を飲む。空腹ということも手伝って、胃袋に味噌汁のダシが染み渡るように美味しい。ワカメが味噌汁にボリューム感を与えていて、優しい味わいである。
続いてご飯を食べる。大盛りのご飯はお碗に山盛りに盛られている。


ご飯にサバ味噌とろろをかけて食べたいところだが、山盛りにしてもらったご飯にはとろろはかけられない。そこで、ご飯の山を解消するために出汁巻き玉子でご飯を食べることにした。
長方形の皿に載せられた出汁巻き玉子は長さ13cm、幅6cm、厚さ2cmほどの大きさがあり、餡がかけられて、刻みネギが散らされている。


玉子焼きを箸で切ってみた。幾重にも巻かれた玉子焼きの断面からは、じんわりとダシが染み出しているようである。


切った出汁巻き玉子を餡に絡めて口に運ぶ。柔らかくジューシーな玉子焼きはダシの旨味と玉子の甘みが重なり合って、ふんわりとして美味しい。玉子焼きの余韻を感じつつ、ご飯をかき込んだ。ご飯はやや固めに炊かれていて、米粒が口の中でほどけて玉子焼きのダシに絡んで喉の奥に消えていく。玉子焼き1切れでご飯が進む。玉子焼きを半分ほども食べてしまうと、ご飯の山が解消した。
ここで、平らになったご飯に箸で窪みをつけて、この窪みにサバ味噌とろろを注ぐことにした。

とろろ汁には刻み海苔がトッピングしてあって、木のさじが添えられている。


すり鉢に入ったサバ味噌とろろは生の大和芋を丁寧におろし、麦みそとサバの味噌煮を加えてとろろ汁にしているとのこと。


ご飯に適量サバ味噌とろろを注ぐと、ご飯に絡ませるようにして、ご飯をかき込んだ。ねっとりとしたとろろ芋は甘くて美味しい。サバの味噌煮と麦みその旨味がとろろ芋に絡んで、ご飯が進む。刻み海苔の風味が加わって、なかなか変化に富んだとろろ汁である。とろろ汁に僅かに残ったとろろ芋がシャキシャキとした食感でアクセントになっていた。
とろろ汁でご飯を食べていると、あっという間にご飯が無くなった。味噌汁も飲み干すと、さっそく、ご飯と味噌汁をお替わりすることにした。

厨房の右手の生け簀に面したカウンターテーブルの上にご飯のお釜と味噌汁の鍋が置かれている。お碗にご飯を盛り、お碗に味噌汁を注ぐと、再び席に戻った。
結構、1杯目のご飯の量は多かったので、2杯目はそれより心持ち少なめにした。


このご飯でまずは出汁巻き玉子を片付けることにした。出汁巻き玉子を食べながらご飯をかき込む。みるみるうちに出汁巻き玉子が無くなった。出汁巻き玉子の皿に残った餡をご飯にかけると、それでご飯をかき込む。これだけでもなかなか美味しい。
残ったご飯にはとろろ汁をかける。1杯目のご飯でとろろ汁を贅沢にかけて食べてしまったことが祟って、すり鉢に残ったとろろ汁は少々少なめである。これをご飯と軽くかき混ぜるようにして、ご飯をかき込んだ。サラサラと口の中にご飯ととろろ汁が一体となって流れ込んでくる。なかなか美味しい。鼻腔を麦みその風味が抜けていくようである。

箸休めに香の物を食べる。香の物はキュウリの醤油漬けである。


ぱりぱりとした食感の醤油漬けは、気分転換にいい。薄口のとろろ芋に味と食感のアクセントを与えている。ご飯を食べてしまう頃には醤油漬けも無くなった。
最後に二杯目の味噌汁を飲む。


熱々の味噌汁の中には何も具が入っていなかった。まったくの味噌汁だけである。これを飲み干して完食。美味かったが、鍋の中の味噌汁に具が無かったのは、ちょっと拍子抜けだった。鍋の底の方にワカメが溜まっていたのかもしれないが、却って、ご飯にかけて食べても良かったかもしれない。
コップに残った冷水を飲み干すと、料理と一緒に運ばれてきた伝票を持って席を立った。奥の店員に声をかけて、店の入口脇のレジに進む。支払いはクレジットカードまたは現金のみとなっている。クレジットカードで代金を払うと店を出た。店の前はかなり混み合っていた。

