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江の島巡り

2024年12月29日 | おでかけ


今日は晴れ。今日は9時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見渡すと、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。外気の冷たさがガラスを伝わって室内に伝わり、冷気が足下に下りてくるように感じられた。団地の前庭には降り積もった落ち葉が日射しを受けて眩しく見える。すっかり葉を落とした木々の枝の間を鳥が飛び交っているのが見えた。
今日は江の島にイルミネーションを見に行くことにした。関東三大イルミネーションにも認定されているイルミネーションは一部会場を除き、11月23日~2月28日の期間で開催されている。点灯時間は17時~20時(一部会場は21時)となっており、それほど早く行く必要は無い。とはいえ、江の島まで行ってイルミネーションだけを見るのも勿体ないので、江の島を少し廻るつもりで、昼前に外出した。

日中は晴れ。西側の空に雲が少し見えているものの、突き抜けるような青空が広がっていた。昼間の最高気温は12℃で湿度が低く、東よりの風が吹いている。外に出ると空気が氷のように冷たいものの、日射しがポカポカと暖かい。風はほとんど無く、清々しい陽気である。上空を鳥が飛んでいくのが見えた。
日野駅から電車に乗って八王子駅に出ると、横浜線に乗り換えて町田駅に出た。町田駅からは藤沢駅まで小田急線江ノ島線で向かう。藤沢駅前の居酒屋でランチを食べた後は、再び江ノ島線に乗って片瀬江ノ島駅に向かった。

片瀬江ノ島駅で下車すると、駅を出て片瀬東浜に出た。風が強く、海上にはさざ波が立っている。海上にはウィンドサーフィンが疾走していて、波打ち際には多くの人が散策していた。太陽の光を受けた海面はキラキラと輝いていて、空も海も眩しく見えた。


片瀬東浜から弁天橋に出ると、江の島に渡る。江島神社の境内には入らずに、御幸橋をくぐって、御岩屋道通りに出た。江の島頂上部分から岩屋洞窟にかけて続く商店街を歩いて稚児ヶ淵に出る。


島の西南端の岩屋海岸周辺に広がるこの辺りは江の島の隆起現象と海食で生まれた景観が広がる。打ち寄せては砕ける波の向こうには富士山と烏帽子岩が見えた。


上空にはトンビが飛んでいるのが見える。


やがて日が傾いてくると、沖合に見える大島と山々のシルエットが影絵のように見える。大島の右手には三宅島の島影も見えた。


富士山の南側に夕日が沈むと、海水の溜まった稚児ヶ淵がオレンジ色に輝き、富士山の姿が黒々と見える。この辺りは夕日の美しさで知られていて、「かながわの景勝50選」にも選ばれている。波しぶきに湿った風が凍えるように冷たく感じられた。


日が沈むと、夕日のかけらを受けたように富士山がほんのりと赤く見える。


空が暗くなってきたところで、御岩屋道通りを登って、江の島頂上部分に向かう。江の島頂上部分には「江の島サムエル・コッキング苑」がある。


ここは自分が藤沢に住んでいるときは「江の島植物園」と呼ばれていたが、2003年に「江の島サムエル・コッキング苑」として生まれ変わったとのこと。江の島の貿易商サムエル・コッキング氏が明治に造成した和洋折衷の庭園跡で、苑内には展望灯台「江の島シーキャンドル」がある。この灯台は苑と同じく2003年にリニューアルされたとのこと。「江の島サムエル・コッキング苑」はイベントが無い場合は終日無料だが、イベント開催時は17時以降、有料となるとのこと。入口で「シーキャンドル&コッキング苑セット券+ナイト」を買うと苑内に入った。
正面のエントランスには「湘南の宝石」とかかれた看板が掲げられたオブジェクトが設置されている。関東三大イルミネーションに認定された宝石イルミは湘南の海の揺らぎと広大な星空を思わせる空間で、繊細かつダイナミックな世界が広がっている。


苑内はディズニーランドを思わせる混雑ぶりで、シーキャンドルに登るには30分待ちとのこと。ちなみにシーキャンドルに登るためにはシーキャンドルの真下で整理券を発行してもらう必要がある。
まずは苑内をぐるりと廻った。エントランスを過ぎると右手奥にはウィンザー広場と呼ばれる温室の遺構がある。


ここからシーキャンドルを見渡すと星の海にシーキャンドルが屹立しているように見える。


シーキャンドルに向かって歩いて行くと、湘南シャンデリアという名称の付いた光のトンネルが見えてくる。


青い光に包まれたトンネルの中央にはシャンデリアがあって、華やかな空間となっている。


横にそれると、暗い植物園の中に光が散りばめられているように見えた。


植物園の中を歩きながらシーキャンドルに向かう。


整理券の番号が来たので、シーキャンドルのエントランスに入った。エレベーターで海抜101.5mのガラス張りの展望室に到着すると、そこから階段で屋外展望台に上る。上空には澄んだ暗い空に星が瞬いている。しかし、風が強くて凍えるように寒い。
LEDの冷たい光に照らされた苑内を見下ろした。その先には明るくライトアップされた弁天橋が延びていて、湘南の街並みの夜景が望める。灯台のサーチライトが規則正しく廻っているのが見えた。


しばらく屋外展望台と展望室を廻って、夜景を眺めると下に降りた。湘南シャンデリアの脇には江の島サムエルコッキング苑内に植えられた3万本の早咲きのウインターチューリップが咲き誇っている。さまざまな色のチューリップはLEDの光に照らされて、鮮やかに見えた。


脇道に入ると、うっそうと茂った木々の中にホタルが舞っているかのような幻想的な世界が広がっている。


そのまま進んでいくと、エントランス広場に出た。時計を見ると、既に午後8時を廻っている。3時間近く苑内を歩き回っていたらしい。
だいぶ疲れたのと、お腹も空いたこともあって、サムエル・コッキング苑を出た。江島神社の中津宮と辺津宮を経て弁財天仲見世通りに降りる。参道の両側の店は既に閉店していて、街灯が道を照らしていた。弁天橋を渡り、小田急線片瀬江ノ島駅に着いた。ライトアップされた駅舎はまさに華やかな竜宮城に見える。


改札に入り、電車に乗って藤沢駅に到着すると、駅前の飲食店で夕食を食べて帰宅する。電車を乗り継いで日野駅に到着する頃には既に夜11時を廻っていた。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、星が瞬いているのが見える。風が氷のように冷たく感じられた。


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