写真展めぐり＠新宿

今日は曇りときどき雨のち晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、自宅の窓から外を見ると、水煙が上がるほどの強い雨が降っている。空は明るくなっていて、そのうち、雨が上がるような気配だが、雨脚が衰えるような気配はない。今朝、体温を測ると、平熱（36.2℃）に戻っていた。関節の痛みも取れて、スッキリとした朝を迎えた。
今朝の気温は22℃で、北よりの風が吹いていた。雨が降っているために湿度が高く、朝から蒸し暑い。今日は通常出勤のために、早朝に家を出た。自宅を出たときはまだ雨脚が強かったが、駅に向かうにつれて、雨の降り方も次第に弱まってきた。

電車に乗って新宿駅に向かう。雨は武蔵境駅を通過する頃には止んでいた。新宿駅に到着して外に出ると、雨が降った形跡は無く、路面も乾いている。上空には厚い雲が広がっていて、湿った北風が涼しく感じられた。日が昇るにつれて、空が明るくなってきた。
日中は曇りで、新宿は雲が切れて、雲の間から青空が垣間見えているものの、大気の状態が不安定で、都内では所々に雷雲が発生して激しい雨を降らせているようである。昼間の最高気温は31℃で真夏日となった。日射しは無いものの、昼頃から南よりの風が吹いてきて湿度が高く、ムシムシとした陽気である。お昼休みに外を歩くだけで、汗だくになってしまった。

今日はなんだか精神的に疲れたので、午後２時間の時間休を取ることにした。特に予定は無かったのだが、昨夜の発熱もあって、ちょっと病み上がりな気分である。夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれる前に、出来ることなら座って帰りたい。このまま帰宅しても良かったのだが、久しぶりに新宿西口にあるカメラメーカーのショールームで開催されている写真展を廻って見ることにした。
最初にエステックビル地下１階にあるOMデジタルソリューションズ株式会社のショールーム「オリンパスプラザ東京」に足を運ぶ。


今日から26日まで「オリンパス鉄道フォトウィーク 2021」を開催していて、オリンパスギャラリーでは、第９回火車撮影家集団写真展「世界の線路端からIV」、クリエイティブウォールでは、小竹直人写真展「OM-Dで捉えた鉄道写真 ～新たなる表現への挑戦～」を開催している。


第９回火車撮影家集団写真展「世界の線路端からIV」では鉄道写真家による国内外の鉄道写真が展示されている。また、小竹直人写真展「OM-Dで捉えた鉄道写真 ～新たなる表現への挑戦～」では自分も持っているOLYMPUS OM-Dシリーズのカメラを使用した鉄道写真を展示している。今後の参考にしたい。
写真展を一巡すると、「オリンパスプラザ東京」を出た。続いて向かったのは新宿センタービル中地下１階にあるリコーイメージング株式会社のショールーム「リコーイメージングスクエア東京」である。


「リコーイメージングスクエア東京」では、はっとり・よしをコレクション「高田美 パリのまなざし」と友遊撮影倶楽部「古代蓮とレンゲショウマ」の２つの写真展を開催している。


はっとり・よしをコレクション「高田美 パリのまなざし」では写真家高田美の撮影した作品を展示している。写真を見ていると、エドガー・ドガのバレエを扱った絵画を想起させる。印象的な写真が多く、見ていても飽きなかった。友遊撮影倶楽部「古代蓮とレンゲショウマ」は写真教室のクラブの写真展である。どの写真も印象的で面白かった。
展示会場の写真をぐるりと見て回ると、「リコーイメージングスクエア東京」を出た。続いて向かったのは新宿エルタワー28階にある株式会社ニコンのショールーム「ニコンプラザ東京」である。


「ニコンプラザ東京」の中には、ニコン企画する写真展「THE GALLERY」と公募制写真展示会場「ニコンサロン」があり、それぞれで写真展を開催している。
写真展「THE GALLERY」では写真家半田菜摘写真展「Pirka」が開催されている。この写真展では北海道に生息する多種多様な野生動物たちを扱っている。モモンガやヤマネ、フクロウ、キタキツネなど、動物の写真は見ていても飽きない。ちなみに「Pirka」（ピリカ）とはアイヌ語で美しさと訳されるとのこと。


一方、公募制写真展示会場「ニコンサロン」では宇賀神拓也氏の写真展「かがむ人」が開催されている。日本の農作業を扱った写真で、田畑でかがんで田植えをしたり、収穫をしたりしている人たちの様子を撮った写真が展示されていた。
写真をぐるっと見て廻ると、「ニコンプラザ東京」を後にする。そろそろ、夕方の帰宅ラッシュに巻き込まれる時間帯に突入する。せっかく時間休を取ったので、その前に電車に乗って、あわよくば座って帰りたいところである。

新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。なんとか、席に座ることが出来たので、瞼を閉じて、眠気に身を委ねた。しばらくして、電車が多摩川を渡る音に気付いて目が覚めた。もう日野駅に到着するところである。立っているときは長く感じるが、寝てしまうとあっという間に日野駅に到着してしまう。
駅に着いて電車を降りると、改札を抜けて甲州街道に出た。家路を急いでいると、夕日に照らされて赤く染まった西の空に浮かんだ雲のシルエットを背景に、横田基地から飛び立った軍用機が横切っていくのが見える。雲の上は既に暗くなってきていて、西の高い空には弧を描いたような月が浮かんでいた。