ビルからは地下道を伝って職場に向かう。食後ということもあるが、湿度が高い上に人が多いせいか、少し蒸し暑い。しばらく歩いていると汗がじんわりと額に浮かぶ。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出し、汗を拭った。途中、職場に行く前に売店に寄って、アイスコーヒーを買って行った。
日中は雨が降ったり止んだりの空模様となった。昼間の最高気温は21℃で、朝からあまり上がらず、10月上旬から中旬並みの陽気となったとのこと。地下道から外に出ると、湿った空気がヒンヤリと感じられて、風が肌寒く感じられた。

午後は職場でデスクワークを中心に過ごす。夕方、打合せを終えて自席に戻ってくると、机上には書類が山積していた。書類を処理し、メールに目を通していると、外が暗くなってきていた。
明日は夏休消化で1日休み。なんとか目の前の書類の山を片付けて、メールもチェックすると、既に定時は過ぎてだいぶ時間も遅くなっている。机上を整理して帰り支度をすると、職場を出た。

外は弱い雨が降っていた。地下道を歩いて新宿駅に向かう。新宿駅からは中央線快速電車に乗って帰宅の途についた。電車が三鷹駅にさしかかるところで、目の前の席が空いたので、シートに腰をうずめる。ビジネスリュックサックの中から読み物を取りだして、記事を読んでいると、電車はやがて日野駅に到着した。
駅に着くと、電車を降りて近くのスーパーで夕食を買い、家路を急ぐ。外は雨が降っていたが、団地の草むらの中から鈴虫が鳴いているのが聞こえた。

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今日の夕食(陳麻婆豆腐@陳麻婆豆腐 新宿野村ビル店)

2021年08月25日 | 食べ歩き


今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は24℃で湿度が高く、北西から風が吹いている。湿った空気がヒンヤリとしていて、風が涼しく感じられた。夜だけでなく、朝も風が涼しく感じられて、秋の足音が確実に近づいてきているように感じられる。
今日も通常出勤のため、早朝に家を出た。団地の草むらからは鈴虫が鳴く音が聞こえる。上空には鳥が飛び交っていて、ちょっと賑やかな朝である。電車に乗って新宿に向かう。

新宿駅に到着して改札を抜けると、上空には雲が広がっていたが、南の空には雲を引き裂いたような青空が見えていた。都心は南よりの風が吹いていて気温も高く、空気がムシムシと感じられる。街路樹からはセミが鳴いている音が聞こえる。同じ東京都内だが、40分弱ほど電車に乗っただけで、季節が変わったように感じた。
午前中は日が昇ってくるにしたがって、青空の領域が広がってきた。日が射し始めると、気温がぐんぐんと上昇してきた。

昼間は雲が多いものの、青空が広がっていて強い日射しが照り付けている。昼間の最高気温は34℃を超えて、猛暑日に迫る厳しい残暑の1日となった。暖かい南よりの風が吹いていて湿度が高く、蒸し暑い陽気である。お昼休みに外を少し歩いただけで、汗だくになってしまった。
今日は朝から晩までデスクワークである。夕方には溜まっていた仕事も大方片付いたこともあり、また今日は夕食を食べて帰ることにしていたので、早めに帰ることにした。明日は午前中、自宅でテレワークをすることにしている。端末をビジネスリュックサックの中に入れると、職場を後にした。

職場を出ると、新宿野村ビルに向かった。先日、「真鯛特製濃厚らーめん」を食べたラーメン屋「麺屋 翔 みなと」の隣に中華料理屋「陳麻婆豆腐 新宿野村ビル店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の前に非接触型体温計とアルコール消毒液噴霧器が一体となった機械が置かれている。ここで手をかざして検温をすると、アルコールで手指を消毒して店内に入った。
店内は入口から見て奥に厨房があり、その前に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が7卓配されている他、右手の壁際にカウンター席が4席設けられている。出てきた店員に案内されて奥の2人掛けのテーブル席に座った。

