子どもの貧困が広がっているというNHKのニュースを見た。
実際の高校生が、自分の貧困に気がついた例を話していた。
たいていの家にはパソコンがある。その子の家ではパソコンが買えず、
1,000円で、キーボードだけを買ってくれたとのこと。
パソコン入力の技術が伸びないので、母親が買ってくれたそうだ。
そのことで、自分の家庭の貧困に目を向けるようになったという。
これにも驚きといえば驚きだが…
その経験を、ある発表会で語ったところ、出席した高校生の反応があり、
「そのような現実があることを初めて知った、何かできることをしたい」
と発言していた。
私は驚いた。そんなことも知らないのか。
想像力以前の問題なのかもしれない。
世の中のありようがわからなくなっているようだ。
原子力や、日米安保、沖縄などなどについても、
想像力以前の状況になっているのかもしれない。
今も昔も、知らせたくないことは隠しているが、
このわからなさは、何か異常じゃないのかと、疑念を持った。