雲南市内の皆伐現場のパトロールをしました。
この現場は、事業地内に森林作業道を開設し伐採した木を枝をつけたまま土場まで集材後、土場で枝を取り除いて幹を必要な長さに切断し大型トラックで需要先へ運材する生産方法としています。
曲がって使えない幹部分や枝などは、木質バイオマス用の木材としてチップ工場に運材されます。
林地残材はかさばり一度に多くの量が運べない割には低価格で取引されるため、林地残材を集めて運ぶことが効率的にできない事業地では利用されないことがあります。
この現場は、土場まで全木集材(伐採した木を枝を取り除かず幹も切断せずそのままの状態)することで、枝などもトラックが入れる土場に集積されるので効率的に運ぶことができます。(林地内で枝などだけを集めて運ぶ必要がありません)
全木集材の方法もいろいろあり架線集材が代表的ですが、この現場ではグラップルで行われていました。架線集材は架設と撤去に大きな労力が必要となることから比較的大きな事業地で行われ、小規模現場ではこのような方式で行われることがあります。