卓上には山椒と箸、冷水のポット、メニューが置かれている他、空のコップが置かれており、各席毎に紙おしぼりが置かれている。コップにポットから冷水を注ぎ、お冷やを飲みながらメニューを見た。


メニューにはラミネートされたメニューも差し込まれている。最初の見開きは「涼菜」と書かれた単品メニューと2種類の冷やし中華が掲載されている。


次はノンアルコールカクテルと「世界一の辛さ 地獄の激辛麻婆フェア」という麻婆豆腐である。


更にページをめくると、「晩御飯セット」「四川省秘伝の坦々麺」と書かれたメニューとなっていた。


次にページを開く。今度は「熱菜」「麺・飯・湯・点心」「おすすめ」「舐品」と書かれた各種単品メニューである。


メニューをひっくり返すと、各種ドリンクが掲載されており、裏表紙には各支店一覧が掲載されていた。ドリンクは緊急事態宣言中ということもあり、ソフトドリンクと中国茶・コーヒー以外は提供されていない。


あらためて、メニューを確認すると店員を呼んだ。注文したメニューは「晩御飯セット」の中の「陳麻婆豆腐」である。このセットには「陳麻婆豆腐」の他、小皿、ライス、スープ、漬物、杏仁豆腐またはワンドリンクが付いている。ワンドリンクはグラスビール、角ハイボール、ソフトドリンクから選べるが、アルコールの提供が中止されているので、ソフトドリンクのみの提供となる。そこで、ここは杏仁豆腐を食後にもらうことにした。ちなみにライスはお替わり自由となっている。
料理を注文してまもなく小皿とスープ、漬物が運ばれてきた。続いて「陳麻婆豆腐」が運ばれてきた。最後にご飯が運ばれてきた。


まずは箸を取り、お冷やを少し飲んだ。それから紙おしぼりで手を拭くと、スープを飲むことにした。スープは「玉子スープ」で、中にはかき玉子の他にトマトが入っていて刻みネギが浮かべられている。


「玉子スープ」に添えられているレンゲでスープを掬って口に運ぶ。優しい玉子の食感にトマトの旨味と微かな酸味が感じられる。刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて美味しかった。スープを半分くらいまで飲んだところでレンゲを置いた。
いよいよ、「陳麻婆豆腐」を食べる。器の中にはダイスカットした木綿豆腐と牛そぼろ肉の肉味噌が入った赤い麻婆豆腐が入っていて、大きめにカットされた葉ニンニクが散らされている。麻婆豆腐には金属製のレンゲが添えられた。


これをご飯にかけて食べることにする。ご飯は「陳麻婆豆腐」の器よりも一回り小さいお碗に盛られている。ちょっとこれでは何度もお替わりをすることになりそうだ。


まずは「陳麻婆豆腐」に添えられたレンゲで一口食べてみた。じんわりとした辛さの麻婆豆腐は、大豆の味わいがしっかりとした豆腐と牛そぼろ肉がねっとりとしたソースで絡まって口の中に入ってくる。


麻婆豆腐を食べながらご飯をかき込んだ。国産米を使っているというご飯はふっくらとした仕上がりで、やや固めに炊かれている。麻婆豆腐の餡に米粒が絡んで喉の奥に消えていく。
今度は麻婆豆腐をご飯にかけて食べた。きめの細かい肉味噌は鮮やかな赤色で、ご飯によく絡む。そのままご飯をかき込むと、爽やかな香りと舌が痺れるような刺激的な辛味が口の中に広がった。葉ニンニクはほんのりとニンニクの香りがして、麻婆豆腐に彩りと香りのアクセントを与えている。ご飯はあっという間に無くなった。

ここでご飯をお替わり。大盛で注文した。すると、新しいお碗にご飯が盛られて運ばれてきた。このお碗は「陳麻婆豆腐」が入っている器と同じ大きさである。あきらかに大盛である。


