今日は、夫と新橋演舞場へ「流白浪燦星(ルパン三世)」を観に行った。
早めに行って、銀ブラとしゃれ込む。
まずは腹ごしらえ。
「三め」さんで三品ご飯。
銀座ご飯は予約しないと難しいかな、と色々な所に前日かけたら
全て埋まっていて、こちらだけは「そのまま来て頂いて多分大丈夫ですよ」と。
確かに、時間前に行っても空いていて、一番乗り。
基本的に少し甘めで薄味。
この薄味は、丁寧な仕事だからこそ。
ちゃんと出汁をひいた和食の底力。
当たり前のようで当たり前じゃない昨今。
美味しく頂きました。
水菓子の果物までも美味しい。そして湯飲み、
鳥獣戯画が描いてあって愛らしい。
湯飲みも、ご飯茶碗も、ギリギリまで薄くて私好み。
特にご飯茶碗は朝顔型でたまらん。
早めのご飯だったので、12時台なら狙い目かと思って
「S屋」へ。
狙い通りで、待つのは3組目。
久しぶりにこちらのパフェ食べて大満足。
フルーツの美味しいパフェを出す店は数あれど
こちらは、ゼリー、シャーベット、アイス、クリームもパーフェクト。
それらのバランスも最高なのよね。
その後も、「K堂」で来年の干支物を買ったり、年末を楽しむ。
ホコ天もあって、人も多くて、もう、年末感ありあり。
「銀座の小さな春画展」2時に予約していた展覧会。
映画とのコラボ?展。
春画は、時代物を描くときに、着物の柄がハッキリ分かる物が多いので
漫画アシ時代は、かなり参考にして、着物を描いた。
小さいギャラリーで、人数が絞られているので、
それも何だか秘め事みたいで宜しい。
若い女性グループが多かった印象。
グッズも中々しゃれが効いていてつい購入。
美術展の後は、三越地下へ。
凄い人だったので、お目当てだけ買って早々に退散。
新橋演舞場までプラプラ歩いて行く。
今日は12月とは思えぬ陽気で、歩くのも楽しい。
時間が余ったので、演舞場前の喫茶店「E花」へ。
60年以上営業されているとの事で、私が築地に住んでいた頃には既にあったのね。
演舞場の前はよく通っていたけれど、子どもだったからねぇ・・・
もしかしたら、親に連れられて入ったことあったかもしれないけれど。
店内に宮本亞門氏の写真が飾ってあってけれど、ご実家なのね。
ザ・昭和の喫茶店という感じ。
夫と開演前にちょっと腹ごしらえ、と、サンドイッチを1つ頼んでシェアしたけれど
これが、もの凄く美味しかった!
玉子とツナが一緒なのって、意外となかった組み合わせ。
野菜の方もマスタードの塩梅が絶妙。
一口サイズで食べやすいし、着物の人とか嬉しいと思う。
そしていよいよ「流白浪燦星(ルパン三世)」
新作歌舞伎って観たことがない私。
でも、古典でも十八番で派手なのが好きなので、
白浪物と思えば期待が高まる。
先日、映画でラブリン観てきたばっかりだし。
笑也の不二子ちゃんも楽しみ。
果たして・・・いやぁ、もう、てんこ盛り!
派手派手豪華豪華!演者さん大変だったと思うわ。
歌舞伎観て、あんなに、声出して笑ったの初めて。
夫も私もルパン世代だしね。
ラブリンのルパン伊達男っぷり。松也の五右衛門カッコイイ!
そして、笑也の不二子・・・65歳ですぜ、美しすぎですがな。
他にも次元も渋いし、銭形の中車は顔(したまつげ)、まんまですやん。
彌十郎の花道は、天晴れの一言。
なんと言っても「白浪五人男」勢揃いの場をやってくれたのが
最大の見せ場だった!
馬鹿みたいに拍手してしまったよ。
やり過ぎず歌舞伎になっていた「ふ~じこちゃ~ん」も
「ルパ~ン」も最高。
そして、三味線ルパン音楽が粋で、CDとか配信で出ないかしらん。
幕間で売店で買ったお菓子をむさぼり食う夫婦。
本当は、芝居がはねたら、電車乗る前にレストランに行く予定だったが
サンドイッチも食べたし、特急列車の予約も1時間前倒しでそのまま帰る事に。
でも、足りなかった夫はケバブを買って車内で食べてたけれど。
(特急列車だからね、こういう時は便利)
パンフレットとクリアファイル。
小判型の物は、最後に降ってきた物。
歌舞伎の楽しさ満載なので、初めての人の入門編としてもお勧め。
いやぁ、今日は濃い「銀ブラ」だったわ。