
今日は晴れ。今朝は4時に起床した。昨日用意した機材を詰め込んだカメラバッグを担いで、5時に家を出ると上空には雲が広がっている。西の空は雲が切れているものの、東の空には厚い雲がかかっている。これは期待できないなと思いつつも、昨日買ったレンズヒーターの性能試験も兼ねて、目的地の河原に出かけることにした。目的地までは自宅から歩いて30分ほどで到着する。
今朝の気温は-3℃で、心配していたほどの温度にはならなかった。西よりの風が吹いていて、体温を容赦なく奪っていくかのように風が寒い。アスファルトは氷のように冷たく、靴を通して足の指がかじかむようである。辺りはしんと静まりかえっていて、時折、多摩川の水面から鳥の鳴き声が聞こえた。
途中、多摩川にかかる立日橋を渡る。橋の上には多摩都市モノレールの軌道が走っている。道路の交通量はほとんど無く、奇妙な風景である。整然と並んだ街灯がとても美しく見える。
目的地に着くと三脚をセットし、カメラを固定してレンズヒーターを装着する。更にリモートケーブルをカメラに装着して、カメラを日の出の方向に向けた。後は日の出の時刻を待つだけである。
今日の日の出は6時51分(東京)である。次第に橋の上のあたりの雲が赤くなってきた。しかし、東の空に昇ってくる太陽を見ることは出来なかった。だんだんと空が明るくなってきたものの、西から厚い雲が押し寄せてくる。今日はもうあきらめよう。
機材を片付けると、帰宅する前に多摩川の護岸から水面を見渡した。目の前には、アオサギやカワウが川の中に置かれたコンクリート製のブロックの上で羽を休めているのが見える。
残堀川を渡ろうとすると、水面にサギとカモがいた。
橋を渡り、多摩川沿いに日野駅に向かう。西の方角には山々の稜線がくっきりと見えている。ここは東京ではないみたいだ。
線路沿いに日野駅に向かう。途中で2匹のネコに会った。ずいぶん丸々としている。
家に着くと、次第に雲が切れて日が射して来た。日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっている。朝の空模様が恨めしくなるような空模様である。昼間の最高気温は8℃で、南よりの風が吹いている。湿度が低く、風が氷のように冷たかった。
午後は自宅で過ごす。
日が沈むと、再び空が暗くなってきた。