このご飯に再び麻婆豆腐をかけて食べる。頭に突き抜けるような辛味が病みつきになりそうな美味しさで、箸が止まらない。麻婆豆腐に使用している豆腐は神奈川県厚木市愛甲にある豆腐屋「富塚豆腐店」のものを使用しているとのこと。国産丸大豆と天然にがりのみで作っているという木綿豆腐は絹ごしのような滑らかな口当たりで、肉味噌の濃い味わいの中で存在感を誇示している。
器に残った麻婆豆腐の量に比べてご飯が残り少なくなったところで、麻婆豆腐のレンゲを置いて、漬物で残りのご飯を食べることにした。

漬物はザーサイである。


大きくカットされたザーサイはなかなかのボリュームである。麻婆豆腐の辛味を癒やすかのような味わいでシャキシャキとした食感が美味しい。適度な塩気と酸味にほんのりとした辛味がアクセントになっている。ザーサイが無くなると同時にご飯も無くなってしまった。
店員を呼んでご飯をお替わりする。3杯目のご飯は普通盛りでは少なすぎるし、といって大盛ではちょっと多い気がする。しかし、「店員には大盛か普通盛りのどちらかしかない。ご飯の量の加減は出来ない。」と言われてしまったので、3杯目のご飯も大盛で注文することにした。

3杯目のご飯が運ばれてきた。


今度は最初に小皿の料理でご飯を食べることにする。小皿の料理は蒸し鶏の料理である。2切れの蒸し鶏にみじん切りの生姜のソースがたっぷりとかけられており、刻みネギが散らされている。


蒸し鶏にかぶりつく。ジューシーな蒸し鶏は柔らかく、サッパリとした味わいで鶏の淡泊な旨味と生姜の爽やかな味わいが絡んで美味しい。きめの細かい歯触りの鶏肉は冷たく、麻婆豆腐まみれになった口の中が癒やされるような食感である。鶏肉にかぶりつきながらご飯を食べると、最後は蒸し鶏のソースを全てご飯に投入して、ご飯をかき込んだ。
残ったご飯は「陳麻婆豆腐」の器に全て投入し、麻婆豆腐丼として食べることにした。レンゲでご飯と麻婆豆腐を軽くかき混ぜて、ご飯をかき込む。

麻婆豆腐の肉味噌の牛そぼろ肉は醤油と甜麺醤で少し甘い味付けになっているとのことだが、これに花椒や豆板醤などのスパイスで作られた餡が絡まっていて、だんだん口の中が燃えているように辛くなる。牛そぼろ肉の旨味に豆腐の甘みが絡まって、かなり食べ応えがある。
だんだんと舌が痺れて、感覚が麻痺してきた。口の中でカプサイシンが暴れまくっているようだ。汗が止まらず、ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出して、汗を拭きながら、ご飯をかき込む。「陳麻婆豆腐」の器が空になると、なんともいえない達成感で心と身体が満たされた。結構お腹もいっぱいである。

最後に器に残った「玉子スープ」を飲む。玉子の甘みが口の中の麻婆豆腐の辛味を労るように感じられた。
店員を呼んで、食後の杏仁豆腐をお願いした。全ての料理の皿が下げられて、杏仁豆腐の器と伝票が運ばれてくる。


杏仁豆腐にはレンゲが添えられた。


レンゲで杏仁豆腐を掬って口に運ぶ。白一色の杏仁豆腐は純白で、冷たくて美味しい。プルンとした食感の杏仁豆腐は優しいミルキーな甘さで、麻婆豆腐まみれになった口の中を和らげてくれるように感じられる。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。

帰り支度をして、ビジネスリュックサックと伝票を持って席を立つ。入口脇のレジで代金を精算すると、店を出た。地下道を通って新宿センタービル地下に出ると、4号街路地下道を歩いて新宿駅に向かう。
新宿駅からは中央線快速電車に乗った。電車は意外と混み合っていて、席には座れなかった。ビジネスリュックサックを網棚の上に載せると、吊革に掴まって読み物を読みながら車内の時間を過ごす。電車は国分寺駅でようやく空いてきた。西国分寺駅で席に座る。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りた。駅を出ると、昼間の暑い空気がまだ残っていて、ムシムシとしている。北よりの風が吹いていて、風が温風のように感じられた。
上空には暗い空が広がっていて、所々に淡い雲が広がっている。雲の合間から星が瞬いているのが見えた。

