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白鳥撮影会@館林

2025年02月02日 | 写真


今日は雨のち曇り。今朝は5時に起床した。ホテルのカーテンを開けて窓の外を見ると、空は暗く、遠くの街の明かりが沼の水面に反射しているのが見える。ベランダに出てみると、小雨かみぞれか分からないがパラパラと冷たいものが降っていた。外の空気はシャリシャリとしていて、シャーベットのようにヒンヤリと感じられるものの、思ったほどに寒くない。沼には白鳥の白い影が浮かんでいて、鳴き声が聞こえていた。
午前6時に一旦、宿泊したホテルのエントランスに集合したものの、外は暗く、雨が降っている。とりあえず沼のほとりに行って撮影場所を下見した後、明るくなってから改めて集合することになって、一旦部屋に戻った。30分も経つと、空が藍白色に染まり、辺りが薄明るくなってきた。

今日の撮影会で用意した機材は昨年度の経験を踏まえてミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」交換レンズ「OMシステム M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」超望遠レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ」である。更にカメラには外付けドットサイト照準器「EE-1」を装着している。
ホテルのエントランスに改めて集合した後は、カメラを持って沼のほとりに向かった。沼には多くのカモや白鳥が戯れている。頭上をサギが飛んでいくのが見えた。


白鳥の餌やりは朝6時半頃から地元のボランティア団体が行っている。餌はパンの耳などである。餌場には白鳥の他、たくさんのカモが集まっていて、餌が投げられると一斉に餌に群がった。


餌が一段落すると、数羽の白鳥の集団が首を上下させたり、羽を広げたりしながら沼のあちらこちらに移動していった。


白鳥の中に少し灰色が混ざったような鳥がいる。これは白鳥の幼鳥である。成鳥の白鳥とともに水面を行き交っていた。


餌が撒かれると、カモが大挙して押し寄せてきた。


餌やりが終わってしばらくすると、向かって右手のほうに白鳥の一団が動いていった。西の方角を見ながらじっとしている。飛び立つのだろうかと思ったが、なかなかその気配を見せない。


カメラの設定を確認しようとして、カメラのメニューを立ち上げたとき、ふいに羽音がした。見ると、先ほどの白鳥が飛び立っていく。うっかりした。


しかし、これがきっかけになったのか、向かって左側の白鳥の集団の中から飛び立つ白鳥の一群がいる。夢中でシャッターを切った。


白鳥は水上を走るようにして、羽を広げて空に飛び出していく。一羽の後にもう一羽が続いていった。


数羽の白鳥が飛び立つと、その後を多数の白鳥が追うようにして飛び立っていく。


左側から東側に向かって飛び出した白鳥は、沼の中ほどでUターンすると、西の方に飛んでいくのが見えた。


再び、数羽の白鳥が一列になって飛び立っていく。


その後を追うように1羽の白鳥が飛び出した。


沼にはまだ数羽の白鳥がいたが、飛び立つ気配はない。長い首を体の後ろに埋めるようにして水に浮かんでいる。しばらく沼のほとりで白鳥が飛び立つのを待っていたが、午前8時半に撮影を打ち切って、ホテルのチェックアウトまで部屋で暖を取ることになった。
部屋に戻り、池を一望する。


沼に残っていた白鳥の一群はその後も飛んで行った形跡はなく、沼の一隅でじっと寝ているかのようである。カモが左右を飛び交っているのが見えた。
ホテルをチェックアウトした後は、参加者全員で多々良沼に移動する。


沼の干潟には白鳥の一群が見えた。


白鳥の群れは動かずに、何かを待っているのか、じっとしている。水面には静かな時間だけが流れていた。


撮影会は午前10時半をもって終了した。自分は先輩の車に同乗させてもらい、いったん館林駅前に出た後、駅前のうどん屋でお土産を買って帰宅の途につく。埼京線北戸田駅まで送ってもらうと、そこで先輩と別れて、自分は埼京線と武蔵野線、中央線を乗り継いで帰宅の途についた。
午後になって雨は止んだ。昼間の気温は4℃で北よりの風が吹いている。氷のように冷たい空気で手指がかじかみ、風が凍えるように感じられる。家に着くと、熱い風呂に浸かって体を温めた。

夜、ゴミを出すために外に出た。雨は降っていなかったが、上空には厚い雲が広がっていて、路面はしっとりと濡れている。シャーベットのようにシャキシャキと音を立てているかのような凍えるような風が吹いていた。湿った空気が氷のように冷たい。吐く息が白く見えた。

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