前回、聴覚障害以外の障害者のウォーキングクラブへの参加について触れた。
以前、精神障害者の作業所でアルバイトをしたことがある。昨年、そこで知り合った人と、
ウォーキングの途中で、久しぶりに会った。「今日は何をしているの」と聞かれたので、
毎日10㎞歩いている頃だったので、そのことを伝え、OOさんも歩かないかと誘った。
返事は”NO”に近いものだったが、次に会ったら又誘ってみようと思った。
車いす使用者の場合であれば、コース上に数段以上の階段、不整地がなく、
トイレの確保さえきちんとすれば、受け入れは可能だ。会員として受け入れる場合、
全て例会でこのようなコースを設定するのは難しい。
6~7割方そのようなコースを設定することは可能だと思う。
視覚障害者では、障害の程度によって違うが、全盲の場合、手引き者を配置すれば良い。
弱視の場合、手引きないし、サポーターがいればこれも参加可能である。
知的障害、学習障害、内臓疾患等々、障害別に対応策は違ってくるが、
組織として対応する姿勢さえ整えられれば、受け入れ可能な例は多いと思う。
いずれの場合も、介助者をどうするか、自前とするのか、会として対応するのか。
会としての対応となると、賛否両論が湧き起こるだろう。
また、コースに制限がでてくることについてどう考えるのか、
受け入れられないという意見が出るかもしれない。
社会的な役割をどう考えるかということが、分岐点になるだろう。