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今日の夕食(うなぎの柳川土鍋@大戸屋 グランデュオ立川店)

2021年08月02日 | 食べ歩き


今日は晴れのち曇りときどき雨。今朝は上空に青空が広がっていて、白い雲がマーブル状に浮かんでいる。雲の合間から射し込む朝日が眩しい。今朝の気温は25℃で風はほとんど無く、湿度が高くて空気が蒸すような陽気である。遠くで鳥がさえずる声が聞こえていた。
今日は自宅で午前中テレワークを行い、午後は半休の予定としている。朝5時過ぎに起床すると、湯を沸かしてドリップコーヒーを淹れた。簡単に朝食をとった後、髭を剃って顔を洗った。その後、玄関のドアポストに投函された朝刊を読んだりして朝の時間を過ごす。定時の少し前になって、端末に電源を入れると、業務を開始した。

午前中は大きな綿雲が上空の所々に浮かんでいたものの、強い日射しが降り注いで気温がグングンと上昇してきた。午前中に強い南よりの風が吹いてきて、団地の前庭の木々の枝が大きく揺れている。昼間の最高気温は34℃で、3日連続の真夏日となった。湿度が高めで、蒸し暑く感じられる陽気である。
お昼過ぎになったところで職場にメールで業務終了の連絡を入れ、端末の電源を落として業務を終了する。今日は団地の排水管清掃のため、清掃業者による作業が終わるまでは外出は出来ない。簡単にお昼を済ませると、机上を整理してパソコンで写真の整理をしながら、業者が来るのを待つ。しばらくして、排水管清掃の業者が来たので、作業の立ち会いをした。

午後は大気の状態が不安定で、雨が降ったり止んだりの空模様となった。部屋をルンバで掃除をしていると、窓の外が暗くなってきたことに気が付いた。窓の外を見ると、上空には灰色の雲が広がっていて、太陽が雲に隠れてしまっている。しばらくして、やや強い雨が降り出してきた。
雨は1時間弱で止んだ。雨が止むと、気温がぐっと下がってきた。上空の雲が薄くなって、雲を透かすように青空が見えている。自宅の前の路面は濡れていて、あちらこちらに水たまりができているものの既に所々乾き始めていた。ベランダの外に出てみると、薄日も射していて、水分をたっぷりと含んだ空気が蒸し風呂のように感じられる。団地の前庭の木々の茂みからはセミの大合唱が聞こえていた。

日が射したのは一瞬で、その後も、しばらくしてから雨が降り出してきた。再び降ってきた雨も1時間ほどで止み、日も沈んで空が暗くなってきた。
今日は夕食を外で食べることにしている。雨が止んだ頃に、身支度を調えて家を出た。空は日射しが無い上に厚い雲に覆われていて、薄暗くなっている。日野駅まで歩いていると、マスクが湿度と吐息で湿って、呼吸がしづらい。額から汗が滴り落ちて、まるでミストサウナの中を歩いているような気分である。汗だくになりながら日野駅に到着した。

日野駅から電車に乗って隣の立川駅で下車すると、コンコースからグランデュオ改札を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着すると、エレベーターホールの正面に定食屋「大戸屋 グランデュオ立川店」がある。今日はこの店に入ることにした。


入口左手にある消毒液で手指を消毒すると店内に入る。店内は正面奥に厨房があり、厨房の手前と右手奥に4人掛けのテーブル席が11卓と2人掛けのテーブル席が10卓配されている他、6人掛けのテーブル席の中央に仕切りを設けてカウンター席にしたテーブルが1卓配されている。
出てきた店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、右手奥の4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。早速、店員さんがお冷やの入ったコップを運んできた。卓上には紙ナプキンと紙おしぼり、店内用アルコール消毒液、楊枝、コールボタン、タッチパネルが置かれていて、メニューが広げられている。

お冷やを飲みながらメニューを眺めた。メニューでだいたい注文する料理を決めると、タッチパネルで料理を注文することにする。
タッチパネルのトップ表示は来店人数を入力する画面となっている。


