なす日々

何かを成すつもりが、気がつけばこの歳に・・・でも、生きていれば何かは成している。

ネコの爪痕

2025-02-01 08:27:54 | 仕事

漫画家は猫を飼っている

 

・・・まぁ、勿論すべてではないが

かなりの高確率で飼っている気がする。

 

私の場合、実家で飼っていたが結婚してからは飼っていない。

(同居の姑の室内犬がいたが)

 

私は猫好きなのだが、実は仕事場には猫を入れたくない。

最初の仕事がグラフィックデザインだったせいもあるのか

猫毛が気になるからだ。

特に表とか作るときに烏口の先に猫毛があったりしたら・・・

今はアナログで作ることもないだろうけれどね。

 

漫画は印刷するので、多少汚れてもホワイト(修正)すれば

カラー原稿以外問題ないのだが(今はデジタル主流だから尚更)

昔は、原画のままで出すデザイン仕事があったりしたので

修正なしで作る必要があったのだ。

 

お金をもらう仕事の前は、普通に猫と寝ていたのだが

それ以来、自室は猫立ち入り禁止にした。

 

それでも、目を盗んで入られたことがあり、

今日、漫画のコマ割りをしていた時に

間違った鉛筆線を消しゴムで消した後

目の前にあった羽箒で払おうとしたら・・・

猫の爪痕発見。

正確に言えば、齧られたんだけんども。

 

これは、高校生のころ、学校で買わされた画材の1つだった。

でも、意外と使わなくて、私も今回たまたま目の前にあったので

久しぶりに手に取ったのだが、大抵はティッシュで代用してるな・・・

 

これを齧った猫は、最後に飼った猫であり

そして、その猫は、アシをしていた大御所漫画家さんから

譲られた猫であった(保護した仔を貰った)

 

この猫、野良ちゃん気質とベタ甘気質と犬に育てられたせいか

犬気質があって、非常にユニークな猫であった。

 

当時は田舎で、今ほど猫室内飼いがポピュラーではなかったので

この子も、外に自由に出られたのだが

餌が足りないと、スズメを摂って食べていた。

(エサは十分に与えていて、ダイエット食にしていたほど)

 

やっぱり美味しい匂いがしたのかしらん?

それとも本能?

 

齧られた痕を見て、その猫を思い出し

ちょっとしんみりとしてしまった。

 

いつかは、また、ネコを飼いたいと思いつつも

息子に猫の毛アレルギーがあり、飼えずにいるのだが

息子が独立するころには、我々夫婦も60をとうに過ぎているので

子猫から飼うのは難しいかも・・・

お別れするのも悲しいしね・・・


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