人数を入力すると、次は表示する言語を選ぶ画面となっている。ここで日本語を選択してOKボタンを押した。


すると、メニューのカテゴリが表示される。


ここで一番左上のグランドメニューを押してみる。


次のページもグランドメニューである。


「次のページ」をタッチすると、「おすすめメニュー」が表示された。


「次のページ」は「店舗限定メニュー」である。


「次のページ」は「サイドメニュー」である。


「次のページ」を立ちすると「甘味メニュー」が表示されたが、ボタンは「甘味」しか無い。


「次のページ」は「ソフトドリンク・アルコールメニュー」となっている。ボタンは「ソフトドリンク」「アルコール」の2つのボタンがあるだけである。


この次のページは「お持ち帰りメニュー」となっている。このページで最後である。


あらためてトップページに戻ると、「おすすめメニュー」を表示する。このページには「宮崎県産うなぎのうな重」「うなとろ丼」「うなぎの柳川土鍋」「うなぎと夏野菜のちらし重」「梅しそ巻きチキンカツおろし出汁」「豚と彩り野菜の冷しゃぶ」「梅おろしとシラスのサラダうどん」のボタンがある。
先日の7月28日は土用の丑の日だったが、すっかりそのことを忘れていた。そんなこともあって、今日はウナギを食べる気満々である。そこで、「宮崎県産うなぎのうな重」のボタンを押した。ところが、「取り扱い中止」の表示がされていて注文することが出来ない。これは困った。

そこで、別のウナギの料理を注文することにする。順当に考えれば「うなとろ丼」を注文しようかとも思ったのだが、今回は妙に「うなぎの柳川土鍋」に心が惹かれた。そこで、期間限定「うなぎの柳川土鍋」を注文することにして、定食メニューのボタンを押した。
するとご飯の種類、ご飯の量、味噌汁を選ぶ画面が出てくる。ご飯は「五穀ご飯」を選び、ご飯の量は「大盛り270g」を選んだ。味噌汁は別料金で蕎麦やうどんに変更することが出来る。そこで、「せいろ蕎麦」「大盛」を注文することにした。

ちなみに、今回は注文しないが、「ごはんのお供」「小鉢総菜C」「追加のおかず」「ドリンクバー」も注文できる。タッチパネルで料理を注文すると、お冷やを飲みながら料理が出来るのを待った。
しばらくして、料理が一式運ばれてきた。期間限定「うなぎの柳川土鍋」定食と「せいろ蕎麦」「大盛」は別々のトレーで運ばれてきた。テーブルの上に置いてみると、なかなか豪勢な夕食である。見た目2人分の料理を1人で平らげるような気分になった。


「うなぎの柳川土鍋」定食のトレーの上には「うなぎの柳川土鍋」と大盛の五穀ご飯、お新香、山椒の他に取り皿と箸、レンゲ、紙ナプキン、紙おしぼりが置かれている。また「せいろ蕎麦」「大盛」のトレーの上には「せいろ蕎麦」「大盛」の他に蕎麦つゆと2種類の薬味が載せられている。
最初に紙おしぼりで手を拭くと、「せいろ蕎麦」「大盛」から食べることにした。さすがにこの状態では食べにくいので、「うなぎの柳川土鍋」定食のトレーを隣のテーブルに載せ、「せいろ蕎麦」「大盛」のトレーを手前に持ってくる。紙ナプキンを1枚取り、「うなぎの柳川土鍋」定食のトレーから箸を取った。


「せいろ蕎麦」「大盛」は長方形の蒸籠の上に蕎麦が盛られている。


蕎麦つゆは削りたての鰹本枯節を使った麺つゆを使用しているとのこと。


薬味の刻みネギは小器に入っている。


おろしワサビは小分けの小袋に入っていた。


まずは蕎麦つゆを少し飲んでみる。辛めのサラサラとした蕎麦つゆで、まろやかな味わいと濃い鰹節の風味が美味しい。これに2種類の薬味を全て投入し、蕎麦をたっぷりと浸して口に運んだ。蕎麦は細い麺で、そばの風味が美味しい。蕎麦にたっぷりの蕎麦つゆが絡んで口の中に入ってくる。刻みネギのシャキシャキとした食感とおろしワサビのツンとした辛味がアクセントになって、なかなか美味しい。みるみるうちに蕎麦つゆが無くなってしまった。
コールボタンを押して、蕎麦つゆの追加を注文する。ついでにそば湯ももらっておこうと店員に声をかけると、そば湯のサービスはしていないとのこと。これは残念である。

追加の蕎麦つゆは、新しい蕎麦猪口に入れられて運ばれてきた。


これにこれまで食べていた蕎麦猪口の蕎麦つゆを入れて、蕎麦を食べる。薬味が無い分、蕎麦つゆの旨味がストレートに口の中に広がる。蕎麦の風味と弾力のある食感が感じられて美味しい。
蕎麦を食べてしまうと、「せいろ蕎麦」のトレーを脇に寄せて、「うなぎの柳川土鍋」定食のトレーを目の前に置いた。


どうやって食べるか思案したが、まずは鍋から取り皿に料理を少し取り分けることにした。「うなぎの柳川土鍋」はうなぎとゴボウのささがきを割下で煮こみ、玉子とじにして、彩りに刻んだニラを散らしている。


取り皿に移すと、まずは薬味を付けずにそのまま「うなぎの柳川土鍋」を味わってみた。香り豊かで濃厚な味わいのうなぎに割下の旨味が染みこみ、玉子の甘みが全体を包み込んでいる。薄く削られたゴボウのささがきがジューシーで美味しい。
「うなぎの柳川土鍋」を食べながら五穀ご飯を食べる。五穀ご飯は大麦、とうもろこし、黒米、黒ごま、白ごまがたっぷりと入っている。それぞれの食感が口の中でミックスされて、これにウナギと玉子の味わいが絡む。これは美味しい。


ここで、「うなぎの柳川土鍋」に薬味の山椒を振りかけることにした。薬味の山椒は小分けの袋に入っている。


山椒を振りかけた「うなぎの柳川土鍋」は山椒のピリッとした辛味がアクセントになって美味しい。五穀ご飯が減ってくると、取り皿に「うなぎの柳川土鍋」を取るのも面倒になり、そのまま五穀ご飯の上にのせて、ご飯と一緒にかきこんだ。
最後は、鍋の中の料理をレンゲでご飯にかける。更に、先ほど残ってしまった蕎麦つゆもご飯に投入した。残ったご飯と割下やうなぎ、ゴボウのささがき、玉子、蕎麦つゆをかるくかき混ぜると、サラサラとご飯を食べる。

お新香が残っていることを思い出し、箸休めにお新香を食べた。お新香はタクアンをカットしたものである。


パリパリとした食感のタクアンは、食感のアクセントになっている。タクアンをかじりながらご飯をかき込んだ。サラサラと五穀ご飯を食べてしまうと、タクアンも無くなってしまった。五穀ご飯のお碗が空になったところで、コップに残ったお冷やを飲み干す。
温かいお茶が欲しくなった。壁には「あたたかいほうじ茶 セルフサービスです ご自由にお使いください」と書かれた紙が貼ってある。席を立って、ドリンクバーの所まで行くと、給茶器がドリンクバーの隣に設置されている。店員に声をかけると、給茶器の置かれている台の下の引き出しから湯呑みを出して、給茶器にセットしてくれる。自分でボタンを押して、ほうじ茶を注いだ。それをテーブルに持って帰ってきて食後のほうじ茶を楽しむ。


ほうじ茶を飲み干して完食。美味かった。うな重を食べられなかったのは残念だが、それでも満腹、満足である。卓上に置かれた伝票を手に取って席を立ち、店の入り口脇のレジで代金を清算すると店を出た。エレベーターで1階に降りると、グランデュオ口改札を抜けて立川駅構内に入る。
中央線下りホームに降りると、ホームに停まっていた電車に乗り込んだ。隣の日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜ける。昼間に比べるとだいぶ気温は下がってきているが、それでも湿度が高くて、ムッとするような空気が重く感じられる。上空は雲が切れて、暗い空が顔を出している。雲の合間に星が瞬いているのが見えた。

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